「健康食品」ウソ・ホント 「効能・効果」の科学的根拠を検証する (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 29
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062579728

作品紹介・あらすじ

トクホ誕生から25年、機能性表示食品の登場から1年。

その“科学的根拠”、信じていいですか?


・コラーゲンが潤すのは「お肌ではなく喉」だった

・ふつうの豆乳とトクホ豆乳の中身はまったく同じ

・「体脂肪を減らす」お茶で体重が増えた

・「内臓脂肪面積を減らす」ヨーグルトで体脂肪率が上昇した

・血糖値が上がりにくい人は「食後血糖値を抑える」青汁で血糖値がむしろ増加した
(本文は実名表記です)

論文を読み解き、メーカーに問いただしてわかった、
「効果の限界」と「隠されていた不都合な真実」――。

それでも、買いますか?

誇張された宣伝文句を“誤読”しないためのヒントも満載。

感想・レビュー・書評

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  • トクホなど健康機能食品の成立過程・定義・個々のエビデンス評価などが、科学的に解説されております。
    正直、目から鱗でした。
    わざわざ、これら健康機能食品を、高い値段を出して購入することがバカらしくなります。
    そのくらいの説得性が本書を一読するとよく理解できます。
    故に、食生活は、いかに普段の食事を3食、各栄養素をバランス良く、適量を摂るかということに尽きるということだということなのですね。

  • プラシーボ効果というのもあるので、適度に「健康食品」を口にしても良いと思う。水素水とか、マイナスイオンとか、○○ダイエット、等々と同様に何気に好印象を与え購買意欲をそそらせる物が多いと感じるこの頃である。宣伝している効果はなくても構わないが、決して報じることのない悪影響が無い事を切に祈る。良いと信じて採りすぎちゃう人は案外多いから。

  • 健康食品が批判されるべくして批判されているのが良く分かる。保健機能食品の表示制度を詳しく解説しつつ十の問題点を浮き彫りにする良本。

    著者が列挙する問題点は,
    ①有害物質や②医薬品を含むものがある
    ③食品成分でも病態によっては有害作用
    ④抽出・濃縮・乾燥による特定成分大量摂取
    ⑤代謝に過剰な負担を与える
    ⑥常用薬品との相互作用
    ⑦食生活の改善や⑧生活習慣見直しの不要を錯覚させる
    ⑨効果過信による医療不信
    ⑩非食品の食品化(ゲルマニウムや胎盤がなぜ健康「食品」に?)

    十項目のうち,生理的作用でない心理的作用⑦⑧⑨って実はかなり危なっかしい。
    ⑦⑧は健康食品を免罪符に健康な生活という基本を疎かにするから免罪符効果とでも言えそう。
    ⑨の医療不信もそれが行き着いた深刻なケースが時折報じられるし。
    https://twitter.com/Polyhedrondiary/status/716985294872977408

    健康食品の宣伝効果がここまで高いってことは,教育効果も高いはずだから,何とかなりそうなものだけど,やはり経済効果なんですかね…
    https://t.co/HjU3ugbKpO

    トクホでも「商品名=関与成分」とは限らない。商品名に「青汁」が入ったトクホも実際のところは「添加」した「難消化性デキストリン」等を関与成分として許可されているとか。決して青汁の健康効果を国が認めたわけではない。

    そりゃ水素水も売れるわ…。

  • 現代日本に氾濫する、健康食品詐欺の一翼を担う「国のお墨付き」。どうぞこの本がベストセラーになって、この業界が一掃されますように。

  • 健康食品、と言われるものの分類、それぞれがかかえる問題点がよくわかる。健康食品に頼りたい気持ちはわかるが、健康食品だけでなんとかなるものではない。健康であろうと思うなら、カロリー制限や栄養バランス、適度な運動に気を付けた方がいい、というのが結論。

  • いよいよ夏本番!!よしっ!ダイエットを始めよう!と意気込み、健康食品を手にしているそこのあなた!!!本当にそれだけでダイエットが成功するのでしょうか?本書では健康食品の真の正体やその宣伝手法に使われている巧妙なテクニックなど、健康食品の裏事情が徹底的に解説されています。私たちは知らないうちに企業の策略にはまっているかもしれません!?!?ぜひご一読ください!!
    (社会・人間科学系 社会・人間科学コース M2)

  • 世の中のいわゆる“健康食品”について、その概要を今一度考えるとともに、著書全体を通して批判的な態度で論じている。
    今販売されている“健康食品”にも厳密には3つの種類があり、それぞれ異なる経緯や目的を持っていることを知り、またなぜそのような見分けがつかないかも理解できるよう書かれている。
    商品の問題点の指摘が“誇大表示”という点で少し一辺倒のように感じたのと、「じゃあ私達消費者はどうすべきか」ということが日常で実践するには少し手間も時間もかかり現実的では無いような気がした。

  • 序章 健康志向にしのびこむ「機能性幻想」
    第1章 「健康食品」で健康は買えない―むしろ危ない10の理由
    第2章 トクホの“罠”―“科学的根拠”を解読してわかったこと
    第3章 “第三の保健機能食品”「機能性表示食品」を考える
    第4章 「栄養機能食品」を再点検する
    終章 「ふつうに」食べましょう

    著者:高橋久仁子(1949-、長野県、教育学)

  • Kindle

  • トクホについて、その根拠論文などをよみ、どのような実態であるか、それをもとに健康のためには何をすべきかが書かれている本。
    研究者目線で、トクホについて述べられており、とても参考になった。

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著者プロフィール

群馬大学名誉教授。一九四九年生まれ。日本女子大学家政学部食物学科管理栄養士課程卒業。東北大学大学院農学研究科食糧化学専攻博士課程修了。農学博士。氾濫する健康関連食情報を「フードファディズム」という視点で読み解くことの必要性、ならびに食生活領域のジェンダー問題解決の重要性を提唱している。著書に、『「食べもの情報」ウソ・ホント』『「食べもの神話」の落とし穴』(いずれも講談社ブルーバックス)など。

「2016年 『「健康食品」ウソ・ホント 「効能・効果」の科学的根拠を検証する』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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