完全解読 カント『純粋理性批判』 (講談社選書メチエ)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 97
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (422ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062584623

感想・レビュー・書評

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  • 私は、以前、カント哲学について全く分からず歯が立たなかったが、この著書などカントに関する本の解説書を読むことによって、だんだん自分として理解できたつもりでいます。
    この本は、カントの解説書として良好と思います。

    カントは、霊魂の不滅、自由、神が客観的事実として認めることはできないとはっきりと語っていることを、私自身再確認し、しっかりと肝に銘じておく必要を感じました。

    私は、以前からの自分の課題として、霊魂の不滅、自由、神が客観的事実として認めることができるかどうかを、宗教書や哲学書などいろいろと読み重ねましたが、結論は出ず、あるときは、「あるはずだ」、「やはり証明できない」などと迷いに迷っていました。しかし、カントの著書にたどり着いて、この問題に漸くピリオドを打つことができそうです。
     そして、カントが示唆しているように、認識論の次は、「道徳」の構築が大切ということなる。この問題を今後、自分自身の課題に入れる必要性を感じてならなくなりました。

    竹田氏のこの著作は、私にとって一つの一里塚になりました。ありがとうございます。

著者プロフィール

1947年生まれ。哲学者。早稲田大学政治経済学部卒業。現在、早稲田大学国際教養学部教授。主な著書に、『プラトン入門』、『言語的思考へ』、『人間的自由の条件』、『完全解読 カント『純粋理性批判』』、『完全解読 フッサール『現象学の理念』』ほか多数。

「2017年 『ハイデガー入門』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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