Excelで学ぶ量子力学: 量子の世界を覗き見る確率力学入門 (ブルーバックス 1347)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (278ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062573474

作品紹介・あらすじ

行列力学、波動力学、経路積分を超えた量子力学の第4の枠組=確率力学を駆使して、量子の動きをExcelで視覚化する。目に見えない量子の世界を確認しながら理解できる画期的入門書。

感想・レビュー・書評

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  • 手順ありき。経路ね。

    時を捨象するためにも重要。それにより、生命も誕生するか。デジタルネイチャーってのにも通じるか。

  • Amazonへ中古を注文、新品は見つからず。
    2014年7月10日に注文し、7月12日に手元に届いた。

  • 購入したのは2001/11/06。だいぶ前です。
    発行日直後に買っているようですが、情報を何から得たのかわかりません。書店店頭で出会ったとも思えませんが。

    これに関しては以前、こんなことを書いてました。

    |   二重スリットを量子(光子,電子等)が通過するときには、
    |  スリットのどちらを通過したかを原理的に決定できないことは
    |  光子の裁判@朝永振一郎以来の原理原則だと思ってましたが、
    |  ネルソンが提唱する 確率力学 では、どちらかのスリットを
    |  通ったことが表現できるのだそうです。
    |  つまり、個々の量子軌道が表現可能なためにエクセルを用いた
    |  軌道表示が可能で、この点で「Excelで学ぶ量子力学」だと。

    | いずれにせよ、何となくわかったような気になるところが凄いところです。
    |(PATIO#26334 2003/01/05 16:02)

     どんな内容だったかな、と読み返そうとしてみたら、あら不思議、3年しか経っていないのにもう難しくて読めなくなってます。

    | ところで、この本を読んでいて考えたことが一つ。

    | セルA1:A2000に =RAND()-0.5 、
    | セルB1:B2000に =RAND()+RAND()+RAND()+RAND()+RAND()+RAND()+
    | RAND()+RAND()+RAND()+RAND()+RAND()+RAND()-6

    | セルD1に 0.5
    | セルD2:D21に =D1+0.05
    | セルE1:E21に {=FREQUENCY($A$1:$A$2000,$D$1:$D$21)}(配列数式)

    | と入力します。D列を使って棒グラフを作れば、ほぼ平らになります。
    | つまり、RAND()-1/2 は、-1/2~1/2 の範囲で一様分布しています。
    | 次に、次のように入力し、同じように、G列でグラフを書きます。

    | セルF1に 6
    | セルF2:F121に =D1+0.1
    | セルG1:G21に {=FREQUENCY($B$1:$B$2000,$F$1:$F$121)}(配列数式)

    | いかにも正規分布のようなグラフが得られます。中心極限定理です。
    http://www.kwansei.ac.jp/hs/z90010/sugakuc/toukei/tyuusin2/chuusin.htm

    | セルI1に =AVERAGE(A1:A2000)
    | セルI2に =STDEV(A1:A2000)
    | セルI3に =(1/I2)^2
    | セルJ1に =AVERAGE(B1:B2000)
    | セルJ2に =STDEV(B1:B2000)

    | と入力しますと、I1,J1はおよそゼロ値に、セルI2(とI3)から、RAND()-1/2
    | の標準偏差が 1/SQRT(12) になることがわかります。セルJ2は約1、つまり、

    |   B1:B2000は平均0標準偏差1の標準正規分布に従う分布からの抽出標本

    | となっています。

    | 現実社会で出会うのは、正規分布に従う標本が多いと思うのですが、今まで
    | 乱数(標本抽出)と言えば RAND() による一様乱数しか必要としませんでした。
    | 考えてみれば不思議だなぁ、と。
    |(PATIO#26334 2003/01/05 16:02)

     不思議に思ってから3年。
     そもそも、RANDを使わないので、標本分布が問題になるレベルですらなくなってしまってます。
    [2006/04/24-25 ExcelWorld]

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著者プロフィール

岡山県生まれ.
   東北大学で天文学を,京都大学と名古屋大学で数理物理学を学ぶ.
   スイス・ジュネーブ大学理論物理学科講師,東芝総合研究所研究員,
   ノートルダム清心女子大学大学院人間複合科学専攻教授を歴任.
   大東流合気武術佐川幸義宗範門人
   著書は『数理物理学方法序説(全8巻+別巻)』(日本評論社)
   『量子力学と最適制御理論』『脳と刀』『合気眞髄』『神の物理学』
   『神代到来』『量子医学の誕生』など多数.
        公式ホームページ  https://yasuekunio.com

「2023年 『合気五輪書(下)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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