新しい高校物理の教科書―現代人のための高校理科 (ブルーバックス)

  • 講談社
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感想 : 30
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  • Amazon.co.jp ・本 (376ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062575096

作品紹介・あらすじ

これだけは学んだおきたい!
現代人のための「検定外教科書」
現代社会で生きるために必須の科学的素養が身につく

読んでわかるから面白い!現代人に必須の科学的素養が身につく検定外高校物理教科書

<本シリーズの特長>
●高校理科の内容の羅列でなく、「これだけは」というものにしぼった。
●丁寧な説明を心がけ、「読んでわかる」ことにこだわり抜いた。
●「なるほど、そういうことか!」と思わず膝を打つところが随所にある。
●クイズやコラムで、最後まで飽きさせない工夫をした。
●持ち運びに便利なコンパクトサイズ。

感想・レビュー・書評

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  • 力学の理解がまだ曖昧だったけど、これでだいぶすっきりした。
    各章のはじめに、身近な物理現象に関する素朴な疑問が呈示してあってそれがとてもいい。好奇心をうまく刺激してくれる。おかげで読み飽きない。

    それはそうと、本書で指摘されてはじめて気がついたけど、「放射能漏れ」という表現はたしかにおかしい。人間におきかえるなら、たとえば「歌唱力漏れ」っていうくらい変だ。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784062575096

  • やっと4冊読み終わった。あしかけ2年かかっていることになる。物理は自分が専門でしてきた内容だし、自慢するわけではないけど(ちょっと自慢)共通一次試験(センター試験ではない!)の物理では満点をとった。これしか自信がなかった。だから、たいがいのことは分かるだろうと、読むのを一番最後に回していた。なのに、力学はともかく、熱や波・電磁気の話になるとまったくと言っていいほどついていけない。数式の変形も追いかけられない。「ハー」とため息が出る。だいたい、学生時代に書いたノートなど見返してみても、全く何が書いてあるか見当がつかない。小中学生に理科の授業を提供するようになって、生物とか地学の知識は確かに増えたのだけれど、逆に物理の深い内容がどんどん消滅して行っている。さびしい限りだ。それでも、久しぶりに物理の本を読むといくらかはワクワクします。朝永先生の「物理学読本」を読んでから、もう30年近くにもなるのかと思うと、たいへん感慨深いものです。

  • 物理をある程度習った人だったら、より深く理解できて面白い。一度は読んでおきたい。物理の知識ゼロでも、確かに理解はできるとは思うが、かなり根気が必要だと思う。

  • 頭にいい刺激。物理の世界、もっと高校で楽しんでおくべきだったなあ。。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      ブルーバックスの「新しい高校●●の教科書」シリーズ?は、結構興味大ですが。
      他に読みたい本が有り過ぎて手が出せない。。。
      ブルーバックスの「新しい高校●●の教科書」シリーズ?は、結構興味大ですが。
      他に読みたい本が有り過ぎて手が出せない。。。
      2012/03/29
  • 小学生の頃に買って意味も分からずなんか面白いことが書いてあるとしか認識してなかったものが高校で物理学を勉強してから目を通すと書いてあることがわかる
    まさしくムスカ大佐の「読める、読めるぞ!」が体験できた。
    しかし長らく読んできたせいでとんでもなくボロボロに…

  • 久方ぶりに物理を勉強。難しいですね。

  • 2014-12-06

  • 昔、物理があまり好きではなかった。というのも、そのテストは覚えにくい数式を山ほど暗記して、文章中に出てくる数字から公式に当てはめられるものを見つけ、計算が最後まで上手く行けば正解、というやり方が『物理』をどれくらい理解しているかとまったく関係ないところで行われているように感じたからだ。
    そうして今、「やらなきゃいけないこと」から解き放たれてやり直してみると、これがなかなか面白い。

    『新しい高校化学の教科書』では、すぐに現実世界から遠い話に入ってしまったが、本書で説明する物理現象は、常に実生活に結びついている。物体の力、運動量、仕事、音、光。原子の世界の話においても、例えば光電効果について、速度が遅い=波長が長い限界周波数以下の赤外線では原子から電子が飛び出すエネルギーを与えられないため、紫外線のみが日焼けの原因となると説明する。赤外線が持つ熱エネルギーについては語られなかったり、電流と磁場は相関性のみが説明されたりと細部への疑問が尽きないところではあるが、そのような興味を与えることこそが、本書のような『教科書』が果たすべき役割だろう。

    物理現象を数式で表すということは、現実世界の因果関係の『なぜ』『どのようにして』を明らかにするということだ。進化、心理、経済、社会。全てが物理学に内包される時が、いつか来るかもしれない。

  • もう一度物理を勉強したい社会人にオススメ! 微分積分は使ってないので本格的な物理学とは違うけど、一般の人が読むには敷居が低くてよい。

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