意思決定の心理学 脳とこころの傾向と対策 (講談社選書メチエ)

  • 講談社 (2017年1月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784062586450

作品紹介・あらすじ

生きるとは意思決定の連続だ。本書は心理学と脳科学の最新の研究から、さまざまな具体的事例や実験の結果を紹介しながら、意思決定のメカニズムを探る。情動と理性という対立する「こころのはたらき」に注目する二重過程理論。マシュマロテスト、損失回避性、疲労、ブドウ糖、依存症などなど、意思決定のメカニズムと影響を与える要因を徹底的に検証。わかっているようで実はよくわからない、自分の「こころ」を知るための必読書。


ケーキを食べるか? 休日に何をするか? 投資先をどこにするか? 人間関係を円滑にするためにどう行動するか?
生活は意思決定の連続です。あるときは上手く意思決定ができ、あるときは失敗する。あるときはすぐに決まるのに、あるときはなかなか決められない。なぜでしょうか?
本書は心理学と脳科学の最新の研究から、さまざまな具体的事例や実験の結果を紹介しながら、わたしたちの意思決定のメカニズムを探っていきます。
情動と理性というふたつの対立する「こころのはたらき」に注目する二重過程理論がバックボーンになっています。
マシュマロテスト、トロッコジレンマ、歩道橋ジレンマ、損失回避性、疲労、ブドウ糖、依存症などなど、意思決定のメカニズムと影響を与える要因を徹底的に検証します。
脳とこころの癖や傾向を知っておくことで、わたしたちはよりよい意思決定が可能になります。
わかっているようで実はよくわからない、自分の「こころ」を知るための必読書です。

みんなの感想まとめ

意思決定のメカニズムを探求する本書は、心理学と脳科学の最新の研究成果を豊富に紹介し、私たちの「こころ」の働きを理解する手助けをします。特に、情動と理性の対立を描く二重過程理論に基づき、システム1(情動...

感想・レビュー・書評

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  • 意思決定に関わる、情動的反応や直感的思考、
    欲求などの自動的な「速いこころ」と
    合理的判断や論理的思考、自制心といった
    主に意志の力による「遅いこころ」の
    「二重過程理論」が取り上げられている。

    例えば、マシュマロテスト(マシュマロをいま1個
    もらうか20分待って2個もらうか)をクリアした幼児は
    将来のSATの成績も良いという結果があるけれど、
    欲求に対して気をそらすことができれば待てるように
    なるので、待てない子でも訓練で自制心を学ぶことが
    できる。

    第六章『意思決定と人間の本性ー性善か性悪かを
    科学的に読む』では他者に協力するのは、
    速いこころか遅いこころかを取り上げ、協力は
    素早い決断によっていること、寄付は脳の
    報酬処理によって支えられている。
    正直さには「自然な正直さ」と「意図的な正直さ」
    の2種類があり、人は性善か性悪かという
    議論は引き分けである、としている。

    最終章『「遅いこころ」は「速いこころ」を
    コントロールできるのか?』では工夫により、
    この2つのこころのバランスを保ち、
    「俯瞰的に二つの心のはたらきをとらえ、
    遅いこころをサポートすることで、
    多くの場面ではコントロールが可能」(P185)
    とまとめられている。

  • 『ファスト&スロー』で有名になった二重課程理論を中心に、心理学×脳科学の領域で現在までに何がどこまで明らかにされてきているのか、さまざまな研究成果が紹介される。最近手にする人文書でたびたび参考文献になっていたので手にしてみたが、確かに意思決定、そして道徳や倫理といった哲学の問題に関心のある方の基本情報を押さえる一冊という感じ。

  •  ミシェルらは、子供にとっての報酬となるお菓子が目の前に見えている状況と見えていない状況を、マシュマロテストで比較しました[19]。この実験の結果は明らかで、子供たちは目の前にお菓子が見える状況では、我慢することが困難になりました。その一方、見えていない状況では、以上待つことができることがわかりました。目の前に見えているか、そうでないか、たったそれだけのことで、子供たちが自制心を働かせることに大きな影響を与えたのです。
     この結果は当然のように聞こえるかもしれませんが、欲求をうまくコントロールする方法を身につける上では、きわめて重要な研究成果です。目の前に報酬があると我慢が効かなくなるのなら、気をそらすことで欲求の充足の先延ばしが可能になるかもしれません。実際、マシュマロから目をそらしたり、注意をそらそうとしたりする子供は、長時間待てる場合が多いことは、以前にも紹介した通りです。


     これらの一連の実験からは、わたしたちが日常生活で効果的に自制心を働かせる上できわめて重要なヒントが提供されていると言えるでしょう。というのも、まったく同じ状況であっても、意図的に対象から注意をそらしたり、あるいは対象を抽象的にとらえたりすることで、抗いがたい誘惑に抵抗することが可能になるのです。自制心そのものというよりは、柔軟性を持つことが重要であると結論付けられるかもしれません。
     読者の中には、「正面から誘惑に向き合って、それに抵抗できてこその自制心だ」と考える方もおられるかもしれません。気をそらしたりすることは、まるで逃げているかのように感じられるかもしれません。でも、それは杞憂にすぎません。上手に気をそらすことができた子供がより長い時間を待つことができ、幼少期のマシュマロテストの成績は、将来の社会的な成功を予測できるのですから。自分が誘惑を感じてしまう対象から、意図的に距離をおくことは、適応的な戦略の一つなのです。帰宅途中に、つい家の近くのコンビニでお菓子を買うのをやめられない人は、思いきって道を変えてコンビニの前を通らないのが最善の策、ということです。


     先に紹介した研究から、自制心を効果的に働かせる方法がたしかにあることがわかりました。ではそういった方法を学習して、さらにトレーニングを重ねることで、誘惑に抵抗できる克己心を養うことは可能なのでしょうか?多くの読者の方は、可能であってほしいと思っているはずです。なぜなら幼少期の時点での自制心を、その後の人生で変えることができないなら、わたしたちの人生の成功・失敗は、まったくコントロールできない困難なものになってしまいます。
     ご安心ください。ミシェルらの一連の研究によれば、その答えは「イエス」です。彼らは、誘惑に直面した場合に、それを回避するための戦略をあらかじめ準備しておくことで、効果的に自制心を発揮できるようになることを証明しました。もし○○したら、××するようにする、というように、自分の行動方針を決めておくのです。帰宅途中にお菓子屋さんが目に入っても、もっとヘルシーな果物が家にあることを思い出して、足早に家に帰るようにする、とあらかじめ決めておくのです。”トは、誘惑とそれに対する抵抗手段との間に、自動的な結びつきを作ることです。○○したら、すぐに××する、というように行為が自動的に発現するようにするのです。
     たとえば、ミシェルらが行ったある実験では、子供たちに退屈な課題(たくさんのペグをペグボードに差し込むなど)をやってもらいました。この実験では、子供たちが作業をしている間に、そばにあるおもちゃの木箱がスピーカーを通じて子供たちに話しかけてきます。「一緒に遊ぼうよ!」と言われることは、子供たちにとっては強い誘惑です。退屈な作業をするより、おもちゃの木箱と一緒に遊びたいのです。この誘惑に対して、事前に準備された対抗策は非常にシンプルなものです。おもちゃの木箱が話しかけてきても、相手にせずに見ないようにする、ということです。あらかじめこの作戦を準備していた子供たちは、準備していなかった子供たちに比べ、気をそらされる時間は短く、より多くの作業をこなすことができました[23,24]。
     こうした方略は、練習を続けることによって、自動的に発現させることができるようになります。つまり、つらい思いをして誘惑に抗っていたのが、練習によって楽になるわけです。その後の研究でも、誘惑に抵抗する行為を事前に計画しておくことが、様々な状況で効果的であることが確認されています[25-28]。最近の研究では、衝動的な行動の多いADHD(注意欠陥・多動性障害)の子供であっても、こうした方略が有効であることが示されています[29]。


    理性は情動を制御できる
     本章ではマシュマロテストを中心に、主に欲求の充足を先延ばしにするメカニズムについて、これまでにわかってきたことを紹介してきました。こうした一連の研究は、幼少期の自制心がその後の人生にも影響を与え続けること、自制心の個人差に対応する脳の領域がたしかに存在することなど、わたしたちの自制心と欲求との関係について、多くの示唆を与えてくれています。


    お金は魔物?
     本章ではお金にまつわる意思決定に焦点をあてて、これまでの研究を紹介してきました。これらは研究全体の一部に過ぎませんが、わたしたちの意思決定の仕組みの一端が浮かび上がってきます。日常的にもありふれたお金が関わる意思決定では、速いこころと遅いこころのバランスがたやすく崩れうることを、おわかり頂けたのではないでしょうか。
     よく「お金は魔物」という表現を使いますが、筆者はちょっと違うように感じます。お金そのものは、連続した数値で表現可能な、きわめて客観的かつ具体的な存在です。お金自体が魔物なのではなく、そのお金を扱う人間のこころにこそ、魔物がひそんでいるのではないでしょうか。こうしたこころのメカニズムを明らかにしていくことは、時として利己的で不道徳な振る舞いをしてしまう人間の本質に迫る上で、非常に有益なステップになると筆者は考えています。


    人間関係における速いこころと遅いこころ
     本章ではわたしたちが社会で経験する複雑な意思決定――特に、人間関係に関わる意思決定のメカニズムに焦点をあてました。複雑な人間関係において、意思決定のベースとなるのは速いこころのはたらきのようです。
     恋愛場面では強い情熱が、脳の報酬系によって生み出されます。遅いこころのはたらきをうまく使って、失恋からうまく立ち直ることも可能ではあるようですが、中毒のようになってしまった恋愛では、自分の意志でコントロールするのは容易なことではありません。うまくいった恋愛に心の底から喜び、その一方で実らなかった恋愛に絶望する背景には、速いこころを支えている脳のはたらきがあるのです。


    理性が情動を超越する
     さて、グリーンの研究は、理性と情動のはたらきで道徳的判断のメカニズムを説明することに終始するわけではありません。彼の哲学的議論の詳細については、彼の著書『モラル・トライブズ』[19-21]をご覧頂きたいのですが、彼は異なる道徳的価値観を持った集団間で生じる様々な社会的問題を解消する時にこそ、理性のはたらきが重要であると考えています。
     具体的には、理性をうまく働かせることによって、葛藤や対立を生む情動を一旦脇に置いて、全員が共有できる道徳的価値観を見つけることができると主張しています。理性の力を信じているという点では、第二章で紹介したウォルター・ミシェルと意見を等しくしているとも言えるでしょう。理性が情動を本当に超えられるのか、この点は第七章でもう一度考察してみたいと思います。


    人間の本性の科学的理解へ向けて
     本章は人間の本性という大きなテーマに対して、既存の心理学と脳科学の研究成果をもとに議論するという、やや挑戦的な試みでした。これまで紹介してきた通り、最近の心理学と脳科学の研究成果からは、人間の本性を議論する多くの手掛かりが提示されていると言えるのではないでしょうか。
     本章での大事なことをおさらいすると、次のようになります。まず、協力行為や寄付行為にみられるように、人間の善行は思いのほか、速いこころによって実現されている可能性があるということです。これは人間が他者との共存を有効な戦略として利用するために組み込まれた、生得的なこころのメカニズムである可能性もあります。ただし、これは遅いこころが人間の善行に関わっていない、というわけではありません。速いこころ、遅いこころ、両方のはたらきが重要なわけですが、最新の研究からは両者を統合して理解できる枠組みが提示されています。つまり、何らかの個人の特性によって、ある善行を発現する際に、速いこころが優位になるか、遅いこころが優位になるかが決定されている、ということです。
     こうした研究は、次章でも議論する速いこころと遅いこころの相互作用のメカニズムの解明につながるだけでなく、古来からの人間の本性に関する人文科学的な議論を進める一助にもなり得るものです。性善説や性悪説といった一見相反する人間観に対し、自然科学の視点から新しい議論を提案することが、近年の心理学と脳科学の研究からは可能になっているのです。ヒトを対象とした脳とこころの研究のなかでも、今後の展開が最も期待される分野の一つと言えます。


     最後に、ここで本書で主張する最も重要なことをまとめたいと思います。「遅いこころ」は「速いこころ」をコントロールできるのか?
     この問いに対して現時点で筆者は、「俯瞰的に二つのこころのはたらきをとらえ、遅いこころをサポートすることで、多くの場面ではコントロールが可能」としたいと思います。そしてこのこころのはたらきをより正確に理解し、より正しく使用するために、脳の取扱説明書が必要、ということももう一度述べておきたいと思います。

  • 自分も生きている経験則で、直感と熟考では使っている頭が違うなと思っていたが、論文からシステム1と2に分類して本書では論じていて、信憑性が高い情報であると感じた。

    導入は定義付けの面もあり多少論文チックであったが2章からはマシュマロ実験から子供でも取っ付きやすくなるわかりやすい実験をもとに話していて自分の感情を俯瞰するいい機会になる本ではないかと思った。

  • p184「ひょっとすると読者の中には、人間の脳とこころのメカニズムを知ることで、デメリットがあることを危惧する人がいるかもしれません。(中略)しかし、このような心配は杞憂にすぎません。実際、こういったこころのはたらきのメリットを知っておくことは、こころのバランスを保つ上ではきわめて有益と考えられています。(中略)あらかじめ把握しておくことで、不要なトラブルを避けることが可能です。自分の意思決定をうまくコントロールできるようになれば、それは良い意味での自信にもつながっていくものです」

  • イラストはしょぼいが大事なところは一通り押さえている。

  • 分かりやすい説明で心理学を。

  • 二重過程理論の話を中心に、道徳(寄付行為や嘘など)の話もしている。

  • 行動経済学かな?人間の本質に迫る内容をさまざまな文献や実験から説明してくれる。筆者の主張はダニエルカーネマンとは少し違い、システム2の理性的なことはそこまで悲観的なほど弱くないということ。

  • 二重過程理論に基づいた「速いこころ」と「遅いこころ」について、様々な研究成果をまとめてわかりやすく説明している。普段自らの意思決定において、どちらのこころを用いて行っているのか、改めて考察するきっかけをもらった良書。

  • 非常に分かりやすく丁寧な本です。多くの先行研究を紹介しており、難しくなりがちですが、口語調で平易に書かれております。
    本書を読んで、本能や欲望に向き合うことがどれだけ難しいかわかりました。理性だけでは欲望を抑えることができないとわかりました。

    また哲学で有名なトロッコ理論を脳科学的にアプローチした話は、非常に納得できる内容でした。

  • 速いこころと遅いこころで解き明かす意思決定の仕組みとは?人間には自然に他者を思いやるこころが備わっているようなのでうれしい。ちなみに筆者は東北大卒。

  • 【意思決定の心理学】

    ●A.意思決定の多くの場面では、こころの中で2 つのシステムが機能している。1 つは「素早く湧きあがる情動や欲求」、もう1 つは「時間をかけた思考に基づく理性や自制心」だ。この2種類のこころの働きを想定した理論を「二重過程理論」と呼ぶ。

    ●B.2 種類のこころの働きは、学術的には次のように分類される。
    ・システム1:直感的・情動的な反応、本能的な欲求の発現を支える。論理性よりも直感に依存する「速いこころ」。
    ・システム2:合理的判断や自制心など、意志の力によるこころの働きを支える。システム1 の働きにブレーキをかけようとする「遅いこころ」。これを働かせるには集中力が要り、別のことに気をとられるとうまく機能しない。

    ●C.二重過程理論の考え方をサポートする研究成果の1 つに、「マシュマロテスト」がある。これは、保育園児が目の前のマシュマロを食べずに我慢できるか、意志の力を試すものだ。
    ・食べるのを待てた子供は、青少年期には、他の子供より強い自制心を持ち、理性的な判断を下す能力にも優れていた。
    ・マシュマロを食べずに我慢できた子供たちが中年期になった頃、脳活動を調べると、脳の前頭前野(衝動の制御や論理的思考を担う領域)の活動が高かった。

    ●D.速いこころ(情動や欲求)をコントロールするには、遅いこころ(理性や自制心)を、次のような方法で働かせるとよい。
    ・欲求の対象を抽象化したり、欲求の対象から意図的に気をそらせたりする。
    ・俯瞰的に2 つのこころの働きをとらえ、遅いこころをサポートする。

    ●E.キャパシティの限界
    システム2 を働かせるには、ある程度の集中力が要る。何か別のことに気をとられていると、うまく機能しない。言い換えると、システム2 のキャパシティには限界がある。一度に処理できる量には限界があるため、同時に複数の仕事を掛け持ちできないのだ。
    また、睡眠不足や飲酒も、システム2 の働きを損ねる。ある研究では、一晩睡眠をとらなかった場合、注意力を必要とする課題でのエラーが顕著になることが報告されている。
    別の研究によれば、人間の意志の力や自制心は有限である。すなわち、システム2 を使うと疲弊してしまい、連続してシステム2 をうまく機能させるのは難しい。これを「自我消耗」という。

  • 遅い心が働く環境、働かない時があることを自覚

  • 速いこころと遅いこころ。二重過程理論で解き明かす意思決定の仕組みとは? マシュマロテスト、トロッコジレンマ等々、実験によって証明された脳とこころの癖、よりよい意思決定を実現するためのヒントを示す。

    第1章 二重過程理論--「速いこころ」と「遅いこころ」による意思決定
    第2章 マシュマロテスト--半世紀にわたる研究で何がわかったのか?
    第3章 「お金」と意思決定の罠――損得勘定と嘘
    第4章 「人間関係」にまつわる意思決定――恋愛と復讐のメカニズム
    第5章 道徳的判断の形成――理性と情動の共同作業
    第6章 意思決定と人間の本性――性善か性悪かを科学的に読む
    第7章 「遅いこころ」は「速いこころ」をコントロールできるのか?

  • fMRIなどの研究が普及して、ここ10年ほどで、研究が最も進んだ意思決定に関する研究を、早い心と遅い心という視点から、まとめた本です。個人的に興味がある分野なので、知っていることが多いですが、頭が整理でき、興味深く読みました。「疲れているとズルしやすくなる」「他人の不幸は蜜の味」など、皆の興味を引くテーマが多いと思います。

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著者プロフィール

一九八一年北海道釧路市生まれ。東北大学大学院医学系研究科障害科学専攻博士後期課程修了。東北大学博士(障害科学)。東北大学大学院医学系研究科助教、ハーバード大学心理学科/日本学術振興会海外特別研究員、京都大学こころの未来研究センター特定助教を経て、2013年より同センター上廣こころ学研究部門特定准教授。専攻は認知神経科学。健常被験者を対象とした脳機能画像研究と脳損傷患者を対象とした神経心理学的研究によって、主にヒトの正直さ・不正直さを生み出す脳のメカニズムについての研究を進めている。平成27年、日本心理学会国際賞奨励賞受賞。

「2017年 『意思決定の心理学 脳とこころの傾向と対策』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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