漁民の世界 「海洋性」で見る日本 (講談社選書メチエ)

著者 : 野地恒有
  • 講談社 (2008年5月9日発売)
3.14
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  • レビュー :3
  • Amazon.co.jp ・本 (220ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062584128

作品紹介・あらすじ

なぜ田植えのときにイワシを食べるのか。山村でも神事の供え物には海の魚を使うのか。日本文化の基層としての海洋性。村落共同体ともノマドとも異なる漁民たちの「ゆるやかな定住」。知られざる海の生活から見えてくる「もう一つの日本」。柳田国男以来の硬直した日本観の見直しを迫る画期的論考。

漁民の世界 「海洋性」で見る日本 (講談社選書メチエ)の感想・レビュー・書評

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  • 日本人は陸に封じられた魚である、という表現が面白い。
    田植えの時にイワシを食べ、山村の神事でも魚を供え、漁村の祭りでも米は欠かせない。
    半農半漁とは、農家と漁師が半々ではなく、1人が両方やることで、集団で移住してきた人たちは、移住元の習慣を頑なに守るのではなく、移住先の習慣に染まり切るでもない。

    日本のありようって、階層やラベルで分けられるようなものではなく、文化人種の、地域によってグラデーションがあるだけのカオスな坩堝なのかもしれない。

    ここまで書くと、
    和の精神は同調ではなく尊重にあり。
    なんてまとめたくなるけど、そんなキレイにはいかねーよ。
    故にカオスなんだから…。、と思ってみたり。

  • 日本人の中には「海」がある

  • [ 内容 ]
    なぜ田植えのときにイワシを食べるのか。
    山村でも神事の供え物には海の魚を使うのか。
    日本文化の基層としての海洋性。
    村落共同体ともノマドとも異なる漁民たちの「ゆるやかな定住」。
    知られざる海の生活から見えてくる「もう一つの日本」。
    柳田国男以来の硬直した日本観の見直しを迫る画期的論考。

    [ 目次 ]
    序章 「海洋性」を抱く「山島」
    第1章 海洋性とは何か
    第2章 地先沿岸漁村という世界
    第3章 海を求めた日本人
    第4章 地先沿岸漁村の交流のかたち
    第5章 出漁漁民の移住集落という世界
    終章 日本文化の基層としての「海洋性」

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