微粒子から探る物性七変化: コロイドと界面の科学 (ブルーバックス 1392)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (233ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062573924

作品紹介・あらすじ

小麦粉の粉塵は、なぜ突然爆発したのか?まき割りをするように、物質を細かく砕いていくと、ある大きさの粒(=微粒子)になった時、それは、もとの物質とはまるで違う振る舞いを始める。その不思議な現象の数々を眺めながら、私たちの生活に深く関わる微粒子を解き明かす。

感想・レビュー・書評

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  • なかなか、広く浅く扱われているが、わかりやすく基礎も述べられているので、化学に興味を持つ高校生に良い本だと思う。

  • 古本屋へ

  •  なぜこの本を取ったのだったかな……近畿大学がSNSの内容からあなたにおすすめの本を紹介しますとかいうのをやっていて、そこで紹介されたような気がする。

     微粒子とは何かといえば、粉塵であったりコロイドであったり、とにかく細かくなった粒子のことである。
     「粉塵爆発」という有名な事象があるが、より大きな塊のときは決して爆発しない物質でも、細かい粒になると物性が変化するという一例である。表面張力、毛管現象なんていうのも関連がある。
     さまざまな微粒子を網羅し、それぞれについて詳しい解説がなされている……のだろうが、なんというか教科書的というか、全体的にのっぺりとしている。消臭剤だの洗剤だの、身近な事例が多くあってわかりやすいのではあるが、盛り上がりに少し欠ける。
     この分野に関する知識がないのでどうしたらよいのかさっぱり分からないが、面白そうな事象なだけにどこか残念でもある。

  • 文章がちょっと読みにくいところがあったが、泡や水と油など身近なものを微粒子的に知れて面白かった。

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