複素数とはなにか (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
3.90
  • (4)
  • (10)
  • (6)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 142
感想 : 14
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062577885

作品紹介・あらすじ

人類がなにかを数えた時、「数」が誕生した。そして、足し算、引き算、掛け算、割り算と計算が広がるとともに、自然数、整数、有理数、無理数と、「数」も広がってきた。さらに3次方程式を解くために考え出された数が、自乗するとマイナスになる想像上の数「虚数」であり、究極の数「複素数」だ。では、なぜ複素数は究極の数なのか?それは、「この先どんな計算や方程式が出てきても、これ以上、数を増やす必要がない」ということをガウスが証明したからだった。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 物性研の所内者、柏地区共通事務センター職員の方のみ借りることができます。
    東大OPACには登録されていません。

    貸出:物性研図書室にある借用証へ記入してください
    返却:物性研図書室へ返却してください

  • 数学で行われてきた概念の拡張の中でも複素数ほど後の世代に豊かな実りをもたらしたものはないんじゃないだろうか。

    複素平面の話に始まり、オイラーの公式の証明を多方面から検討していくなかでネイピア数、三角関数、虚数それぞれについての理解が深まる。1ページまるごと数式だけのページもあり、いわゆる読み物系よりはとっつきにくいがブルーバックスらしい内容

  • 今勉強してることとそんなかわらなかった。
    成り立ちや活用の部分がもうちょい知りたかった。

    複素平面でiをかけることは回転することだってのは、たしかにね!ってなった。

  • (特集:「役立つ数学・物理」)

    ↓利用状況はこちらから↓
    https://mlib3.nit.ac.jp/webopac/BB00522354

  • 3次方程式を解くために考え出された数が、自乗するとマイナスになる想像上の数「虚数」であり、究極の数「複素数」でした。面白さと凄さがわかる!

  • 私は基礎解析はやったが微分・積分はやっておらず、複素平面はイメージできるが自然対数の底eは知らない。その前提知識でこの本を読んだが、オイラーの公式を導くまでの概ねの流れは把握できた。極値のあたりの理解が曖昧なので、また他の本を読みたい。

  • 複素数すさまじきこと、たとえがたし。究極の数であることがよく分かった。久々にじっくり数学に向き合った。安易な合理性の対極に数学はある。納得できるように、落ち度がないように、より厳密な方法を模索して、定義することに感動する。数学する精神を感じた。あと、落とし穴の記述も目から鱗が落ちる。負の数の平方根、iと-i。何度も立ち止まり、もっと学びたくなった。

  • 30年前に勉強しておくべきことでした。反省。
    複素数のかけ算が回転だということがよくわかった。
    52歳になったけど、もうちょっと数学の勉強しようっと。

  • ほろ酔い気分で手に取り、最初のほうは平易そうだったので衝動買いした一冊。でも、途中からさっぱりわからなくなった。。

全14件中 1 - 10件を表示

示野信一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×