暗号―ポストモダンの情報セキュリティ (講談社選書メチエ 73)

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  • Amazon.co.jp ・本 (242ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062580731

作品紹介・あらすじ

文明が生まれ、暗号が生まれた。社会が変わり、暗号が変わる。「秘匿」と「認証」を担う電子空間の革命が起こった。なぜ、鍵・アルゴリズムを公開しても解読されないのか。人工現実の虚実を司る数理の魔術とは。魅力的な暗号の世界への誘い。

著者プロフィール

1933年生まれ。専門は情報通信システム、暗号理論。1958年、東京工業大学卒業。1970年、工学博士。1979年、東京工業大学教授。1994年、中央大学教授。1996年、電子情報通信学会会⾧。1999年、中央大学研究開発機構機構⾧。2003年、日本学術会議会員。2004年、情報セキュリティ大学院大学初代学長。2004年、中央大学研究開発機構教授。2007年、日本ペンクラブ会員。2010年、マルチメディア振興センター理事⾧。2013年、放送セキュリティセンター理事⾧。2017年、セキュアIoTプラットフォーム協議会理事⾧。総務省電波監理審議会会⾧、総務省・内閣等の諸官庁における、電子署名法、住民基本台帳法等の多くの法制度創設に関する委員会委員⾧を歴任。瑞宝中綬章、NHK放送文化賞、C&C賞、高柳記念賞、信学会功績賞、IEEE第三千年記記念賞、全国発明表彰等を受賞。主な研究成果に、①日本初のデジタル伝送方式(PCM24チャンネル方式)の開発。②世界初のテレビ信号のデジタル方式の開発、カラーテレビのデジタル化で特許取得・発明表彰。③デジタルネットワークのグラフ理論的研究、電子情報通信学会論文賞受賞。④デジタル信号処理の先導的研究開始、電子情報通信学会論文賞2件受賞。1980年頃から現代暗号の研究を開始。⑤1985年、順序解法による多変数公開鍵暗号方式の提案。⑥楕円曲線暗号における理念と現実の完全な一致、新プラトン主義的確認。⑦デジタルセキュリティ総合科学構築と三止揚(MELT-UP)。⑧究極の本人確認のための3層型公開鍵暗号の提案。主な著書に、『情報社会・セキュリティ・倫理』(コロナ社)、『暗号と情報社会』(文藝春秋)、『暗号理論と楕円曲線』(共著、森北出版)、『暗号――情報セキュリティの技術と歴史』(講談社)など。

「2021年 『フェイクとの闘い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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