現代素粒子物語 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
3.69
  • (9)
  • (25)
  • (23)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 261
感想 : 31
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062577762

作品紹介・あらすじ

物質に質量を与えるという「ヒッグス粒子」宇宙全体に広がる謎の「暗黒物質」-CERNの超大型加速器LHCを舞台に"世紀の捕り物劇"が開幕した。果たして理論が予言する粒子は見つかるのか?素粒子物理学の最前線をやさしく語る。素粒子理論と超大型加速器が紡ぎだす「予言」と「発見」の物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
    東大OPACには登録されていません。

    貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
    返却:物性研図書室へ返却してください

  • 物質を構成している究極の粒子である素粒子に関わる歴史、理論、現在の状況が総合的に分かる良書。理論から編み出した素粒子が現実の実験から見つかることがあるのは驚きだ。

  • ヒッグスが見つかる前の本なので、少し内容が古い。が、ヒッグスの質量を段々と追い詰めて行く所は手に汗握る臨場感があった。

  • 物質に質量を与える「ヒッグス粒子」、宇宙全体に広がる謎の「暗黒物質」

  • 2013年ノーベル物理学賞で話題になった「ヒッグス粒子」について知る本。

    理図書 429.6||N42 11800576

  • とてもわかりやすかった。知識の整理に役立った。
    不確定性原理によって真空からエネルギーを得られることの理屈など、今までわかるようでわかっていなかったことにも、ようやく手が届いた気がする。
    ヒッグス粒子が発見された今だからこそ、ヒッグス粒子を追い詰める(?)過程はワクワクした。

  •  購入したのはかなり前だが、なかなか読めなかった。
    眠れない夜にチャレンジしたら思った以上にスイスイ読めた。
     多分すぐ忘れちゃうんだろうけど、今はなんとなく以前よりわかった気になっている。
     磁力線って光子だったんだー。

  • 今年は素粒子論や宇宙論関係の本を何冊も読んできたが、この本は特に最近のヒッグス粒子や、今後ますます話題になって行くであろうダークマターなど、最新の素粒子論もカバーし系統的に解説されているので、結構知っている話もあったが、全体を俯瞰でき、いい本です。

  • ヒッグス粒子発見のニュースに触れ、読んでおこうと思った最新の
    ブルーバックス。

    素粒子論や物理学に触れたことの無い人間にもわかりやすく書かれて
    いて、最初に入門として読むにはとてもよい本なのだが、いかんせん
    私には少々噛み砕き過ぎで物足りない内容であった。

    何か探してもう一冊ほど読んでみよう。待ってろヒッグス粒子(笑)。

  • ヒッグス粒子がニュースをにぎわし、「ヒッグス粒子って何?」という疑問に答えてくれる本を見つけ、読みました。LHCというとてつもない施設をスイスとフランスの国境につくり、この素粒子の発見に多数の国々の研究者が知恵を出し合う、すごい世界です。

全31件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

サイエンス作家。東京大学工学部卒。日本経済新聞社入社、科学技術部次長、科学技術担当編集委員、ナノテクノロジー専門誌「日経先端技術」の編集長などを歴任。著書に『「青色」に挑んだ男たち』(日本経済新聞出版社)、『現代素粒子物語』(講談社ブルーバックス)、共著書に『現代免疫物語』『新・現代免疫物語』『現代免疫物語beyond』(いずれも講談社ブルーバックス)。座右の銘は「難解な科学をやさしく解きほぐす」。1954年兵庫県宍粟(しそう)市生まれ。
 



「2021年 『早すぎた男 南部陽一郎物語 時代は彼に追いついたか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

中嶋彰の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×