フリーメイスン もうひとつの近代史 (講談社選書メチエ)

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感想 : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062586047

作品紹介・あらすじ

謎めいた存在ゆえに、陰謀論の格好の対象となるフリーメイスン。
秘密に包まれたイニシエーションの実態とは?
「自由、平等、兄弟愛」などキリスト教ルーツの価値観を政治から切り離し、
「普遍価値」として復権させることが彼らの使命である。
アメリカ独立戦争、フランス革命から『シャルリー・エブド』事件まで、フリーメイスンの誕生と変容を辿りながら、西洋近代をもうひとつの視点からとらえなおす。

感想・レビュー・書評

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  • 団体の歴史は他でも書かれているが、各国におけるロッジの成立過程や傾向をはっきりと書かれている書籍は少なく、価値はある。
    本書を読んで気になったことは、著者の情報ソースが確かからだろうが、かなり断定調で書かれていることだろう。
    これ一冊だけで理解できるはずは無いとしても、知りたければ外せないと思われる。

  • イタリア、ポルトガル、スペインでは異端審問を恐れて会sンしたロッジも多かった。
    アメリカにフリーメイソンをもたらしたのはイギリスからの植民者だったことは確かだが、秘密結社の性格上、いつだれがどこではじめたかを特定できる資料は残っていない。
    キリスト教のルーツはユダヤ教にあるのだからプロテスタントの優勢なアメリカが旧約聖書のイメージを共有するのは不思議なことではないのだが、陰謀論者たちは「ユダヤ教=ソロモン神殿=フリーメイソン」という連想から、アメリカ建国のシンボルをユダヤ人とフリーメイソンの陰謀に結び付けるようになった 。

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著者プロフィール

比較文化史家・バロック音楽奏者。東京大学大学院比較文学比較文化修士課程修了。同博士課程、パリ大学比較文学博士課程を経て、高等研究所でカトリック史、エゾテリズム史を修める。フランス在住。著書に『ヨーロッパの死者の書』『キリスト教の真実』『女のキリスト教史』(以上、ちくま新書)、『ジャンヌ・ダルク』(講談社学術文庫)、『ローマ法王』(角川ソフィア文庫)他多数。著者のホームページhttp://www.setukotakeshita.com/

「2021年 『疫病の精神史』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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