アレルギーはなぜ起こるか―ヒトを傷つける過剰な免疫反応のしくみ (ブルーバックス)
- 講談社 (2008年1月22日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062575850
作品紹介・あらすじ
本来、病気から私たちの体を守るはずの免疫反応。しかし、そのシステムが「誤作動」したときにはアレルギー反応がおこり、一転、私たちを苦しめる。免疫学の進歩が明らかにしたそのしくみとは?花粉症や喘息、アトピー、食物アレルギーなどをとりあげ、いまや国民病ともいえるアレルギー疾患の全貌、そしてアレルギーとのつきあい方をわかりやすく解説。
感想・レビュー・書評
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アトピー、喘息、花粉症などコモン・ディジーズについて極めて冷徹にまとめた本書。基礎医学的な記載をふんだんに、しかし臨床医学の流れを無視することなく、、、いや、バランスのとれた本ですね。この業界はトンデモ本が多いので、本書のような良心的なアプローチを希求します。本当のことはわかりづらく、断言できないものです。
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アレルギーの原因について医学的な見地から説明した本は初めて読んだので色々と勉強になった。喘息やアトピーもアレルギーに起因するものがあるというのは意外だった。
ただ医学用語が繰り返し出てくるので専門外の私からすると読みづらかった。 -
専門的知識が必要なので、初学者がいきなり読むと後半になるにつれてついていけなくなる可能性は大です。生物分野に関わっている人が読むと理解が出来ておもしろいと思う部分が多いのかもしれません。
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【目次】(「BOOK」データベースより)
第1章 アレルギーが増えた理由/第2章 アレルギー体質はヘルパーT細胞が決める/第3章 喘息のしくみ/第4章 アトピー性皮膚炎のしくみ/第5章 食物アレルギーのしくみ/第6章 花粉症とつきあう方法/第7章 ステロイド薬と免疫のしくみ/第8章 アレルギーは治せるのか/第9章 現代人の基本体質・アレルギーと共生する方法 -
2019年3月30日 45冊目(3-16)
アレルギー反応をおこすものに対するバリア機能を強化すれば良い -
812円購入2011-02-09
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うーん。で、「どうやって治るか」の研究が進むことを切に切に願う。
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基本的な知識がまとまっている.
ただ,関連する主な細胞と分子を16種類がすべて強調(太字)になっているのが,かえってわかりづらいような.