計算力を強くする―状況判断力と決断力を磨くために (ブルーバックス)
- 講談社 (2005年8月21日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (173ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062574938
作品紹介・あらすじ
計算の速い人ほど、答えや結果を予測し素早い判断と決断ができるという。生活やビジネス、入試などのさまざまな場面では筋道を読む状況判断力と決断力があるかないかで実力の差が歴然と現れる。そこで、いまからでも間に合う決断力・集中力を磨くためのとっておき計算テクニックを伝授。
感想・レビュー・書評
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「シンプルに考えなさい」とよく言われるけど、そう考えるためにはある程度テクニックが必要だということが分かった。
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計算間違いを多くする学生のイメ-ジ
利き手でない方を使わない→左手人差し指と親指の間に鉛筆の先が来ているようにする。
車のナンバーゲーム 4459→4+4+5+9=22→2+2=4(1桁になったらストップ)
☆9は足さなくても同じ結果になる。→?
NUMERO オーストラリア アルツハイマー病の進行を食い止めようと考案→このゲームを何度もすることで数字にかなり精通することができる。 -
この歳になって筆算を勉強するするとは正直思わなかった。
気付いたことがあります。
僕はやはり理系脳だということが。
難しい計算を簡単な形にして1つの答えを導き出す。
それをとても気持ちのいい作業と感じるというのはそういうことなのかと。
この本は色んな難解な計算を簡単にする考え方がのっています。
足し算から√計算までお受験する子なら塾の先生に教わってそうなことが書いてました。
『物の見方を変える』
目に見えてる事柄も複雑に絡み合っていて、実際見方を変えるだけで絡み合った糸がするすると解けていく。
たかが計算問題かもしれないが、こういう考え方をたかが計算問題の中から読み取るとこが大切なんだと思った。
世の中には絶対的な答えというのはなかなかなく、自分の納得解みたいな物が重要になってくる。
こういうたかが計算問題をどう社会とリンクしていくことが知識を智慧にできることなのかと。
楽しかったです。 -
「九九を使った計算視力」と「5をかけること、5で割ること」の部分だけで、知らない人にとっては十分モトのとれる本だと思う。また、中学生に「お釣り勘定法」を教えると「そんな方法があったのか!」と感動していたりもした。
なんの話かと言えば「18 × 15」を3秒くらいで解くとか、「33 ÷ 25」をやはり3秒で暗算するというような話。お釣り勘定の方は、「10000 - 8237」の引き算を「上から」計算するというような方法。
「なんだそりゃ知らないな」と思った人は本書を読めば得をする。誰でも直ちにマスターできるので絶対に損はない。
まあしかし。算数やら数学に興味を持ってきた人には「当たり前」の話が多いかもしれない。とくに本書は「知育」系というよりも「テクニック」系の話が多いので、「知ってるよお」と言いたくなるところが多いかもしれない。
ただ、知っていることも、きちんと整理してくれればそれなりに役には立つ。結構面白い本ではあった。 -
速算術の入門書として最適。基本を網羅している。また分数・少数変換法は、他の本にはあまり載っていないように思う。
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ド文系大学生の私はとても楽しく読むことができた。「暗記力」と「計算視力」が主なキーワードとしてそれぞれの計算に展開していく構成になっており、ドリル的な側面のある本だった。特に「計算視力」という発想は日常生活で十分に活用できるので実際に使おうと思った。
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すべてを取り入れるのではなく、自分に合っている、こっちのやり方のほうが効率がいいと思った部分だけ取り入れています。
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特に前半が素晴らしい。因数分解を理解したうえで、練習すると格段に計算が早くなると思う
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計算視力という考えが面白い。掛け算を駆使した計算のテクニックだけでなく、概算の話が参考になる。より速く適切に状況判断ができるようになりそう。