活断層地震はどこまで予測できるか 日本列島で今起きていること (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 37
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062579957

作品紹介・あらすじ

熊本、鳥取、福島沖──なぜ、大地震が頻発するのか?
活断層の動きが活発化する「地震の活動期」に入ったのか?
日本列島に走る活断層の数は2000以上。
活断層とは何か? 直下型地震はどうして起きるのか?
今知りたい疑問に答えます。

地震とは、地殻内にたまった歪みが断層を通じて一瞬のうちに解放される現象です。日本列島には、確認されているだけで2000以上の活断層が存在し、互いに複雑に影響しあっています。ひとたび地震が起きれば、その歪みが別の活断層へと伝播し、新たな地震へと連鎖する構造になっているのです。今もどこかで次の地震を引き起こす「火種」はくすぶりつづけている──これが私たちが住む日本列島なのです。次の地震はいつ、どこで起きるのか? 活断層と直下型地震のメカニズムと最新の研究成果を豊富な図と写真でわかりやすく解説します。

これからも容赦なく大地震は起こり続けます。建物は強くできても、地震を制御できるわけではありません。過密化した都市直下での内陸地震は、まだ阪神・淡路大震災以降経験していません。今後想定もしていない被害がもたらされる可能性があります。私の行ってきた活断層研究が地震の予測や防災・減災にすぐに役立つとは考えていませんが、地学現象のひとつとしての活断層を理解していただくことが、防災・減災にも遠回しに繋がるのではないかと考えています。(あとがきより)

感想・レビュー・書評

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  • 地震と断層の考えについて知識をつけるため読んだ。

  • 海溝型と内陸型という2つの地震のメカニズム、活断層とは、活断層と内陸型地震、地震の連鎖など、なんとなく知っている気がしていたが、改めて知見が広がった気がする。
    わからないことを正直にわからない、とする著者の科学に対する謙虚な姿勢も好印象だった。
    今も〇月〇日に地震発生などがネットを賑わすが、数十年、数百年、数千年間隔でありながら、数秒単位の一瞬で起きること、未知の事柄があまりに多いことを鑑みると、無責任な言いっ放しであるとが理解できた。
    科学についての専門的な内容を、一般人向けに分かり易く、質を落とさずに伝えるという、ブルバックスらしい一冊だった。

  • NHKスペシャルや地震に関する報道でコメントを求められることの多い地震学者遠田晋次氏による活断層地震に関する基礎知識を解説した本。熊本地震でにわかに注目されるようになった活断層地震。何が解明されており、何がまだ解明されていないのか、その研究の最前線を判りやすく解説しています。読後の印象としては、日本列島には既知の活断層以外にも未知の活断層が至る所に存在し、その活動周期も数万年以上と長いものも多く、その周期性も海溝型地震と比較すると一定でないケースが頻発し、そしてある活断層が単独で動くケースもあれば、周辺に存在する活断層が同時に動くケース(熊本地震がまさにこのパターン)もあり、確度の高い予測は現状では困難ということでした。
    しかし著者はだからといって「日本中どこでも直下型地震が起こるなら、どこにいても同じ」という諦観に近い受け身の姿勢になるのではなく、自分が住んでいる地域の直下型地震のリスクを知った上でそれに備えるべきと主張しています。
    「地震ハザードステーション」という非常に便利なツールがネット上で公開されており、その使用方法も解説されています。
    新聞やテレビで地震に関する報道を正しく理解するために、正しい基礎知識を身につけるためにおすすめの1冊だと思います。

  • 今ある話がコンパクトにまとまっている。読みにくいかも。誠実さと読みにくさは結構近くなっている。これをかけ宇r人はなかなかいない。

  • 請求記号 453/To 64/1995

  • 内容紹介
    熊本、鳥取、福島沖──なぜ、大地震が頻発するのか?
    活断層の動きが活発化する「地震の活動期」に入ったのか?
    日本列島に走る活断層の数は2000以上。
    活断層とは何か? 直下型地震はどうして起きるのか?
    今知りたい疑問に答えます。

    地震とは、地殻内にたまった歪みが断層を通じて一瞬のうちに解放される現象です。日本列島には、確認されているだけで2000以上の活断層が存在し、互いに複雑に影響しあっています。ひとたび地震が起きれば、その歪みが別の活断層へと伝播し、新たな地震へと連鎖する構造になっているのです。今もどこかで次の地震を引き起こす「火種」はくすぶりつづけている──これが私たちが住む日本列島なのです。次の地震はいつ、どこで起きるのか? 活断層と直下型地震のメカニズムと最新の研究成果を豊富な図と写真でわかりやすく解説します。

    これからも容赦なく大地震は起こり続けます。建物は強くできても、地震を制御できるわけではありません。過密化した都市直下での内陸地震は、まだ阪神・淡路大震災以降経験していません。今後想定もしていない被害がもたらされる可能性があります。私の行ってきた活断層研究が地震の予測や防災・減災にすぐに役立つとは考えていませんが、地学現象のひとつとしての活断層を理解していただくことが、防災・減災にも遠回しに繋がるのではないかと考えています。(あとがきより)

    著者について
    遠田 晋次
    1966年宮崎県生まれ。東北大学災害科学国際研究所教授。理学博士。鹿児島大学理学部卒業、東北大学大学院理学研究科前期博士課程修了、電力中央研究所、同所属中に米国地質調査所(USGS)客員研究員、東京大学地震研究所助手、産業技術総合研究所活断層研究センター研究員、京都大学防災研究所准教授を経て2012年10月より現職。専門分野は地震地質学。著書に『連鎖する大地震』(岩波科学ライブラリー)がある。

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