図解・新幹線運行のメカニズム (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062577793

作品紹介・あらすじ

安全、快適、定時に運行されている日本の新幹線。それを支えているのは、緻密に構築されたシステムと、訓練されたスタッフたち。本書では、新幹線の運行の仕組みを、乗務から輸送指令、保線、車両検査まで、人と機械の両面から詳細に解説。乗っているだけではわからない、新幹線の驚きの舞台裏。

感想・レビュー・書評

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  • 超高速で走る新幹線は、多くのスタッフに支えられて正確に運行されている。その運行システムの仕組みを、複合的な視点で解説する。知られざる舞台裏を徹底解剖! 安全、快適、定時に運行されている日本の新幹線。それを支えているのは、緻密に構築されたシステムと、訓練されたスタッフたち。本書では、新幹線の運行の仕組みを、乗務から輸送指令、保線、車両検査まで、人と機械の両面から詳細に解説。乗っているだけではわからない、新幹線の驚きの舞台裏。(出版社HPより)

    ◆◇工学分館の所蔵はこちら→
    https://opac.library.tohoku.ac.jp/opac/opac_details/?reqCode=fromlist&lang=0&amode=11&bibid=TT21892570

  •  新幹線が実際に走るにあたってどのような工夫や仕組みが使われているのかを開設している。あまり歴史的なことよりも、現在の新幹線について述べられていることがほとんど。内容は割と細切れで、全体を通じての流れはあまりは意識されていない様子。へーと感心することもあるが、雑学的な事柄が多い。

  • 新幹線の運行の仕組みを、乗務から輸送指令、保線、車両検査まで、人と機械の両面から詳細に解説する。乗っているだけではわからない舞台裏。

  • 新幹線という交通システムを成立させるための仕組みを広く浅く取り扱った1冊。鉄道マニアな人には物足りないものがあるかも知れないが、指定席の発行管理や臨時列車のダイヤの組み方など、他ではあまり取り扱われない車両以外の内容も多く、楽しめる1冊だった。さすが、ブルーバックス。

  • 乗っていることを忘れるぐらい、静かで快適な新幹線。
    これはCM一本分余分に走ると定時着を越えてしまう規律あるダイヤ、
    1000分の1の誤差では大きすぎ高低差管理が支えている。

    目に見えない努力と管理が、確固たる品質と安全を提供している。

    (以下抜粋)
    ○減速に関しては運転士の判断よりも機会が優先されるしくみになっており、
     ヒューマンエラーを防ぐことで列車運転の安全性を高めている。(P.134-135)

    ○定刻の前後15秒以内に到着できれば「定時」である。(P.138)

    ○1列車あたりの年間平均遅延時間はわずか0.6分(36秒)だ。(P.138-139)

    ○列車が高速走行する新幹線では、大きな軌道狂いが生じないようにしており、
     レールの高低差を進行方向10mあたりで4mm以下にすることと定められている。(P.188)

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号:408//B59//1779

  • 清掃員は一人一車両7分で清掃

    気密構造にしてあるためトンネルに入るときも耳がつんとしない

    0系のトイレは気密構造出なかったため、急激な気圧変化で汚物が逆流してくることがあったらしい(おえ)

    空調の吹き出し口が300系から700系になる時に天井から荷物棚の下に変わったことで、ダクトが短くなり、効率的になった。

  • 丁寧な取材をもとに、わかりやすく臨場感ある説明がされている。入門的で概括された内容だが、面白い。趣味として長く鉄道関係の資料を見てきたが、その復習にもなり、読んでよかった。新幹線を対象にしたのもよい。より深くつっこんだ内容本も期待したい。ブルーバックスの鉄道ものは6冊ほど読んだが、その中でも良い本と言える。

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著者プロフィール

川辺 謙一(かわべ・けんいち)
交通技術ライター。1970年生まれ。東北大学工学部卒、東北大学大学院工学研究科修了。メーカーで半導体材料などの研究開発に従事した後に独立。鉄道・道路・都市に関する高度化した技術を一般向けに翻訳・解説している。おもな著書に『図解・地下鉄の科学』『図解・首都高速の科学』『図解・燃料電池自動車のメカニズム』(講談社ブルーバックス)、『東京総合指令室』『図でわかる電車入門』(交通新聞社)、『東京道路奇景』『日本の鉄道は世界で戦えるか』『東京 上がる街下がる街』(草思社)などがある。

「2022年 『世界と日本の鉄道史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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