アメリカ 異形の制度空間 (講談社選書メチエ)

  • 講談社 (2016年10月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784062586375

作品紹介・あらすじ

アメリカとは単なる地名でもなければ国名でもない。キリスト教旧世界が新たな大地に作り出した制度空間の名である。1492年、コロンブスにその一端が「発見」された新天地。西洋から見て「無主の地」は「法的所有」の対象となった。征服と植民により獲得され拡大する新世界。そこに教会・旧制度から逃れるように<自由>と<個人の自立>の観念が生い茂る。今や世界の隅々に浸透しているその根強い規範性の由来を探る。

みんなの感想まとめ

アメリカという概念の根源を探る本書は、植民地政策や所有権の導入を通じて、自由と個人の自立がどのように育まれたのかを考察しています。歴史や政治に対する唯名論的方法論を用いることで、従来の視点とは異なる新...

感想・レビュー・書評

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  • アメリカと言う概念の根源を、植民地政策や所有権の導入に求めた。
    唯名論的方法論というのは、歴史や政治の分野で用いられるのは珍しかった(哲学では主要な方法の1つだが)ので、新鮮であった。

  • ヨーロッパの視点から見たアメリカ論で、出色の出来。現在の世の中を見る視点がいかに歪んでいるかがよくわかる。今年読んだ中では最もおすすめ。

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著者プロフィール

西谷 修(にしたに・おさむ):一九五〇年生まれ。哲学者。東京大学法学部卒業、東京都立大学フランス文学科修士課程修了。明治学院大学文学部教授、東京外国語大学大学院総合国際学研究科教授、立教大学大学院文学研究科特任教授を歴任。東京外国語大学名誉教授。二〇世紀フランス文学・思想の研究をベースに、グローバルスタディーズ、戦争論、世界史論、クレオール文化などを広く論じる。著書に『戦争論』(講談社学術文庫)、『夜の鼓動にふれる』(ちくま学芸文庫)、『戦争とは何だろうか』(ちくまプリマー新書)、『アメリカ 異形の制度空間』(講談社メチエ)、『私たちはどんな世界を生きているか』(講談社現代新書)など。訳書多数。

「2025年 『戦争と西洋 西側の「正義」とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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