- Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062577953
作品紹介・あらすじ
現代の巨大な情報社会を支える情報科学の基礎はシャノンによって作られた。形のない情報をどのように表現し、情報の価値をどのように表すのか?シャノンの築いた情報理論を分かりやすく解説する。
感想・レビュー・書評
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コンピュータはもちろん、今や私たちの生活になくてはならない「情報」という概念を、数学的に定式化したクロード・E・シャノンの業績を、なるべく数式を使わずに解説したもの。主な内容は、シャノンの第一基本定理(情報源符号化定理)と第二基本定理(通信路符号化定理)。ビットや情報エントロピーの理解のために対数ぐらいは知っている方がいいと思うが、特に予備知識は必要なく読める。
1 情報科学の歴史
2 情報とはなにか
3 情報の価値?
4 通信量を減らす?:情報源符号化定理
5 伝言ゲームでは困るー誤りを減らす
6 情報科学の歴史の中の情報理論詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
#図書館員の推し事(おしごと)企画/「ゆるコンピュータ科学ラジオ」を推す!
金沢大学附属図書館所在情報
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https://www1.lib.kanazawa-u.ac.jp/recordID/catalog.bib/BB11140035?caller=xc-search -
【書誌情報】
製品名:シャノンの情報理論入門
著者名:高岡 詠子
もくし・章扉デザイン:中山康子
発売日:2012年12月21日
定価:990円(本体900円)
ISBN:978-4-06-257795-3
通巻番号:1795
判型:新書
ページ数:192
シリーズ:ブルーバックス
情報は、なぜディジタル化できるのだろうか? 現代の巨大な情報社会を支える情報科学の基礎はシャノンによって作られた。形のない情報をどのように表現し、情報の価値をどのように表すのか? シャノンの築いた情報理論を分かりやすく解説する。
〈https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000194756〉
【簡易目次】
まえがき
目次
第1章 情報科学の歴史
第2章 情報とはなにか
第3章 情報の価値?
第4章 通信量を減らす?:情報源符号化定理
第5章 伝言ゲームでは困る──誤りを減らす
第6章 情報科学の歴史の中の情報理論
あとがき
参考文献
さくいん -
図書館にて借りた。
いわゆる情報理論の分野を、口語を交えながら解説している本。
THE教科書といった文体ではなく、優しく語りかける文章であることから、授業風景が想像でき、理解が進む。
薄い文庫本ではあるが、書いてある知識は奥深い。お勧め。 -
「価値ある情報を高速に,正確に送りたい」をキーワードに,情報理論の初歩的な内容について流していく本。立ち読み程度の本。
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甘利『情報理論』が名著として有名だけど、厳しいって方はまず本書でトレーニングっつーか全体像を知った上で取り組んだほうが良さそう。
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シャノーン
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第1章 情報科学の歴史
第2章 情報とはなにか
第3章 情報の価値?
第4章 通信量を減らす?:情報源符号化定理
第5章 伝言ゲームでは困る―誤りを減らす
第6章 情報科学の歴史の中の情報理論 -
「価値ある情報を高速に正確に送る」ことを目的としてシャノンは情報符号化定理や通信路符号化定理などを生み出した。シャノンの情報理論をわりとわかり易く解説したもの。
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シャノンが唱えた3つの理論である情報源符号化定理・通信路符号化定理・標本化定理についての、かなり解りやすい入門書。特に第一定理の情報源符号化にはページと具体例を示してくれている。今までなんとなくイメージしていただけの、ハフマン法の原理にきちんと触れられたのが収穫。