カラー図解 進化の教科書 第1巻 進化の歴史 (ブルーバックス)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062579902

作品紹介・あらすじ

ハーバード大学、プリンストン大学他全米の200校以上の大学で採用! 
世界中でもっとも読まれている進化の教科書の決定版。

「我々はどこから来て、どこに向かうのか?」
生物の進化を理解することは、我々が向かうべき道を探索するもっとも知的で適応的な活動だ。生命の痕跡を求めて地を這い、生命の歴史を明らかにする。化石は何十億年の生態系を復元してくれる。生命はいつ、どのように誕生したのか?
色鮮やかな、臨場感あふれる38億年の旅がここからはじまる。
カール・ジンマーとダグラス・エムレンのテンポのよい語りで、進化の歴史から最先端の研究成果までをわかりやすく解説する。

感想・レビュー・書評

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  • 進化論,体系的にしっかり学んだことがなかったので今さらながら。
    全3巻で事例をたっぷり挙げながら解説してくれてて,高校生物止まりの人にうってつけな内容。1巻は進化概論的な扱いで,化石記録の紐解き方や大量絶滅,ヒトの進化が詳しい。
    誤解も多い分野なのでとても有意義な本。
    鎌形赤血球貧血って前々から聞いたことあったけど,あれは劣性遺伝子が淘汰されずに残っている例として重要なものだと知って膝を打つ。
    劣性だとホモ接合にならないと発現しないが,この遺伝子はヘテロ接合の場合にマラリアに耐性が出る。なのでマラリア流行地域ではこれがずっと受け継がれるというわけ。なるほど~

  • キリンの首はなぜ長いのか?
    象の鼻はなぜ長いのか?
    人間はどのようにして生まれたのか?
     
    あなたが『進化』というものに興味があるのなら
    ぜひ読んでいただきたい一冊です。
     
     
    『進化』がどのようにしてなされたか?
    我々がそれを知るのに役立つのが『化石』です。
     
    しかし死骸が『化石』になるには
    様々な条件が重ならないといけません。
    すべてが『化石』になるわけではないのです。
     
    だから『化石コレクション』は
    不完全な状態であり、
    見つかった化石以外の進化の過程は
    創造力や化石以外の研究で補う必要があります。
     
    そんな『進化の歴史』を紐解いた一冊。
    この後、第2巻、3巻と続きます。

  • アメリカの大学で使われている教科書を、少し縮めて章立てを並び替えて三分冊にしている。サイエンスライターのカール・ジンマーが執筆に加わっているのがおもしろい。中身はたしかに教科書らしい構成と書きぶりなのだが、読み物としても楽しめるバランス。

    「種」概念というやつが意外と曖昧であることを知った。キリンなんてキリンにしか見えないが、実は6つの異なる種から成るという説もあるそうだ。

    進化のタペストリーを引きのアングルで捉える大進化。

  • ・地球進化につづく生物の進化の物語。
    ・「放射能の時計」が考察の鍵。

  • 「進化」については、誰もがなんとなく分かったような気になっていて、それでいて困った誤解も非常に多い分野でもあります。きっちりと学ぶ必要が出たときには、最初に頑張って読む本としては、現時点では一番お勧めの本でといえそうです。
    ただし、サラッと読んで理解できるタイプの本ではなく、それなりに根気が必要です。

  • 初めて生物学に触れる者にとっては難解だが面白かった。難しい記述は何度も反芻して読んでいった。ノートを片手に勉強していきたい本。個人的には絶滅の章が最も頭に入りやすかった。

  • 詳しい記述過ぎて途中で挫折した。じっくり読むには良い本だと思います。

  • [評価]
    ★★★★★ 星5つ

    [感想]
    教科書として製作されたというだけあり、非常に細かく、かつ丁寧に記述されており、このシリーズを読むことで生物学及び進化に関する知識を万遍なく身につけることができるとお思う。また、研究の仕方も知れたのは面白かったな。
    章ごとの独立性がかなり高いので興味がある部分から読み始めるのもよいのかもしれない。

  • 専門的な内容なのに、和訳本なのに、読みやすくて分かりやすい。専門外の自分でも楽しめた。
    こんな教科書で学べた学生が羨ましい。
    3冊一気に読破したった。

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著者プロフィール

アメリカを代表するサイエンスライター、『ニューヨーク・タイムズ』紙の科学コラムニスト。
著書はスティーヴン・ジェイ・グールド賞をはじめ、数々の賞を受賞している。新型コロナウイルスの世界的流行について報道する『ニューヨーク・タイムズ』紙のチームに加わり、その記事は2021年のピュリッツァー賞(公益部門)を受賞した。イェール大学分子生物物理学・生化学科の客員教授も務めている。彼の知るかぎり、条虫の種と小惑星の両方にその名がついたただひとりの著作家でもある。
『カラー図解 進化の教科書』(共著、講談社)、『進化 生命のたどる道』(岩波書店)、『ウイルス・プラネット』(飛鳥新社)など著書多数。

「2023年 『「生きている」とはどういうことか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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