コミュ障 動物性を失った人類 正しく理解し能力を引き出す (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 118
レビュー : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062579230

感想・レビュー・書評

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  • 151230

  • 相手の目を見て話ができない、思い込むと聞く耳を持たなくなる……。コミュ障の人とはどういう人なのか。現代社会を生き抜く方策を思案する。

  •  いわゆる「コミュ障」は,実は生き物として基本的な機能に問題が生じていて人間特有の部分ばかりが機能している結果なのだ,というような話。出版時期がなんせアレなのでSTAP細胞のあの人とか苗字が漢字4文字のあの人とかが冒頭はじめあちこちにちょいちょい例として出てくる。前者がここでのコミュ障の例。
     学術論文としてこのテーマは受け入れられなかった,という話も書いてあったし,読み物の体裁だからかもしれないけど,結構主観でがんがん書き進めているところが多いような気がするのは気のせいだろうか。『音楽を愛でるサル』を読んだ時にもちょっとそんな印象があった記憶が(あれも新書だけど)。

  • 活字を求めて、そして自分を知りたくて読んでみた。引きこもりの人がなぜ引きこもりという生活スタイルを選択するのか、その心理過程(思考過程かな)が、昨今の自分の体験したことに酷似していて、やはり自分はコミュ障だと実感した。
    途中、データは神が与えたものとか、オタクとしてキモいと言われたくないならSNSで情報を発信しろ、的な文章には閉口したが、コミュ障だろうがそうじゃなかろうが、思っているほど他人の気持ちがわかったり、共感能があるわけじゃないというあとがきが全てではないかと思う。

  • 請求記号 361.45/Ma 63

  • 著者は霊長類の研究者で心理学の専門家。そのため、猿などの実験を通して動物と人間の比較からの著書が多いようです。今回は職場などの人間関係に難のあるコミュニケーションに障害のある人、いわゆる「困ったちゃん」をどう扱うか。副題に正しく理解し能力を引き出す、とあります。実際にコミュニケーションの言葉が日々絶えない職場にあって頭を痛めている自分にとって、まず正しく理解しているのか、と考えていたので、この本にある実験結果を読んでなるほどと納得できました。コミュ障の人のコミュニケーションスタイルの違いが認識できたということです。最近科学者ばかりでなく世間を賑わしたあの話題の人も引き合いに出されていたりして、一連の経過も頷けるところでした。
    動物性から遠ざかってしまった社会にいる現代人、しかしこの社会に適応してきた私たち人類。これからも増えていくであろう彼らをうまく活かしていく方法も提示されていましたが、実際のところ、お互いの違いを知り理解しようとするのはとっても忍耐のいることであるため、実行するのはなかなか難しいのだろうと思うところもありました

  • 自分がコミュ障爆進中なので、社会へのより良いコミットメントを考えるきっかけになるのではと思い読んでみた。

    「コミュ障」という言葉も人によって使われ方が違うと思うのだけど、この本で示す「コミュ障」の対象が自分の中の認識とずれていたのでメモ。

    ・この本での「コミュ障」:
    自分の主義・主張を盲目的に信じ、他の意見に耳を貸さない人

    ・私の思う「コミュ障」:
    フツーの会話が苦手、人疲れしやすい、人よりもモノに興味を持つような人

    前者の人について、生理的な側面から議論をスタートしつつ、そうした人たちが持つ社会的な役割や、評価されるべき点を論じています。論文掲載を取り下げた某女性科学者などを例証したり、キャッチーに構成が練られ、サクサク読み進めることができました。

    後者の意味合いにおいては、スーザン・ケインの「内向型人間の時代」を読むとすごく納得感あるし、当事者は救われると思う。個人的にはこっちの本の方が的確で救いの多い「コミュ障」本だと思ってしまった。

  • いろいろな評価、生き方があってよいと思う。
    ただ、自分自身を解ろうとする気持ちは持ち合わせていたいものだ。

  • 配架場所 : 新書
    請求記号 : SHIN@493.7@M100@1
    Book ID : 80100015972

    http://keio-opac.lib.keio.ac.jp/F/?func=item-global&doc_library=KEI01&doc_number=002476285&CON_LNG=JPN&

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著者プロフィール

大阪生まれ。大阪大学大学院人間科学研究科博士課程修了。米国立衛生研究所、独マックス・プランク精神医学研究所などを経て、現在は京都大学霊長類研究所教授。著書に『コミュ障 動物性を失った人類』(ブルーバックス)『音楽を愛でるサル』(中公新書)など多数。

「2017年 『自閉症の世界 多様性に満ちた内面の真実』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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