- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062578035
作品紹介・あらすじ
時空の概念を大きく変えた特殊相対性理論は、「光速一定」というただ一つの原理から導き出されマイケルソン・モーレーの実験の矛盾をみごとに解決した。本書では、その導出から電磁気学との関係まで大学学部レベルの理解を目指す。
感想・レビュー・書評
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特殊相対性理論のポイントは、ローレンツ変換とミンコフスキー空間の二つを抑えれば理解できるとわかった。
マクスウェル方程式が相対性理論の観点では自然に共変である説明に1章を費やしてるがこの部分が、相対性理論の応用として理解できてよかった詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
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相対性理論という言葉は知っていても、中身は知らないという人は多いのではないでしょうか。また、理屈はなんとなく分かっているけれど、数学的には分からないといった人もいるでしょう。「相対性理論は、タイムマシンの存在を、理論的に可能であることを示している」なんてことを聞いたら、その原理を数学的に理解してみたくなりませんか。
本書では、その相対性理論を高校数学を用いて説明しています。もちろん、相対性理論は大学の学部以上の知識を必要としますが、高校レベルで理解できるよう工夫がされています。数式の量に圧倒されるページもありますが、ぜひ、紙とペンを用意してトライしてみてはいかがでしょうか。物理専攻でなくても、高校数学の知識がある方であれば、おすすめです。時空間に対する新しい見方を学ぶことができます。
(ラーニング・アドバイザー/物理学 KOCHI)
▼筑波大学附属図書館の所蔵情報はこちら
http://www.tulips.tsukuba.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1465167 -
重力波の観測のニュースに沸く中本書を手に取ることができた。特殊相対性理論についてわかりやすい解説で一気に読めた。しかし重力波について詳しく知りたければ更に一般相対性理論について学ばなければならない様子。きっとその際にも本書で学んだ知識が大切な基礎になると思う。
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時空の概念を大きく変えた特殊相対性理論は、「光速一定」というただ一つの原理から導き出された。その導出から電磁気学との関係までの完全理解を目指す。
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ローレンツ力を導いたところで、鳥肌が立った。このシリーズはハズレがない。竹内先生には、是非、様々なテーマを継続してやっていただきたい。「高校数学でわかる」というのがミソ。高校数学で「使えるようになる」とは言ってないし、そこまで求めない方が良い。決して難易度は低くないし、何度も反芻しながら、思考する部分もあるが、読後は充実。
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特殊相対論の範囲だが、非常にわかりやすく解説されている本だ。
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新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、1階文庫本コーナー 請求記号:408//B59//1803
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相対性理論について、少しだけ理解できた。他の視点から書かれた本も読んでみようと思う。
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高校生の時にこんなことやってたの?自分自身が?信じられん。
確かにほんの少しだけ理解できなくもないのだが、ほとんど意味不明。
学力という点については大学受験時をピークに確実に退化していることだけは今更ながら再確認。
ただ美しく説明されている模様は分かった。
何でもそうですが単純に美しく説明できないということはモノにはなっていないということ、本書を読んで改めてそう思う。