結晶とはなにか―自然が作る対称性の不思議 (ブルーバックス)

著者 : 平山令明

• 講談社 (2012年4月20日発売)

作品紹介・あらすじ

水晶、ルビー、ダイヤモンド、食塩、砂糖…私たちのまわりには、多くの結晶があり、太古から私たちを魅了し続けてきた。結晶とは物質のどういう状態なのか?化学結合と、対称性の素晴らしい自然の産物。美しさと純粋さの秘密に迫る。

感想・レビュー・書評

[鈴華書記さんの感想 · 2021年4月10日]

結晶化学の読み物としての入門書で，対称性（数学でいう群論）についての話が半分以上を占める。具体例でいうと，タンパク質のX線回折による構造解析において結晶化の技術は重要性をもつ。

[nkonさんの感想 · 2016年3月12日]

ブルーバックス。格子の理論、対称性の理論からなる結晶の構造を論理的にごまかさずに説明している。しかも、今まで見た中で最もわかりやすく書かれている。それでも私には難しかった。

[講談社ブルーバックスさんの感想 · 2015年12月25日]

水晶、ルビー、ダイヤモンド、食塩、砂糖。私たちのまわりには多くの結晶があり、私たちを魅了し続けてきた。その美しさと純粋さの秘密に迫る。

[大阪工業大学図書館 大宮本館さんの感想 · 2014年3月13日]

【配置場所】特集コーナー【請求記号】459.9||H【資料ID】91120526

著者プロフィール

1948年、茨城県生まれ。1974年、東京工業大学大学院修了。ロンドン大学博士研究員、協和発酵工業（株）東京研究所主任研究員、東海大学開発工学部教授、東海大学医学部教授、東海大学糖鎖科学研究所教授を経て、2016年より東海大学先進生命科学研究所教授。理学博士。現在のおもな研究課題は、コンピュータ科学を駆使した、より効果的で、より安全な医薬品の開発。さらに、人間のQOL向上につながる有用物質の探索・創製にも興味を持って研究活動を展開している。著書に『暗記しないで化学入門』『熱力学で理解する化学反応のしくみ』『「香り」の科学』『カラー図解 分子レベルで見た体のはたらき』『はじめての量子化学』（いずれも講談社ブルーバックス）など。

「2020年 『カラー図解　分子レベルで見た薬の働き　なぜ効くのか？　どのように病気を治すのか？』 で使われていた紹介文から引用しています。」