ガロアの群論―方程式はなぜ解けなかったのか (ブルーバックス)

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062576840

作品紹介・あらすじ

悲劇の天才ガロアは、どのように考えたのか。

感想・レビュー・書評

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  • 数学という学問が、見つけたものを一般化していく作業を繰り返すものだと学べた。

  • 5次以上の方程式における性質について,ガロア理論は一つの到達目標となっている。本書の特徴は,できる限りガロアの考え方に寄せるように群論を記述したところである。一般の読者を想定している作りではある。

  • 最短で、著者なりにわかりやすくガロア理論を解説している。同じガロア理論でも伝え方のバリエーションは無数にあることを知る。私の体感的には先日読んだ金氏著の同じくブルーバックスがよく分かった。こちらは、参考文献が巻末にある。

  • 1832年5月30日の決闘の前夜、ガロアは親友シュヴァリエへの手紙に、彼の代数方程式の解の研究を書き遺した。悲劇の天才が考えたこととは?

  • 難しい。精読中。なんとかものにしたいガロア理論。

  • 【配置場所】工大新書B【請求記号】411.6||N【資料ID】91100311

  • 軽い気持ちで読んだけど、ちょっと後半は難しかった・・・
    数学の能力が足りなかったのか・・・

  • QRコードなどで使用されている誤り訂正理論を完全に理解するためには、ガロアの群論の理解が必須です。ガロアの群論初学者としては、ブルーバックスで出ている・・・、これだけで衝動買いに十分な動機づけでした。新書サイズの薄い本でどこまでわかり易く書かれているのか、期待して読みました。■良い点システムの説明とかで使われるような図解があり、ざっくりとした流れはわかりました。詳細がわからなくても、「こんな論理展開で五次以上の代数方程式の一般解が存在しないことを証明するのね。」というイメージが掴めます。■良くない点私の個人的な見解では、「大きな概念→少し細かい議論→詳細・例示」の順で記述されるのが一番わかりやすい文章構成だと思うのですが、そのへんが若干ぐちゃぐちゃな気がしました。私がよく理解できていないためなのからぐちゃぐちゃに感じるのかもしれないですが・・・そんなに高い本でもないですし、新書サイズ200ページもない本なので、まあまあかなというところです。やっぱりしっかり理解するためにはそれなりの専門書が必要だと思います。

  • トポロジーの本を読むと頻出する"群"という概念。ぼんやりとした定義ぐらいしか分からなかったので、読んでみた。
    非常に時間がかかった。再三読みなおし何度も逆戻りし、何とか理解しようとした。それでも、啓蒙書だからか結構論理を端折っている部分もあり、十分に理解できたとは言えない。ただ、"群"というものの意味は把握できたような気がする。数や演算だけではない概念なのね。それだけでもよかった。
    それにしても天才というものは凄いね。

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