声のなんでも小事典 (ブルーバックス)

  • 講談社 (2012年3月20日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784062577618

作品紹介・あらすじ

ありそうでなかった声にまつわる疑問集。声帯はもともと呼吸をしたり、食べ物をきちんと飲み込むための安全弁だった!? 毎日発している声なのに実は知らないことだらけ。なぜ人によって声はちがうのか、なぜ赤ちゃんは泣きつづけてものどが平気なのか、ささやき声は声帯によくないのか、太っている人のほうが声がよくでるのか。声にまつわる基本知識の集大成。(ブルーバックス・2012年3月刊)


ありそうでなかった声にまつわる疑問集
声帯はもともと呼吸をしたり、食べ物をきちんと飲み込むための安全弁だった!?
毎日発している声なのに実は知らないことだらけ。なぜ人によって声はちがうのか、なぜ赤ちゃんは泣きつづけてものどが平気なのか、ささやき声は声帯によくないのか、太っている人のほうが声がよくでるのか、女子も声変わりはあるのですか、異性にもてやすい声ってあるのですか、「滑舌がいい」とはどういうことですか、腹話術はどのように声を出しているのですか、アガると声が上ずるのですが対処法はありますか、音痴はなおりますか、声を若返らせる方法はありますか、声の異常から体の病気がわかりますかなど、声にまつわる基本知識の集大成。

さらに、こんな人必読です! コーラスで上手に歌をうたいたい、就活で人前でも上がらずに話をしたい、自分の声を変えたい、大きな声で話せるようになりたい、最近声がかれたり、違和感がある、カラオケで歌いすぎてのどが痛い、声変わりで話すのをためらっている、タバコの吸いすぎでのどがヘン。声にまつわる疑問や悩み、トラブルにも答えます。

みんなの感想まとめ

声に関するさまざまな疑問や悩みを解決する情報が詰まった一冊で、普段使っている声についての基礎知識を深めることができます。声の違いや健康を保つための方法、さらには共鳴しやすい声を出すための訓練法など、実...

感想・レビュー・書評

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  • これは声についての情報を載せてくれている本です。僕は軽音楽でボーカルをしているためこの本に興味が湧き、手に取って読んでみました。一通り呼んでみたところこの本には声についての悩みを解消する方法から喉の健康を保つ方法まで書いてありました。

    特に気になったのは、よく通る声になる方法という項目でした、普通に大声を出すときあまり遠くに響かないのが僕の悩みだったためです。
    通る声というのはイコールで共鳴しやすい声ということらしく、その共鳴しやすい音域で発声できるように喉や舌を使うことが出来る人が通る声を出せるらしいです。もちろん生まれつきの差もありますが、訓練次第でそのように発声出来るようになるらしいので、自分も努力してみようと思いました。

    また喉の健康を保つのにいい飲料にも興味を惹かれました。特に良くないのは烏龍茶です。なぜなら、喉の粘膜を傷つけやすいためです。そして喉に良い飲料は甘味があるもので特に蜂蜜やハーブティがいいそうです。そういったものを摂取するなど喉の健康にも普段から気を遣っていきたいです。
    この本は自分の声に悩みのある人や歌が上手くなりたい人、声を使う役割が多い人に是非読んでいただきたいです。

    しん

  • 桃山学院大学附属図書館蔵書検索OPACへ↓
    https://indus.andrew.ac.jp/opac/volume/773844

  • 和田美代子
    1956年、福井県生まれ。フリーランスライター。明治大学文学部卒業後、現・交通新聞社に入社。退社後、講談社の科学雑誌『Quark』(1997年6月号をもって休刊)の編集に携わり取材記事などを執筆

    米山文明
    1925年、静岡県生まれ。東京大学医学部耳鼻咽喉科学教室で音声言語医学を専攻。医学博士。1965年に診療所を、2001年に呼吸と発声研究所を開設(ともに東京都内)。臨床音声学の立場から、声と体の関係について研究を続けている。日本声楽発声学会理事長

    https://www.evernote.com/shard/s469/sh/d4cfd14e-701d-aed8-a5be-f6e7af5797b8/Y59dkRHQD2W8s-ZOzb9bN_3Ck2YNM9QthXL84NpqpdfebLvPBkuFIV8bSA

    一般的に声帯が長いほうが声は低くなるのですが、わずか二ミリメートルほどの新生児の声帯の長さは、男の子と女の子で差がないからです。  赤ちゃんの産声は万国共通で、その周波数は約四四〇ヘルツから約四八〇ヘルツです。

    七、八歳の子たちの「ハイ」という返事だけで男女を識別することは、音のプロでも不可能なことなのです。

     気がつかない人もいますが、女性は毎月の生理時には声が微妙に変化しているのです。

    「アメリカでは、成人女性の声は日本人女性の声より低いようです。実際、ヒスパニック系の女性はアメリカ異文化圏に合わせて声を低くしているという指摘もあります。アメリカでは女性の甲高い声は幼い、あるいは能力が劣るという考えがあり、それに適応してアメリカ在住の女性たちは低い声を学習しているようです」(鹿児島徳洲会病院音声・嚥下リハビリテーション研究室室長・苅 安 誠 博士)。このように女性が低い声で話す傾向は、アメリカだけでなく、ヨーロッパ、特にアングロサクソン系民族でみられるようです。

    「僕は学生には、声帯は『sex organ』(性的な器官)だと教えています。もともとオスがメスを呼ぶための装置、あるいは危険を教える装置だったことから呼吸という働きを除いて考えるなら、最もプリミティブ(原始的)には、性的な意味があったと思いますよ」。つまり、もともと声には異性を 惹きつける働きがあるのです。

     男性がおおむね声の高い女性により女性らしさを感じるのとは反対に、女性は低い声の男性に惹かれる傾向にあるというのは生物学者の定説のようです(もちろん、声の高低だけでなく、音色や響き、ゆったりとした話し方なども大切な要素になりますが)。低い声は体格の大きさを象徴し、強さをあらわしているからなのです。

    余談ですが、日本では喉仏は故人の遺骨のなかで最も尊重されています。実際は喉仏を形づくっている 甲状軟骨 は焼くとなくなってしまいますが、そのすぐ近くにある第二頸椎の形があたかも座位の仏像のようにも見えることからこの名が付いたと伝えられています。ちなみに西洋では「アダムの林檎」と呼ばれています。アダムが禁断の木の実を口にしたところ、神様に見つかりそうになり、あわてて飲み込んだためにのどに引っかかって突出したのが由来とされています。日本でも西洋でも、宗教にかかわりのある名称が付いているのは興味深いことです。

     今後、声の美容整形の需要が増えると予想されていますが、顔や乳房に比べて、難易度はとても高く、失敗すると声帯が硬くなって元の声には戻らない危険性があります。再度手術をしてさらに違う声にすることもできないのです。

    ところで、笑い声を発することは、緊張してのどに力が入りやすい人にとってもリラックス効果があるのでしょうか。「笑いは大脳皮質が命令を出す性質のものではなく、反射的活動です。笑いすぎも声帯を酷使する要因になりますが、ずっと笑っているわけではありませんから、まずその心配はないでしょう。むしろ、声帯のリラックス効果が期待できるかもしれません。実際、脳梗塞 で声帯が緊張してのどを締めつけるような低音になった女性の患者が、笑い声を出すことで、力の抜けた、その女性本来の高音に戻った例もあります」

    糖度の高い飲み物は、粘膜の保護・保湿作用があります。

    再三述べたように、のどは常に潤っていなければ、声をいい状態に保つことはできません。肌の乾燥や化粧ノリを気にするのと同じように、のども乾燥から守るよう習慣づけて日々「声のノリ」をチェックすることが大切です。ドライアイになれば目の健康を損ねるように、のどが慢性的に乾いている「ドライのど」になると、細菌やウイルスなどがからだに侵入しやすくなって感染症にもかかりやすくなります。

     のどを乾燥から守るケアをいくつか紹介します。 ■こまめに水分を摂る  質問 52 で詳しく説明したように、少しずつこまめに水分を摂ることです。 ■唾液腺を刺激する  唾液には、口の中に入るウイルスや細菌を抑える免疫力があります。体の深部までウイルスが侵入しないよう、入り口である口で防ぐ役割もしています。ガムを嚙んだりアメをなめることは口の中にある唾液の分泌をよくし、さらに喉頭の分泌機能も刺激します。ガムやアメを口にすることができない場合でも、梅干しやレモンなど 酸っぱいものを想像するだけでも唾液が出て、のどの乾燥を減らす効果があります。なお、唾液は喫煙、唾液腺の老化、ストレスなどでも減ります。 ■声を出しながらうがいをする  うがいによって水分が届くのは主に口腔内にとどまりますが、のどを刺激することで喉頭粘膜から分泌物が出て、のど全体を潤します。うがい薬を使わなくても、水で十分です。うがいには、のどを潤すとともに、ウイルスの侵入を水際で防ぐ役割もあるのです。声を出しながらうがいすると効果的です。 ■鼻の通りをよくする  呼吸は基本的に、口呼吸ではなく、鼻呼吸がよいようです。鼻は「のどの付き人」といわれるように、肺に入る空気中の 塵 や細菌を取り除くとともに、空気に適当な温度と湿度を与えて、のどを保護しています。

    呼吸によるガス交換の量は腹式呼吸のほうが胸式呼吸よりはるかに多く、効率がいいからです。また、吸った息を長く保たせるのにも、上半身に力が入る胸式より腹式のほうが横隔膜周辺の筋肉群(腹筋、背筋、骨盤筋など)を調節しやすく、吸気のときはより速く、呼気のときはゆっくりした動きができるなどのメリットがあります。

  • 声のお勉強。

  • pedia

  • 毎日発している声なのに実は知らないことだらけ。なぜ人によって声はちがうのか。ささやき声は声帯によくないのか。声の基礎知識の集大成。

  • 異性にモテやすい声は?カラオケで喉を傷めない歌い方は? 答えはこの本に・・・

  • 勉強にはなったけど、ほしかった情報は得られなかったなぁ・・・

  • 問答形式で声にまつわる70の疑問に答えてくれる。答はどれも平易で簡潔。声を出すことに全く無自覚であったが、音を出すという前提には無数の器官の奇跡のような機能があるのだという事実には大きな驚きがあった。当たり前と思っていたことに実は限りない神秘と不思議がある。すご。

  • 声は一生使うもの。大切にしたい。

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著者プロフィール

著者:和田美代子
明治大学文学部卒。交通新聞社に勤務後、フリーに。医療関係雑誌の「温泉探訪シリーズ」を50回連載。『旅の手帖』など旅行雑誌に執筆。著書『日本酒の科学』(講談社)など。月刊『食べもの通信』に「とっておきの温泉宿」を今も連載中。

「2023年 『心もからだもおなかも”湯治” とっておきの温泉宿』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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