薩摩藩士朝鮮漂流日記 「鎖国」の向こうの日朝交渉 (講談社選書メチエ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062584470

作品紹介・あらすじ

離島勤務から本国への帰途、薩摩藩士安田義方ら一行は遭難し、朝鮮に漂着する。安田は、朝鮮王朝の地方官僚らと漢文の筆談によって、現地での待遇と送還について折衝しながら、一方で、酒を酌み交わし、詩文を贈りあい、交流を深めていく。安田が遺した詳細な記録と巧みな挿図から、朝鮮通信使の儀礼的な通交とはまったく違った近世日朝交流のすがたが見えてくる。

感想・レビュー・書評

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  • 江戸時代、朝鮮に漂着した薩摩藩士。現地の朝鮮の役人とのやりとりの苦労や親切さへの感謝、薩摩藩士の日記を取り上げて説明している。江戸時代、当時の朝鮮との国際語は中国語(漢文)。筆記で会話して意思疎通したようす。も中華思想を上位に対等な付き合いをしたようで、漢詩のやりとりなど文化的な交流が素晴らしいと思った。当時の時代背景も丁寧に書かれていて、他の漂着時の記録も面白い。

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著者プロフィール

1958年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程中退。博士(文学)。現在、名古屋大学教授。専攻は、近世日朝関係史、日本近世史。主な著著に、『近世日本と朝鮮漂流民』(臨川書店)、『大君外交と「武威」』(名古屋大学出版会)、『薩摩藩士朝鮮漂流日記』(講談社選書メチエ)、『竹島問題とは何か』(名古屋大学出版会)、『竹島――もうひとつの日朝関係史』(中公新書)など多数。

「2017年 『叢書 東アジアの近現代史 第3巻 日本人の朝鮮観はいかにして形成されたか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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