へんな星たち 天体物理学が挑んだ10の恒星 (ブルーバックス)

著者 : 鳴沢真也
  • 講談社 (2016年6月21日発売)
3.36
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  • 本棚登録 :98
  • レビュー :13
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062579711

作品紹介

夜空に瞬く恒星は、どれも小さな点にしか見えない。
だがじつは、どいつもこいつもとんでもない!
星とは思えぬ異様な姿、奇想天外なふるまい……
はるか遠くの彼らの想像を絶する「生きざま」が、
いま観測技術と天体物理学の進歩によって、
少しずつ明らかになってきている。
恒星研究のプロフェッショナル厳選、
10個のへんな星たちに驚き笑い呆れながら、
星の物理を学べる本。

宇宙には、こんな星たちが実在している!
★フィギュアスケートの選手みたいにイナバウアーしている
☆恒星のくせにバカバカしいほど長い尾を引きずっている
★墨を吐いて自分の姿をくらますタコなやつ
☆蚊取り線香みたいなやつ
★遠距離恋愛のカップルが久しぶりに会ったような盛り上がりのペア
☆盛り上がりすぎてついにくっついてしまったペア
★世界中の天文学者が推理バトルを繰り広げた謎の幽霊星 ほか

へんな星たち 天体物理学が挑んだ10の恒星 (ブルーバックス)の感想・レビュー・書評

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  • 今年出版されたばかりで、最新の研究成果に基づいて珍妙な星を10個紹介している。
    章が進むにつれて文章のテンションが上がって行くのが面白い。実際に星空を見上げながらの星座解説(天然プラネタリウム、略して「天プラ」)をなさっているとのことで、非常にわかりやすい説明になっている。
    それぞれの星の正体が判明していく過程も紹介されているのだが、何かというと「地球外生命体説」が登場して(は否定されて)いるというのも面白い。

    第5章で触れられているいっかくじゅう座V838について、恒星同士の衝突という説があり、現時点ではまだ否定されていないというのが驚き。
    星空では密集しているように見える恒星も、宇宙空間の中ではそれぞれ数百、数千、数万光年の彼方にあり、ぶつかることなどまずありえないと言われている。ありえないほどの低確率と、無数に存在するという個数を掛け合わせて生じる偶然がそこにあるのかも知れないという可能性が天文学のロマンなのだなあと。

  • 宇宙には個人的に興味があったのでタイトルに惹かれて購入。
    読み始めてから2章くらいで一旦ストップしていたのですが
    残りを一気に読みました。
    宇宙ネタとか何となく好きだけど天文学にはあんまり詳しくない
    という私のような人にはちょうど良い内容でした。
    とは言えスペクトルやら何やらという話も出てくるので
    高校の物理なんかを全く理解していないレベルだと読むのはちょっと難しいかも。

    小学生から高校生の頃まで星を見るのとかが好きで
    将来天文学者になりたいなぁと漠然と考えていた私にとって
    天文学者がどのような観測をしているのか少し分かっただけでも良本でした。

    この本をきっかけに宇宙関連本も少しずつ読んで行きたいなぁと考えています。

  • ちょっと(かなり)変わった恒星について紹介してくれる本。
    わずかな情報から恒星の本当の姿を導き出す天文学者たちの戦いの歴史でもある。

    恒星の成り立ちについて凄く勉強になる。

    あとベテルギウスはあと数十万年は先だという話を聞いてびっくりというかがっかりというか。
    そうだったのか・・・!

  • 恒星には、私たちの「星」の概念をひっくり返すへんてこな星がたくさんある! なんでそんな恰好に? なんでそんなふるまいを?

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB21455870

  • ブルーバックス。恒星に関する10の話。恒星は望遠鏡で見ても点、と言われているが、分光観測、電波、赤外からガンマ線までの多波長観測、ドップラー効果、光度変化、HR図分析、物理シュミレーションとのマッチング、干渉計、などの手法と頭脳を総動員して、見えないものを見てきたかのように語る。これまで、専門的な知識に触れたことの無い分野だったので、興味深く読めた。

  • 夜空に瞬く恒星たち。どれも肉眼でみると小さな点にしか見えない星々ですが、中にはあっと驚くような奇想天外な姿をしたものがあります。そんなへんてこな星々を、まさに星の数ほどある中から著者が厳選して紹介。星々をめぐって、天体物理学が明かす宇宙の姿の一端にふれてみましょう。

  • 2017年39冊目。

  •  連続スペクトルの変化に宇宙の動きをみる。重心を共有し互いに重力を影響し合えば宇宙は動く。スペクトルの吸収線に元素の種類とその量をみる。強い磁場は吸収線を分離しその幅を大きくする。あるいは半径を変える動径振動あるいは自動的に形状を変える非動径振動のダンスをして明るさは変化する。1000万年輝いて0.1秒で崩壊する。終焉は瞬間的である。

    『まず原子は、「重力」で落下しようとします。また、原子は熱運動によってランダムに飛び回っているので、他の原子と衝突します。これが「ガス圧」の正体です。さらに、原子は光を吸収すると、「放射圧」を受けます。正確にいいますと、元素により原子が吸収する波長は決まっているので、うまく光を吸収できた原子に放射圧が加わります。原子に作用するのは、この三つの力ということになります。』63頁

  • 以前何かの本で星の進化について読んだはずなんですが、「聞き覚えがある単語が出てくるな」程度しか記憶に残っておらず、ここに出てくる星の面白さを十分に理解できていないのが悔しい。
    興味深い内容だったので、星の進化について復習してから読み直したいと思います。

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