iPS細胞とはなにか―万能細胞研究の現在 (ブルーバックス)

  • 講談社
3.44
  • (6)
  • (24)
  • (27)
  • (6)
  • (1)
  • 本棚登録 :220
  • レビュー :40
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062577274

作品紹介・あらすじ

人体のどんな組織や臓器をも作り出すことができる万能細胞の実現は、医療に革命をもたらすと期待されている。iPS細胞の発見は、その扉を大きく開いた。しかし同時にそれは、世界規模の研究競争の幕開けでもあった。山中伸弥教授のiPS細胞を中心に、世界の万能細胞研究の現在を見る。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  •  発見から10年、当時の概要がわかりました。山中教授が、iPS細胞の作製を発表してすぐに、世界中でし烈な競争が始まりました。山中教授のすごさをあらためて感じました。教授は、最近は、開発のかじ取りとしての仕事も多いようで、しかも、そちらの才能もあるようです。実際の、成果はどのようなものがあるのか、知りたいです。

  • 1勝10敗。この言葉に日本の研究環境の現状がよく表れていると思う。日本は基礎研究が軽視されているし研究者の待遇が悪過ぎる。この分野でこのまま日本がリードできるか本当に危うい状況だ。
    CiRAには研究や臨床応用の実績だけでなく、こういった日本の研究環境改革のモデルケースとなって社会全体に波及効果をもたらすことを大いに期待する。

  • 文系でも読み物としてわかりやすい内容だった。研究そのもののメカニズムより、取り巻く状況や業界を俯瞰的に見られる。2011年情報なのは注意だけど、基本はわかる。

  • 人体のどんな組織や臓器をも作り出すことができる万能細胞の実現は、医療に革命をもたらすか。iPS細胞を中心に、世界の万能細胞研究の現在を見る。

  • なるほどー!

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB06453712

  • 読了。

  • マウスの皮膚細胞に4つの遺伝子を導入して培養するだけで初期の受精卵のようにいかなる細胞へも成長しうる、ES細胞のような万能細胞ができることを山中教授は発見し、これをiPS細胞と名付けた。iPS細胞は受精卵を壊して核移植をして作るES細胞とは作成方法が異なり容易であるとともに、倫理的問題も回避される。理論的には筋肉や骨、心臓など、どの細胞にもなりうるが、傷ついた臓器にiPS細胞を移植し再生をはかる、などの治療法には解決すべき問題も多くまだまだ実現しそうにない。目下の活用法は製薬などのスクリーニングに用いることのようだ。またiPS細胞の技術がアメリカ等の他国に追い越されることも危惧しており、特許取得等の戦略的戦いにも勝利しなければならないが、それはなかなか容易ではない。

  • iPS細胞というか万能細胞研究の現状を伝えてくれる。
    とっても分かりやすい。
    iPS細胞の可能性が理解できるとともに、諸外国の方がうまく利用できそうな現実もよく分かる。国内の研究体制を山中教授のノーベル賞受賞を機に再構築してもらいたいものだ。
    何より基礎研究への評価がもっと高まるような、基礎研究者が尊敬されるようになって欲しいなぁ。

  • iPS細胞とは何か、というのをきちんと知っておきたかったので読みました。2011/8の刊行なのでノーベル賞受賞前までの記載ですが、これまでの経緯がよく理解できます。年表があればもっとわかりやすかったと思います。一方で、どちらかといえば文系向けという感じで、ブルーバックスなのだから、もっと理系的にもう少しつっこんだ記述が欲しかったです。そこは他の本で補う必要がありますね。

全40件中 1 - 10件を表示

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジャレド・ダイア...
冲方 丁
三浦 しをん
ウォルター・アイ...
高野 和明
有効な右矢印 無効な右矢印

iPS細胞とはなにか―万能細胞研究の現在 (ブルーバックス)を本棚に登録しているひと

ツイートする