宝塚―消費社会のスペクタクル (講談社選書メチエ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 22
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062581479

作品紹介・あらすじ

まばゆい光、絢爛たるレビュー、視覚にもたらされる快楽。20世紀初頭、博覧会の残照=「まなざし」が生んだ「宝塚」は、社会の感性を先取りする。モダニズム、ノスタルジア、ジェンダー-感性の変容から読む「宝塚」というシステム。

感想・レビュー・書評

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  • 久生十蘭など近代日本文学の研究者である著者が、宝塚歌劇の歴史をたどりつつ、モダニズムやジェンダーなどのテーマをすくいあげ考察している本です。

    著者は、劇の具体的な内容に立ち入って批評をおこなっているわけではなく、宝塚歌劇という舞台装置そのものの性格を主として歴史的・社会的な観点から論じており、いわゆる阪神間モダニズムの枠組みのなかで宝塚歌劇の成立と発展を読み解く試みだといってよいと思います。宝塚歌劇とそのファンとの関係についても多少問題提起がおこなわれてはいるものの、それほどくわしい議論が展開されているわけではありません。そうした意味で、宝塚歌劇の歴史に関心をいだく読者にとってはおもしろい本なのかもしれませんが、宝塚歌劇のファンにはすこしもの足りないと感じられるのではないかという気もします。

  • スペクタクル。

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著者プロフィール

1956年、宮城県生まれ。文芸・演劇評論家。日本近代文学研究者。博士(文学)。立教大学特任教授。著書に『少女日和』『蘭の季節』『宝塚というユートピア』『尾崎翠 砂丘の彼方へ』『宝塚百年を越えて』など

「2018年 『定本 夢野久作全集 第5巻』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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