使い分けるパソコン術―タブレット、スマートフォンからクラウドまで (ブルーバックス)

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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062577366

作品紹介・あらすじ

iPadなどのタブレットやスマートフォンなど、次々に出現するデジタルツール。データストレージ、クラウド、SNSなど、多様なパソコン関連サービス。これらを全部使いこなそうとするのは、無駄な労力かもしれません。泥沼にはまりこんで時間を浪費するよりも、さっさと別の道具、別のソフト、別の発想に切り替えたほうがスッキリ解決するのでは?複雑化するデジタル世界を楽に生き抜くための「使い分け」を提言する一冊。

感想・レビュー・書評

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  • 使ったことが無い人は分かりづらい、ノートパソコン・ネットブック・iPad・iPhoneの違いについて書かれてあります。
    使わない、選ばないことも使い分けの一つだと説いています。

  • 冷静なユーザー目線に立った視点は、相変わらずの鐸木氏ならでは、である。

    本書では、タブレット端末やスマートフォンなどのハードウェアや、ツイッター、フェイスブックなどのSNSなど、最近のデジタル世界をめぐる話について、鐸木氏の見解が述べられる。

    個々の内容については、数年後には陳腐化している可能性は高いが、その視点については、学ぶところが大きいと思う。

    少なくとも、私は、iPadへの漠然とした憧れはなくなり、客観的になることができた。

    次は、動画の編集についての著作が読みたい。

    [more]
    (目次)

    はじめに  〜「使いこなす」から「使い分ける」時代へ

    1 iPad、買っていい人、悪い人
    ・今、コンピュータ端末はどうなっているのか? ……ネットブック、タブレット、スマートフォン
    ・iPadで誰もががっかりさせられる点 ……こんなこともできないの?
    ・わざと機能を制限して設計されている ……iPadの欠点は「計算されたもの」である
    ・iPad、買っていい人、悪い人 ……受動的ツールと割り切ればOK
    ・iPad使いこなしのヒント集 ……iTunesの同期を外す方法からオススメのソフトまで
    ・iPadソフトを使う……絶対に必要な定番ソフトを紹介

    2 タブレットとネットブックを使い分ける
    ・iPad以外のタブレット ……しようとポリシーの混乱がiPadの独走を容易にした
    ・アンドロイドタブレットは最後に勝利できるのか? ……オープンOSに期待
    ・タブレット時代にこそ見直したいネットブック ……iPadの半分強の値段で買える
    ・ネットブックをまともに動かす工夫 ……買ったまま使うな!
    ・環境を軽くしてくれるソフトを使う ……テキストエディタ、IrfanView、VLCなど
    ・いつでもどこでもネットブックをネット接続する ……WiMAX、モバイルルーターを使い分ける
    ・ネットブックはサブ機として生き残る ……なんでもできるという安心感
    ・ネットブック、今後の課題はOS ……アンドロイドに変わる次世代OSは育つか

    3 ケータイとスマートフォンを使い分ける
    ・iPhone対アンドロイドケータイ ……iPhone一人勝ちの状況は変わってきている
    ・スマートフォン、買っていい人、悪い人 ……本当に必要としている人がどれだけいるのか?
    ・スマートフォンはケータイではなくパソコンである ……人によってはパソコン離れもありえる?
    ・iPhone向きの人、アンドロイド向きの人 ……スマートさを求めるならiPhoneが無難?
    ・スマートフォンは災害時に強い? ……地震直後につながらなくなった一般ケータイ
    ・スマートフォンを使いこなしている人とは? ……ビジネスマン型とタウンウォーカー型
    ・従来型ケータイとスマートフォンを使い分ける ……小さければ複数持っていても邪魔にならない
    ・普通のケータイ+iPod touchという合理的解決策 ……いざとなればiPod touchは電話にもなる
    ・スマートフォンをAV端末として使う必然性は薄い ……専用機のほうがずっと楽だし合理的

    4 クラウドサービスを使い分ける
    ・「クラウド」の発想がインターネットの常識を変えた ……データもソフトもネット上に置く時代に
    ・ケータイメールとEメールを使い分ける ……相手のメール環境を知ることが大切
    ・WEBメールとPOPメールを使い分ける ……Gmailはメールソフトでも送受信できる
    ・spam対策を万全にする ……アドレス流出のほとんどはネット上で起きる
    ・メールアドレスを複数使い分ける ……いつ切り捨ててもいいアドレスを持つ
    ・spamフィルターを使い分ける ……パソコン側で選別する方法は×
    ・独自ドメインメールを作ってGmailと使い分ける ……Gmailの本アドレスは絶対に外に漏らさない
    ・短いドメイン名を取得する ……驚くほど短いドメイン名を取得する方法
    ・独自ドメインを持てばいくらでもアドレスが作れる サーバーなしでアドレスを運用できるサービスも
    ・無意味で有害な添付ファイルをつけない ……HTMLメールとwinmail.datはメールの二大悪
    ・メール添付とストレージサービスを使い分ける ……ストレージサービスより楽なWEB渡し
    ・レンタルサーバーとクラウドを使い分ける ……もはや専有サーバーの時代は終わった?
    ・クラウドサービスが内包する不安と弱点 ……すべてグーグル任せでいいのか?
    ・ストレージサービスとHDDを使い分ける ……もはや「ディスク」にため込む時代は終わった?
    ・セキュアドライブソフトの落とし穴 ……フォーマットさえできなくなることがある

    5 ブログやフェイスブック、ツイッターを使い分ける
    ・ブログとWEBサイトを使い分ける ……検索されたいものはブログで発信
    ・ブログの発信力をさらに強くする方法 ……キーワード埋め込みと外部エディタによる編集が鍵
    ・ツイッター、フェイスブック、ミクシィを使い分ける 食わず嫌いで手を出さないと損をする?
    ・ツイッターは使わないと損をする「情報源」 ……日本は世界一のツイッター大国
    ・「人為的検索マシン」としてのツイッター 東日本大震災後も活躍した情報メディアだった
    ・ツイッターを使う上でのテクニック──短縮URL ……ブラウザに組み込んで簡単に使えるようにしておく
    ・フェイスブックは実名主義の「大人社会」 ……実名主義と分かりにくさが敬遠されている?
    ・ダークな面も潜むフェイスブック ……「公式アプリ」にウイルスやspamも?
    ・ビジネスインフラとしてのフェイスブック ……個人も企業も使える「販促ツール」
    ・ミクシィは「品のいい出会い系サイト」 ……日本人の行動・性格にいちばん合っているSNSか
    ・東日本大震災で役だったミクシィ ……故郷を奪われた人たちがネット上でつながりを保つ
    ・フォースクエアは「居場所通知サービス」 ……「位置情報マニア」向け?
    ・クオラやYahoo!知恵袋のようなQ&Aサービス ……調べ物なら検索エンジンよりも使いやすいが……
    ・SNSに利用されることなく利用する ……ネット時代を生き抜くために

    あとがき  〜使い分けられないことの悲劇

  • タブレットやスマートフォンなど、次々に出現するデジタルツール。複雑化するデジタル世界を楽に生き抜くための「使い分け」を提言。

  • 配置場所:摂枚新書
    請求記号:007.6||T
    資料ID:95110431

  • スマホやネットサービスについての解説。

  • 【配置場所】工大新書B【請求記号】007.6||T【資料ID】91112158

  • スマートフォンやPC、ネットブックなどの使い分けの方法を紹介している本。知ってる、または既にやってる、ということも多かった。mixiが日本人に合っていて廃れないというのは自分の周りでは違和感があった。ネットブックやPCを軽く使う方法やHDDの活用法、POPメールとWEBメールの使い分けなどは、わかってはいるがなかなか徹底できていない。ドメインの話は参考になった。

  • 【読みやすい新書】
    今ケータイ電話を持つ人の中には、スマートフォン(高機能携帯電話)を選ぶ人が多くなった。では、買っていい人、悪い人はどう判断するのだろうか?本書にはそのヒントが書かれている。

  • パソコン・スマートフォン・タブレットなどのデジタルガジェット、およびブログ・Twitter・FacebookなどのSNSについての使い分けについて焦点が当てられている。
    結論としては、用途に応じて使い分けましょうよ、というところに落ち着き、目を見張る目新しさはなかったかな。
    ただ、具体例が挙げられているので、これらの使い分けについて指針を知りたい人には役立つのではないでしょうか。

  • ソファーで読むのにぴったりの本。

    ・iPadは受動的な製品
    ・ネットブックはMicrosoftからスペックを抑えることを条件にOSを安く提供している。すなわち、ネットブックのスペックが低いのはメーカーの努力が足りないわけではない。

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著者プロフィール

本名:鐸木能光 作曲家、小説家、狛犬研究家(狛犬ネット主宰)、『マリアの父親』で第四回小説すばる新人賞を受賞。『黒い林檎』『鬼族』(河出書房新社)、『3.11後を生きるきみたちへ 福島からのメッセージ』(岩波ジュニア新書、2012)『裸のフクシマ 原発30km圏内で暮らす』(講談社、2011)『日本のルールは間違いだらけ』(講談社現代新書、2009)他、著作多数。自主レーベル「タヌパック」より音楽CDも8曲発表。20代半ばで狛犬に興味を持ち、以降、四半世紀以上、全国の狛犬を渉猟し続けている。

「2013年 『狛犬かがみ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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