図解・旅客機運航のメカニズム―航空機オペレーション入門 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 95
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062576895

作品紹介・あらすじ

安全でなければならない。快適でなければならない。定時でなければならない。これらを達成するために努力しているスタッフの役割と、張り巡らされたさまざまなシステムを、地上と上空の複合的視点から解説する。乗っているだけでは気づかない、旅客機運航の驚きの舞台裏。

感想・レビュー・書評

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  • 航空機の運航についてリアルに、分かりやすく説明されていて、楽しくあっという間に読んでしまいました。
    すぐに飛行機に乗りたくなってしまうような内容で大変充実していました。
    乗り物大好きな僕には大満足の一冊でした!

  • 交通図書賞受賞。旅客機を安全、快適、定時に運航させるためのスタッフの役割と張り巡らされたシステムのすべて。地上と上空の視点から解説。

  •  アメリカでパイロットをはじめ整備士や運航管理者の資格を取り、JALで働いたという著者による飛行計画を立てる段階から出発前の整備を経て、離陸、巡航、着陸、着陸後までの色々なクルーの動きやシステムについて説明したもので、サブタイトル通り「航空機オペレーション入門」。
     1つの航空機の運航にどれだけ多様な業務があるのか、ということを知るためには最適な本で、知らないことがたくさんあった。例えばチェックインした乗客が現れないとそのまま出発することになるが、「安全上の理由から、乗せていない旅客の手荷物を旅客機に積んで出発することはできない」(p.39)ので、その手荷物の入ったコンテナを探して、奥にあったら全部前のコンテナを出さなきゃいけないし、コンテナの中でその荷物を特定して、出して、また積み直して、というようにとても時間がかかります、というのは納得。また、パイロットが機種ごとに資格を取らないといけないというのは知っていても、キャビン・クルーも「乗務資格と呼ばれるもの」(p.67)があるというのは知らなかった。乱気流の起こる要素としてジェット気流と、あとひとつ対流圏と成層圏の間の「圏界面」で起こる、というのは知らなかった。機内食も、温かくしたいアントレと冷たいままのサラダを一緒にオーブンに入れて、「それだけを温めることができる特殊な鉄板(加熱板)」(p.173)で、アントレだけが温かくなる、なんてそんな便利なものがあるんだ、と思った。機体の揺れは、その揺れる方向によって、「ローリング」、「ピッチング」、「ヨーイング」に分けられる(p.179)、というのも知らなかった。特に「乱気流のなかで下向きの気流が起こっている」と、「揚力を生み出している翼の迎え角を小さくsしてしま」い、「揚力が急激に低下することから飛行機は急降下してしまう」(同)というのは、確かに飛行機に乗っていて「浮く感覚」を味わう時はそういう時なのかなと思う。さらに、「着陸後すぐにタイヤに触ると大火傷を負う」(p.228)というのも、そんなすごい摩擦が起きてるのか、と思った。そして、「飛行場カテゴリー」(p.237)があるというのも知らなかった。滑走路の長さで着陸できる・できないが決まるものだと思ったが、あるいはILSのカテゴリーのことかと思ったが、そうではなくて防災の基準で離着陸の可否が判断される材料になるものがあるというのは知らなかった。「消防カテゴリー」と言うのだろうか?調べてみたい。
     というように、決して難しくはないけれど、色々なことが知れる本だった。(15/08)

  • 飛行機に乗ってるとき、自分(乗客)以外は何をしているか、気になったことはないだろうか?飛行機から聞こえてくる音、窓から見える機体の動きなどに対して、何が起こっているのか不思議に思ったことはないだろうか?
    この本はそんな疑問にスッキリ答えてくれる。空港に入ってきた機材がまた空に飛び立ち、また次の空港に降りるまでの流れに沿って、いろいろな役割の立場から飛行機の運航について解説していく流れになっている。この構成のいいところは、最後まで読んだあとにもう一度最初から読み返すと、さらによく理解できるということ。

    それにしても、これだけ広い視野をもって飛行機の運航を語るためには、かなりの知識、経験、そして自分の仕事への誇りが必要になるはずだ。著者のそういう姿勢に対しても頭が下がる一冊だった。

  • 飛行機が空港についてから、次の便で出発するまで約60分。
    その間にいったい何が行われているのか?
    その後離陸→飛行→着陸まで、コックピットではどんなことが行われているのか。
    この一冊を読めば飛行機に乗るときの疑問が解決する?かも。
    20分で次の便になる海外のLCCではどこで時間短縮しているのか、気になりました。

  • 【配置場所】工大新書B【請求記号】538.8||M【資料ID】91100498

  • 旅客機運航の手順とそれに関わる人たち、関わり合い方を、実際のフライトを例に取り、実例を細かくなぞりながら紹介。
    パイロット以外にも飛行機に関わる仕事がたくさんあり、その仕事をイメージできる。
    出張の飛行機のなかで読んだので、離陸、飛行中、着陸の場面で、いまこのような状態なのかと想像を膨らませながら読み進めることができた。

  • 数字の多いところはぶっ飛ばしてしまった。
    読み物としてはどうかなあ。

  • 飛行機を飛ばすのって、やっぱり大変なんだなぁと実感させられる。
    次に飛行機に乗る時が楽しみになりました。

  • 文庫本にしてはマニアック。専門書ではないけど、アプローチ方法の概要までチャート使ってある程度詳しく書かれているのは珍しいと思う。すごくためになりました。

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