- Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062574617
作品紹介・あらすじ
人間のような知能を持ったロボットを通して「知能」の探究がこれから始まる。周囲の環境と関わり、学習・発達しながら人間のような知能を持ったロボット、それが「認知発達ロボティクス」である。「人間らしさとはなにか」という究極の問題に挑む。知能・ロボット研究者が見つめている先に何があるのか、最先端のロボット研究を通して垣間見る。
感想・レビュー・書評
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人間のような知能を持ったロボットを通して「知能」の探究がこれから始まる。周囲の環境と関わり、学習・発達しながら人間のような知能を持ったロボット、それが「認知発達ロボティクス」である。「人間らしさとはなにか」という究極の問題に挑む。知能・ロボット研究者が見つめている先に何があるのか、最先端のロボット研究を通して垣間見る。
序論―見えない「賢さ」をロボットで探る
0 子ども部屋の扉を開けて外へ―世界の認識
ロボット開発の次なるステップ
1 意味を取り出すためのハード―身体
身体を使って意味を知るロボット
2 学習する身体―脳
ロボットの脳をつくる
3 世界との関わりの中で揺らぐ自己の境界―カオス
ロボットにおける自己
4 環境との相互作用の第一歩―感性
ロボットに心をもたせる
5 人の心を探るロボット―心理
赤ちゃんから学ぶ心
6 知能を持つロボット―知能
ロボットの心はプログラムできるか
7 社会に参加するロボット―社会
コミュニケーションの実現詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
人間の認知や発達、そしてロボットにつながるおおきなストーリーを描くディスカッション集。
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10年以上前の本。だが、現今の機械学習の話もすでに多々出ており、この分野の研究は絶え間なく続き進化しているとわかる。茂木のクオリア云々の話はあまりピンとこないのだが、工学畑の人の、階層的に情報を処理する方式を考察するあたりが、面白かった。
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AI挫折により一度は見失われた知能の行方。
知能とは何かを、身体を通じた環境との関わりのなかに、新しく捉え直していく。 -
[ 内容 ]
人間のような知能を持ったロボットを通して「知能」の探究がこれから始まる。
周囲の環境と関わり、学習・発達しながら人間のような知能を持ったロボット、それが「認知発達ロボティクス」である。
「人間らしさとはなにか」という究極の問題に挑む。
知能・ロボット研究者が見つめている先に何があるのか、最先端のロボット研究を通して垣間見る。
[ 目次 ]
序論―見えない「賢さ」をロボットで探る
0 子ども部屋の扉を開けて外へ―世界の認識
1 意味を取り出すためのハード―身体
2 学習する身体―脳
3 世界との関わりの中で揺らぐ自己の境界―カオス
4 環境との相互作用の第一歩―感性
5 人の心を探るロボット―心理
6 知能を持つロボット―知能
7 社会に参加するロボット―社会
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
もっと軽く読めるかと思ったけど、かなり専門的な本だった。ロボットを通して人間の知能について迫ることを主題にし、様々なアプローチを取ってる研究者の人達がそれぞれの研究について紹介している。知能について、哲学、学習、発達原理などいろんな角度からの解説がなされていて、とても読みごたえがある。ただ、無理やり短くまとめた感はあったので、概論書的に使って、興味のある分野があったら他書でブラッシュアップするのが良いと思う。
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またよんでみよー
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浅田先生、石黒先生など最前線のロボティクス研究者による激しい議論が掲載されている。
研究者としての主張、自分のスタンスを明確に表明し、なおかつ他の研究者の難解な主張を瞬時に吸収する知識。
それすべてに鳥肌が立つのである。
茂木先生によるクオリアの解説も面白い。 -
05/05/06読了