- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062582315
感想・レビュー・書評
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人類最古の哲学とは神話の事。
矛盾する世界に論理的な説明を与える為にホモサピエンスの脳が生み出したのが
神話で、その変形版として民話がある。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
構造主義的神話論。メインはシンデレラ伝説。確かに面白いんだけど、ちょっと読み易過ぎかな。。。もうちょっと歯応えがあっても良いような気がする。入門書としてはお勧め。
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カイエソバージュシリーズ第1巻
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中沢新一先生の中央大学での講義を基にした1冊。読みやすい文体は元が授業故の口語文体だからでしょう。内容は神話。最古の哲学とはなるほど、と感心しきり。シンデレラを軸にその話の展開は一気に読まされてしまうほどワクワクしました。
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各地・各時代のシンデレラの話もとても面白いけれど、「最古の哲学」としての神話の考え方や有り方について書いた第1章がとにかく素晴らしかった。(20070516)
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2005年ごろ 購入
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カイエ・ソバージュ全部一気に読んだ。超わくわく系の本。読みやすくて面白い。
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あまりに面白くて一往復半で読了。
シリーズ?まであるそうなので図書館で予約しなくては。
アンデルセンよりグリムが好きな方は、もれなく楽しめること請け合い。 -
神話は、現実の具体的な存在や事象を離れては存在し得ないもの。それは人間の五感や社会構造、自然の生態と密接に結びついている。迷信や子供っぽいつくり話と一蹴されてしまうのはいかがなものか。世界の各地で語り継がれている神話には、いろいろなエッセンスがちりばめられているというのに。
2006.01.09-17 -
人類的分布をみるシンデレラ物語分析がなんとも興味深い。全てを疑い穿りかえす思想家だの宗教学者だの文化人類学者だのがいてくれるから、世の中は面白いのだと気付かされるのだ。