- Amazon.co.jp ・本 (340ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062574761
作品紹介・あらすじ
「重力場って何?」「時空の曲がりって?」「『宇宙が平ら』ってどういうこと?」宇宙論に欠かせないポイントをわかりやすく説明したうえで、新しい観測結果から導き出された知見を解説。加速膨張する宇宙の謎、そして宇宙をあやつるエネルギーの正体に迫る。
感想・レビュー・書評
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宇宙への好奇心を益々かきたててくれる一冊。
よくここまでのことを人間が分かったものだと思う反面、まだまだ分からないことも多いのだなぁと、
とにかく関心するのみ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
展示期間終了後の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号 408//B59//1476
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配置場所:摂枚新書
請求記号:443.9||Y
資料ID:95050179 -
時間tに光速cを掛けてct(次元は長さ)として空間を表す三次元に加えて四次元時空を考える。時空の曲がりは質量によってもたらされる。一般相対性理論の式はこれを表しているらしい。
ハッブルは、遠くの銀河の後退速度vは天の川からの距離rに比例することを発見した。v=Hr。比例定数Hはハッブル定数。このハッブル定数がとても重要らしい。
宇宙の年齢は約140億年。
宇宙の平均質量密度ρは臨界質量密度ρ0に等しいから、宇宙は平ららしい(?)。ρ0=6×10E-27kg/m3。
ところが観測される物質の質量は遙かに小さい。銀河の90%以上は暗黒物質で占められ、更に暗黒物質を含めた物質全体も宇宙全体のエネルギーの30%を占めるに過ぎない。残る70%は暗黒エネルギーによって占められている。
暗黒エネルギーは空間が膨張してもエネルギー密度を一定に保ち、マイナスの圧力を生み出して空間に反重力効果を及ぼす。(難しすぎる。全く理解不能) -
いろいろな宇宙論の本を読んでいると、あるテーマをどういう風に解説するかという点にも興味がある。それは噺における落語家の味というものだろう。
そう言う点で言えば、この本は非常にわかりにくい。中途半端に数式を使っているせいで、イメージがよく伝わらない。物理学者の著者に対して大胆に言うならば、著者は宇宙を数式の上では理解しても、その宇宙の寓意をよく若手はいないのでは無いかと思う。それはモナリザの微笑みを色使い、額縁の大きさからの観点でしか語っていないのと同じで、宇宙観を持っていないからだだろう。 -
図書番号 111416822
請求記号 408||B||1476 -
[ 内容 ]
「重力場って何?」
「時空の曲がりって?」
「『宇宙が平ら』ってどういうこと?
」宇宙論に欠かせないポイントをわかりやすく説明したうえで、新しい観測結果から導き出された知見を解説。
加速膨張する宇宙の謎、そして宇宙をあやつるエネルギーの正体に迫る。
[ 目次 ]
第1章 重力は空間を曲げるのか?(「空間が曲がる」ってどういうこと? 重力の起源 ほか)
第2章 時空のからくりと重力理論(この世は3次元空間 曲がった平面―「曲面」 ほか)
第3章 やはり宇宙は平らだ(膨張宇宙が登場するまで ドップラー効果と赤方偏移 ほか)
第4章 誰が宇宙を膨らませているのか?(銀河までの距離の測定 ハッブルの法則からズレる意味 ほか)
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[ 参考となる書評 ] -
2007/4
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最新の宇宙論を元に現在の宇宙がなぜこうであるか、をわかりやすく解説されています。第1版に比べると物理論の部分が割愛されよりわかりやすく説明されている気がします。続けて読めばより理解も深まるのではないかと。