脳研究の最前線(上巻) (ブルーバックス)

制作 : 理化学研究所脳科学総合研究センター 
  • 講談社
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本棚登録 : 187
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (362ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062575706

感想・レビュー・書評

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  •       ―2008.03.20

    創立10周年を迎えたという産学官協働のセンター監修による「脳とこころ」問題の最新理解を12名の研究者が集積する。上巻の副題は「脳の認知と進化」、下巻においては「脳の疾患と数理」と題される。

  • 105円購入2012-02-12

  • 2007年10月刊行。下巻とあわせてということになるが、現在の脳に関する研究を網羅的にまとめたもの。網羅的である一方、非常にわかりやすく書かれており、脳のことを知りたい時に最初に紐解く書籍だ。本書の目次をあげておくと、①脳のシステム、②脳の進化と心の誕生、③知性の起源、④言語の起源と脳の進化、⑤脳はどのように認知するか、⑥脳はどのように情報を伝えるのか、である。

  • 読みやすく書かれてはいるが、「最前線」を紹介する主旨の本なので、ある程度は脳に関する基礎知識がないと難しく感じるかも知れない。情報が断片的というか、脳の機能の一部についてのみ掘り下げている感もあるが、それは脳の全体像が誰にもわかっていないことの証拠なのだろう。
    テーマは「心」や「言葉」など一般の人も興味を持ちやすいものが取り上げられていて、専門家でなくても面白く読める本だと思う。

  • 脳科学の本は、脳の部位の説明にこだわりすぎて、複雑な脳の部位の名前が乱立しているので読みにくい

    要するに登場人物の見た目の描写にこだわりすぎて、肝心の人間模様(仕組み)が全然見えてこない小説みたいなもの
    「何がどうなって」の「何」に分量を割きすぎて、「どうなって」の部分が見えない

    要するに、「何」にこだわりすぎるのって、単なる単語の羅列で暗記科目のつまらない教科書みたいなものなのかもしれない。「どうなって」の部分がキチッと語られてると、それは始まりと終わりや動きのあるストーリーになるから、門外漢でも楽しめるのかも

  • [ 内容 ]
    第一線の脳科学者が語る脳科学の現在と未来脳研究のメッカ理化学研究所・脳科学総合研究センター創立10周年記念出版。
    上巻では、記憶や認知のしくみ、知性の起源、脳と精神疾患との関係について紹介。

    [ 目次 ]
    第1章 脳のシステム
    第2章 脳の進化と心の誕生
    第3章 知性の起源-未来を創る手と脳のしくみ
    第4章 言語の起源と脳の進化
    第5章 脳はどのように認知するか
    第6章 脳はどのように情報を伝えるのか

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    [ 参考となる書評 ]

  • 理研は色々面白そうなことをやってるな。

  • 皆のレビューとか読んだり、アマゾンおレビューとかみたが

    一般の方にもわかりやすく説明している?とか書かれていたが
    とんでもない!専門用語のオンパレードで論文読んでいるみたいだった。
    過去がどうだったかを知らないの人や脳についてあまり知らない人はオススメできないと思ふ。
    チンプンカンプンとはこのことだなと思いました。自分がソレ。
    出直してきます。。。

    もちろんわかりやすく書いている方もいらっしゃいました。だいたいの下りは〜最初は専門用語などほぼなしにこんな感じというな吹き出しで突如、専門用語が飛び交って????になります。
    ※最初の冒頭だけ良くわかります。
    教科書的な雰囲気を醸し出している印象。

    6人の異なる専門分野の人が約50ページ区切りで説明しているのだが、50ページではわかりやすく書こうとしても専門用語をつかわなければ収まりが悪いのかなと思いました。

    多分、この科学、学問を専攻している方はグラフ+説明も含まれてわかりすいのかな?!

    と思いました。

    うーん。もちょっと突っ込んで勉強する必要がありそうだ。

  • 100〜107

    119

    121

    180

    192

  • 只今精読中。
    最新の脳研究の様子が、一般の方にもわかりやすく、できるだけ平易に書かれている。今、脳研究はどれくらい進んでいるのかについて関心のある方にはぜひすすめたい良本。

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著者プロフィール

1997年、理研和光地区に設置された脳科学研究機関。通称「BSI」(Brain Science Institute)。創立以来、国内外から研究者が結集し、世界をリードする脳研究の拠点となっている。工学、計算理論、心理学まで含めた学際的かつ融合的学問分野を背景に、研究対象は、脳内の分子構造と神経回路の解明、認知・記憶・学習のしくみの理解、脳回路の数学的理解、脳疾患の発症機序の解明等まで幅広くカバー。「心」を生み出す「脳」の解明を目指し、学際的かつ融合的な研究を推し進めている。

「2016年 『つながる脳科学 「心のしくみ」に迫る脳研究の最前線』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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