新・現代免疫物語 「抗体医薬」と「自然免疫」の驚異 (ブルーバックス)

  • 講談社
4.22
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本棚登録 : 196
感想 : 16
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  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062576338

作品紹介・あらすじ

21世紀、人類はついに「免疫」の真実に迫り、巧みに操りはじめた! 抗体を戦略的に創り出すテクノロジー「抗体医薬」、人体に本来備わっていた精緻なシステム「自然免疫」。新技術と新発見が「免疫」の概念を一変させ、いま人類は関節リウマチをほぼ制圧し、感染爆発が懸念される新型インフルエンザや、死因トップのがんに挑みつつある。免疫学のはじまりからわかりやすく説き起こし、最先端の成果まで一気に読める!

感想・レビュー・書評

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  • 今を時めく抗体医薬と自然免疫がセットになったオイシイ一冊。

    他領域の患者さんをみる感染症屋は最近とくに多い抗体医薬が使われている患者に振れることが多い。かといって自分で使うわけではないので、そこは勉強が甘くなる。レミケード、エンブレル(これは抗体じゃないけど)、ハーセプチン、リツキサン、アバスチン、アクテムラ、ゾレア、、、他領域にまたがるこうした抗体医薬について基礎医学の文脈でぐぐっと勉強。

    自然免疫ももちろん感染症屋にかかわっているけど、ふだんの診療ではTLRの何番とか意識しているわけではないので、これも勉強はぼんやりである。こういう勉強はブルーバックスが一番ね。

  • 2021年9月期展示本です。
    最新の所在はOPACを確認してください。

    TEA-OPACへのリンクはこちら↓
    https://opac.tenri-u.ac.jp/opac/opac_details/?bibid=BB00282955

  • 新書文庫

  • ※286/286
    研究室
    抗体 歴史 免疫

  • タイトルに現代免疫「物語」とあるように、免疫について明らかになっていった歴史というか経過が書かれている。
    病気になった人が読むというより、研究者向けの本なのかな?難しかったです。

    自分memo:
    ショウガ料理を食べて免疫力アップ、などと言う時の免疫・・・自然免疫
    特定の病気に対する免疫、予防接種等で出来る免疫・・・獲得免疫

  • 抗体医薬・免疫学の基本的知識、自然免疫の凄さが分かります。
    タイトルに偽りなし。

  • 免疫学や免疫を利用した医薬開発の歴史。免疫細胞の単なる食作用と思われていたものが、複雑な物質のやり取りも含むものと判明し、従来の「獲得免疫」と対比される「自然免疫」と評価されるようになる、など。

  • 自然免疫、Toll-like receptorとかややこしくて全然わかってなかった分野なので勉強になった。
    アクテムラとか、抗体薬にも親近感がわいて良かったし。

  • [ 内容 ]
    抗体を戦略的に創り出すテクノロジー「抗体医薬」、人体に本来備わっていた精緻なシステム「自然免疫」。
    新技術と新発見が「免疫」の概念を一変させ、いま人類は関節リウマチをほぼ制圧し、感染爆発が懸念される新型インフルエンザや、死因トップのがんに挑みつつある。
    免疫学のはじまりからわかりやすく説き起こし、最先端の成果まで一気に読める21世紀の免疫物語。

    [ 目次 ]
    第1章 パンデミック・インフルエンザの脅威
    第2章 免疫学ことはじめ
    第3章 関節リウマチ克服物語
    第4章 がんと抗体医薬の物語
    第5章 モノクローナル抗体物語
    第6章 もう一つの関節リウマチ克服物語
    第7章 TNFの物語
    第8章 自然免疫物語
    第9章 自然免疫が解き明かしたミステリーの物語
    第10章 もう一つの自然免疫物語

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 2010/03/20:本屋でみかけて購入。
    自然免疫についてだけでなく最近読んだ本に出てきたSLEやリウマチといった難病の新しい治療薬についての話などが大変参考になりました。

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著者プロフィール

1939年大阪生まれ。大阪大医学部卒。医学博士。大阪大教授から、医学部長、大阪大学学長を歴任。インターロイキン6発見の業績で、ノーベル賞候補の呼び声も高い。
現在も、大阪大に研究室を構え、研究に携わる。

「2016年 『現代免疫物語beyond 免疫が挑むがんと難病』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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