神と自然の科学史 (講談社選書メチエ)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062583459

作品紹介・あらすじ

先人が工業化のために受け入れた西欧自然科学は、私たちが母語で思考する力を奪ってしまった?西欧の"nature"と私たちの「自然」。彼我の自然観を互いに相対化することで初めて見えてくる、本当の「科学」の歴史。

感想・レビュー・書評

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  • 近代科学について大きく考えさせられました。
    また、この本に出会ったことを幸福に思います。

    強引に端折りますと、
    近代工業から生まれた近代性と近代科学の思想は
    どのように捉えられ、そして受け入れられているか。
    一貫して近代科学の思想とは、論理的な積み重ねの思考に捉えられがちだが、最終的なひらめきや発想は、超自然的(言い換えると神)存在によって、上から降りてくるものだというキリスト教を母体をした思想である。

    日本語を母国語にし、仏教徒が多い日本人にとってどこまで考える事が可能なのか。
    さらに、どこが考えに至らない思想なのかを、宗教的な倫理観などを多く踏まえて説明しています。

  • [ 内容 ]
    先人が工業化のために受け入れた西欧自然科学は、私たちが母語で思考する力を奪ってしまった?
    西欧の“nature”と私たちの「自然」。
    彼我の自然観を互いに相対化することで初めて見えてくる、本当の「科学」の歴史。

    [ 目次 ]
    鏡としての西欧自然科学
    第1部(普遍性の正体;ギリシア人の方法;西欧自然科学の世界観)
    第2部(日本語の秩序に従う自然;諸法実相の枠組み;実際の体験)
    比較科学論への招待

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  • レポートのために読んだんだけどね。

    おもしろかったよ。

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