英語にも主語はなかった 日本語文法から言語千年史へ

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  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062582889

作品紹介・あらすじ

日本語に「主語」はない。それどころか、英語における「主語」の概念すら、実は歴史上遅れて発生した特殊なものなのだ。「主語」は普遍性を持たない文法概念なのである!千年の言語史を遡行して、「天」の言語と「地」の言語を説き明かす、壮大な比較文法論。

感想・レビュー・書評

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  • 久しぶりに読み直した。「日本語に主語はいらない」と「日本語文法の謎を解く」とこの本を読んで、初めて日本語の文法がすっきりと理解できた。ただ、日本語と英語との違いを政治にまで当てはめるのは行き過ぎだと思う。2004年1月10日第1刷発行。定価本体1,500円(税別)。

  •  「日本語には主語がない」と主張した三上章の後を受けて研究を続けている著者が,印欧語にまで研究を広げ,「もともと英語にも主語はなかった」と教えてくれます。
     わたしは,「文法用語」をあまり知らないので,本書を読みすすめて行くにはちょっとつらかったです。が,言いたいことの大枠は分かったつもりです。
     特に「神の視点」「虫の視点」の話は理解しやすかったし,それが国民性にまで影響しているかも…とも思いました。アメリカ・ブッシュのいう「善か悪か」という2元論は「神の視点」から導き出されるものだという指摘には,とても納得してしまいました。
     著者にとっては,〈学校文法が未だに英語文法に追随している姿〉は,〈日米安保の殻から抜け出せない日本の姿〉とかぶって見えているようです。

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