怖いくらい通じるカタカナ英語の法則 ネット対応版 ネイティブも認めた画期的発音術 (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 197
レビュー : 16
  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062579872

作品紹介・あらすじ

累計10万部突破、ネイティブも認めた「通じる発音」にガラリと変わる目からウロコの合理的メソッド。
すでに日本語の音にカスタマイズされてしまった私たち大人の脳にとって、残念ながらネイティブ発音を身につけるのは至難の業。脳科学者である著者もアメリカ留学時代、発音の習得に苦しみました。その経験から編み出したのが全く新しい「英語→カタカナ変換」の法則です。ネイティブスピーカーからも「これなら通じる」とお墨付き。脳のしくみに着目し、もっとも合理的にネイティブ発音に近づく画期的方法を音声つきで紹介します。

(著者からひと言)
 初心者が英語で何かを伝えたい場面で、とくに気を付けなければならない点は、いかに文法が正しいかということや、いかに表現が適切かということよりも、いかに発音が“それっぽい”かという音の技術です。極言すれば「通じない英語は、下手な発音が原因である」とさえ言えるでしょう。
 ここまで問題点が明確ならば、それに対する解答は簡単です。そうです。発音を修正すればよいのです。しかし、脳の成長の観点からは「外国語を正しく発音する能力は、一般に9歳を境に急激に低下する」といわれています。となれば、私たち大人に残された道はただ一つしかありません。そう、開き直ることです。
 本書では、私がアメリカに留学した際に、試行錯誤の末に見出した13の発音法則を収録しました。この法則に基づいて適切なカタカナ読みをすれば、自分の言いたいことをネイティブに伝えることができるようになるはずです。
「べつにカタカナ英語だっていいじゃないか。理想を求めることは潔くあきらめよう。どうせ、私たちには発音するための脳回路がないのだから。」
 少なくとも私は、こう開き直った瞬間、肩の荷が降りたように気分が楽になりました。本書が、英語学習で行き詰まりを覚えている方のお役に立てれば、著者としてもこの上ない幸せです。

感想・レビュー・書評

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  • ・ 著者視点の言語観がとても興味深い本。ぜひ、「英語以外の言語」について(も)書いていただきたいと思います。
    ・ 第二言語習得論などには基づかず、あくまで「英語の語句に、従来と異なる別の振り[片]仮名をあてたもの」として書いています。
    ・私はここに、J-pop歌手の岡崎体育(館)の発音を参考音源として追加し、「カタカナ英語」を模索しています。
    ・ 本書終盤には、楽な勉強方法はないときちんと釘をさしています。
    ・ なお、“超初心者である私が超初心者に贈る「超初心者のための……奮闘記」”という、謙遜に満ちた断り書きが冒頭部にありますが、池谷さんをただの素人とは認識する人はいないでしょう。当然私も期待が大きかったので。

    【目次】
    はじめに(2016年秋 池谷裕二) [003-011]
    目次 [012-013]
    音声を聴くには [014]

    PART I 意識改革編 015
      渡米カウンターパンチ 
      相手まかせな日本語 
      発音か文法か 
      努力は報われない!? 
      英語の上達はあきらめよう!? 
      開き直る学習法 
      カタカナ英語でいこう 

    PART II 実践編 初級コース 039

    PART III 実践編 応用コース 087

    PART IV 法則編 131

    PART V 理論編 175
      忌まわしきマグネット効果 
      若さが決め手 
      バイリンガル脳の秘密 
      獲得すること、習得すること 
      おとなでも英語を習得できる 
      多言語を操るとき 
      言葉は声に出していなくても使っている 
      人の心は言語から生まれる 
      言語が生まれた歴史的瞬間 
      言語はできて当然 

    おわりに(池谷裕二) [200-211]
      英語学習の2つの定理
      非線形習得の定理
      言語能転位の定理
      英語はできて当然!?
      英語を勉強する意味とは 
      参考書籍
    理論編・参考文献 [212-214]
    「カタカナ英語の法則」早見表 [215]
    カタカナ発音例文一覧 [216-219]

  • 具体的なフレーズの練習とともに、
    英語の雑学も入っているから面白く読み進められます。
    さすが、脳科学者!という感じ。
    法則もまとめられているので、書いてあるフレーズ以外の場所でも使えます。

  • 書かれた通りに読むとソレッポイ。楽しい。

  • NHKの「ラジオ英会話」の放送を、毎朝の日課にして聴いています。
    がしかし....これがなかなか身になりません。

    そのラジオ放送では、実際に声に出して練習するコーナーがあって
    滑らかにスムーズに英語らしく声に出して言ってみるために
    テキストの英文にそれらしいカタカナとアルファベットの混じった
    ルビがふってあるのを、実際に先生が発声して解説してくださるのですが
    それがとても的をえていて、これはいい~♪と毎日口をもたつかせながらも
    発声しています。

    献本で頂いたこちらの本も捉え方はNHKのラジオ放送のそれと同じでした。
    本の最初の「はじめに」を読んだだけで著者松本裕二先生(脳科学者)と
    まったく同感、共感。ほんとにその通りだと思いました。

    実際に言ってみよう~のなかの例文を、先生のふったカタカナルビのように
    声に出して言ってみると、娘が「おぉ~♪ それ、絶対通じるわ」と
    絶賛してくれました。^^

    Is that enough? イズ ザット イナッフ?

    イゼリナフ? それで足りてる?

    英会話は目で見る(読む)ものではなく耳で聴くもの。
    その聴いて聴こえてきた通りに発声すればいいことだと思っています。
    だからイゼリナフも日本語的カタカナのようにイ・ゼ・リ・ナ・フ ? と
    言う(読む)のではなく、ネイティブスピーカーから聴こえてきた
    そのままをそれらしく言うこと、つまりは聴くことが重要だとも思っています。
    ...って、、
    わかっているつもりなのになぁ....

    本書は例文にQRコードがついており
    スマホ、ネットでネイティブスピーカーの音声が聴ける嬉しい一冊です。
    ありがとうございました。

  • これは英語の発音に悩む日本人にとって、革命的とも思える本です。13個のカタカナ英語の法則を使って話すと、何度聞いても聞き取れなかった言葉が自分で話せていることに驚きました。ネイティブも認めた、画期的発音術、もっと早く出会っておきたかったですね~

    以下は気になったポイントです。

    ・一般に言葉を覚える能力はおよそ8歳、この年齢を過ぎると新しい言語を覚える能力は急速に低下する。9歳の壁と呼ばれる有名な脳の変化(p29)
    ・大人の場合、聞き分けるのは無理でも、発生の能力ならばうまく身につけられる可能性がある(p32)
    ・animalを「アニマル」と発音しても通じることはない、理由は、割り当てるカタカナが間違っているから、エネモウのほうが通じる(p34,35)
    ・Good morning、×グッドモーニング、〇グッモーネン、完全に「エ」ではなく、すこし「イ」を混ぜて、訛った発音をするとよい(p43)
    ・Good afternoon、×グットアフターヌーン、〇グラフトヌーン、グラフ▲ヌーン(▲は一息飲む)でもよい(p44)
    ・Nice to meet you、×ナイストゥミートユー、〇ナイストミーチュ、toは「トゥー」ではなく、「ト」「タ」のような感じ(p47)
    ・I'm from Japan、xアイムフロムジャパン、〇アイムフルムジャペアン、He sounds Kansai=彼は関西弁を話す(p49)

    ・Just a little. ×ジャストアリトル、〇ジャスタリルウ、Thank you 〇テンキュ(p50,51)
    ・You are welcome 〇ユオウエウクム、Not at all 〇ナラローウ(p52,53)
    ・Can I have some water? 〇ケナイヘヴ スムウワラ(p92)
    ・Let him know 〇レリムノウ、消えやすい子音は順に、h>th>g>d、t>l(エル)>f、v>rとなる。消えにくい子音は、b、k、m、n、s(p109)
    ・法則1:最後のLは「ウ」、beautiful、〇ビューフォウ(p134)
    ・法則2:Aはエア、animal、〇エアネモウ(p136)
    ・法則3:IONはシュン、station、〇ステイシュン(p138)
    ・法則4:最後のTはッ、difficult、〇デフェカウッ(p141)
    ・法則5:Oはア、coffee、〇カーフィ(p144)
    ・法則6:Iはエ、business、〇ベゼネス(p146)
    ・法則7:Tはラ行、capital、〇ケアペロウ(p148)
    ・法則8:USはエス、August、〇オーゲスッ(p150)
    ・法則9:アーはウオア、bird、〇ブォアド(p152)
    ・法則10:最後のアーはオ、paper、〇ペイポ(p154)
    ・法則11:NTのTは消える、twenty、〇トゥウェニ(p156)
    ・法則12:WはダブルU、woman、〇ウウォムン(p158)
    ・法則13:タンは鼻づまり、important、〇エンポーッン(p160)
    ・補足1:エル(L)は舌を歯で噛む、Rは舌を口の中のどこにも触れない(p165)
    ・補足2:b日本語のバ行、v下唇を噛む(p168)
    ・補足3:f下唇を噛む、h日本語のハ行(p170)
    ・補足4:thタ行にして舌をかむ(p172)

    2018年1月3日作成

  • [図書館]
    読了:2017/2/14

    気づいたら一時間半経ってた…というくらい面白くスラスラと読めた。
    「法則編」「理論編」が一番面白かった。法則編が最初にあった方が良かったんじゃないかなぁ…。とっつきやすさからすると。


    怖いくらい通じるカタカナ英語

    p. 146 英米人は「イ」の発音ができない。[i]の音は日本語で言う「エ」に近くなる。
    → これは実感する。

    p. 172 the を「ダ」と表記している非英語圏の国もある。

    p. 178 生後2〜5日の赤ちゃんでも母国語に対する左脳の反応がほかと異なっていた。この実験データを説明する仮説の1つとして「生まれる前から子宮の中で外界に飛び交う言葉を聞いていた」という可能性が考えられる。

    p. 180 バイリンガルたちが2つの言語をどのように扱っているかは「同一回路説」と「独立回路説」があるが、独立回路説がどちらかというと優勢。脳損傷で失語症になった場合、一方の言語だけが障害を受けたり、2つの言語の回復スピードが異なるケースが報告されている。

    p. 182 日本人が英語の文章を読んでいる時とアメリカ人が英語の文章を読んでいる時で脳の働きを比較する。予想としては、同じ英語回路が働くはず。ところが実際には日本人は英語を読んでいても日本語を読んでいる時と似た脳活動をしている。英語を使っていてもつい日本語に置き換えて考えてしまう人はこの状態になっていると思われる。

    p. 190 再帰は言語ならではの表現方法である。どんなに訓練してもサルには再帰はできない。(略)「花子ちゃんは太郎くんが人形をクローゼットに移したことを知らない」再帰構造は「他者の視点に立って物事を考える」ことの基礎になっている。
    自己言及するためにも再帰が必要。「私は彼氏が私を嫌いだと感じている」。再起の形式を踏むことで、他人の目で自分を眺めることが可能になるわけです。
    →こんな視点で考えたことなかったけど確かにそうだ。すごい。

    p. 194 目で見て覚えるよりも、手で書いた方が記憶としてよく定着することは誰しもが経験しているはず。手で書く方が労力が多いからである。同様に、何度も繰り返し読む(再読)よりも、何度もテストを解く(想起)方がよく定着する。想起の方が負荷が高いからである。
    →えええーっ、そうなの知らなかった。社会人になってから楽な方に逃げちゃってるなぁ…

    p. 196 大切な箇所に線を引く、付箋を貼る、テキストを書き写す、まとめを見直す…こうした方法は受け身の勉強なので、理解を深める効果はありません。むしろ、その場ですぐに思い出すことができると、あとでまた思い出せると感じてしまうため逆効果です。

    p. 198 即効性はブロック学習法の方が高かった。参加者にも「よく理解できた」「記憶に残りそう」と高評価だった。交互学習法(1問ずつバラバラに違う種類の問題を解く)は、当人の感覚としては苦労や面倒が多く、情報も混乱しがちなため満足度は低い。しかし長期的に見れば交互学習法の方が習得率は高くなる。訓練1週間後のテストではブロック学習法のグループは平均20点、交互学習法のグループは平均63点と3倍もの差がついた。

    p. 30 一卵性双生児を用いた慎重な調査から、語学力の70〜80%は遺伝で決まっていることが分かっている。
    →デデ〜ン…(´・ω・`)

    p. 134 「最後のLはウ」の法則。はっきりと「ウ」と言い切らずに軽く口をウの形にするだけで十分。その「ウ」に引きずられて「l」の直前の母音は自然と「オ」になります。
    →だから「ビューレフォウ」「エアネモウ」「ナシャノウ」なんだな。

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    2017/3/2追記
    この本の「カタカナ英語」でSiriに話しかけるとほぼ100%いけた。すげ…。
    Do you → ジュ
    Do you mind if I... → ジュマンディファイ
    あたりが「いまいち英語になり切れない」自分のブレイクスルーだった。

  • 請求記号 837.8/I 33/1987

  • 英語が喋れないのがデメリットになるときはもうすぐ来るんでしょうね

  • iPhone のSiriで試してみたら、意外と通じるので良いかも。

  • 献本でいただきました。ありがとうございます。

    日本人は英語が話せないと言われるが、多少文法がおかしくても相手は補って聞いてくれる、むしろ「発音が下手=英語が話せない」と思われるという話にはなるほどと思った。

    カタカナ英語が悪いわけではなくて、当てはめるカタカナが違っているという話。変に英語っぽく発音しようとせずにそのまま書いてある通りのカタカナで発音すればいいと書いてあるが、長い文章になればなるほど言うのが難しい(笑)
    ただ「oはアと発音する」とか、単語ベースで発音を改善できる法則がたくさん紹介されているので非常に参考になると思う。

    あとはやはり開き直りが大事という話。日本人なのだからネイティブ並みの発音ができないのは仕方がない。でもこの本に載っている本当の英語に近い発音を覚えることで英語が通じるという喜びを味わうことができるし、それがさらに英語を勉強しようというモチベーションにつながるのではないかと思う。

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著者プロフィール

監修 池谷裕二(いけがや ゆうじ)

1970年生まれ。薬学博士、脳研究者。東京大学大学院薬学系研究科教授。神経生理学、薬理学を専門として、脳の健康に関する研究に取り組む。最新脳科学の知見を伝える著書は、4歳までの子育てを脳の生理に基づいて考えた『パパは脳研究者』(扶桑社)や、絵本作家・ヨシタケシンスケ氏と共に小学生の疑問に科学とユーモアで応える『モヤモヤそうだんクリニック』(NHK出版)など多数。

「2020年 『こころキャラ図鑑』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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