キャンパスの中のアスペルガー症候群 (こころライブラリー)

  • 講談社 (2010年7月1日発売)
3.00
  • (3)
  • (5)
  • (6)
  • (3)
  • (4)
本棚登録 : 71
感想 : 15
サイトに貼り付ける

本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています

Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784062597012

みんなの感想まとめ

テーマはアスペルガー症候群を通じた理解と教育に関するもので、特に大学での学びを通じて深まる洞察が魅力です。著者の視点には賛否が分かれる部分もあり、時には反論を考えさせられる内容も見受けられますが、それ...

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • アスペルガーについての理解はできたけど、途中からの「いまどきの若者」的なところはなくても良いと…。

  • 5章はじめ、規範について論じているところは読みとばしてよい。

  • 著者による決めつけというか、ほかにも可能性あるよね、という記述が散見されるため、読みながら反論、あるいはつっこみをいれたくなる。そのため読みにくく、納得しづらい。

  • 中学生の時からずっと気になっていたトピックを、改めて大学の授業を通して深められる幸せ。教育実習目前で焦りながら日々過ごしていますが、この本は文体がやさしいので頭にすっと入ってきていい感じです。

  • アスペルガー症候群についてよくわかっていなかったので具体的な症状についてよく知れた。判断基準が曖昧でどの項目も誰でも多少はあてはまると思う。診断の難しさを感じた。
    自閉症やパーソナリティ障害とも見分けが付きにくいとあったが、自閉症は遺伝子の異常が原因ではなかったか?と思い調べてみたらまだそうと断定された訳では無い様だ。

    障害があっても子どもは成長するという項に気づかされた。
    イマドキの若者批判論のところは賛同しかねる。

    メモ
    AD=注意欠陥 HD=多動性障害

  • アスペルガー?と思われる行動をとる学生が増えている。
    が、それらが一概にアスペルガーなのかは、判断がつかない場合が多い。
    彼らはただの「規範意識がない」学生かもしれない。

    このような学生に対する適切な対応をまとめた本。
    いろいろ考えさせられました。

  • 大きな課題になっている、発達障害を持つ人たちの青年期(主に大学生)がメインテーマの一冊。著者は発達障害臨床では大御所であり、さすがに本筋についての論はわかりやすく愛情と理解がいっぱいだ。
    惜しむらくは、途中から「最近の若者」論になってしまい、発達障害とは無関係な方向への脱線が大きいこと。ちょっと触れてみました、という程度ではないボリュームである。
    また、最後まで読み通して思ったのは、読者としてのターゲットをどこに置いているのかな?ということ。当事者なのか?周囲の人や家族、学校関係者なのか?
    最後では就労問題に触れるなど大切なテーマに迫っているだけに、中身の中途半端さがあまりに惜しかった。

  • 微妙なラインの生徒も多いよっていう話。

  • 2011.08. アスペルガーかそうではないのか、というのは、微妙なところだと思う。ここのとこ、どこでも「空気を読む」ことがすごう大切みたいに言われていて、それで萎縮してしまう人もいるだろうけど、あの読む力っていうのは、ある意味特殊な能力なのかも。かく言う私も、場の空気を読むのは大変苦手分野です。

  • アスペルガー症候群をはじめとするいわゆる発達障害について、以前に比べて認知度が上がった分、プラスの面もあるがレッテル貼りのようなマイナスの面も少なからずあるということは、著者のような児童精神科医など専門家からよく言われている。
    本書では、診断名が独り歩きすることへの警鐘とともに、発達障害の正しい理解と、そもそもそういった病態の診断基準についても、今後の議論の必要性を訴えている。
    このあたりの話は、いくつもの類似の本で読んでいるのでよく理解できたが、一番驚いたのはいわゆる発達障害や精神疾患とは関係ないところで、社会的に問題があると思われる(一見して発達障害のように見える)若者が増えているということだ。
    その規範意識の低さは、しつけの問題もさることながら、急激な文化の変化による混乱が作り出す、マージナリティ・パーソナリティという心理的特性だと言っていいかもしれないという考えは興味深かった。

    また、本書では十ページ足らずしか触れられていなかったが、レジリエンス(回復力)についての研究は大変興味をそそられた。もっと詳しく文献を読んでみたい。

  • 授業中に突然、勝手にクーラーを消す人、電気を消す人とかがいるようだ。
    ・コミュニケーションに障害がある。
    ・人の気持ちがわからない。
    ・状況を判断することができない。
    ・友人とうまく付き合えない。
    ・孤立している。
    ・人前で奇妙な言動を取る。
    ・父親不在は子供の精神発達に影響する。
    父性がとくに必要となるのは思春期になって自己が確立していく問題が出てくるとき。
    でも、私も幼少時、青年時、父親と一緒にいなかったがアスペルガーではない。

  • その人は本当にアスペルガー症候群なのか?不可解な行動ゆえに、人間関係を作れず、孤立する学生が増えている。その原因は障害によるものなのか。キャンパス内のリアルな状況を探り、その対応策を考える。

全12件中 1 - 12件を表示

この本が好きな人におすすめの本

著者プロフィール

1937年生まれ。児童精神科医。北海道大学大学院修了、医学博士。北海道大学医学部精神科外来医長、市立札幌病院静療院児童部長、東海大学医学部精神科学教室主任教授、同大学教育研究所教授、同大学付属相模高等学校・同中学校校長を経て、現在目白大学人間学部子ども学科教授・大学院生涯福祉研究科教授、臨床児童精神医学研究所所長、愛光病院臨床顧問などを務める。
最近の主な著作として、『発達障害と子どもたち——アスペルガー症候群、自閉症、そしてボーダーラインチャイルド』(講談社、2005年)、『子育て不安の処方箋——親と子の「こころのトラブル」相談室』(東海教育研究所、2004年)、『子どもが「怖い」大人たちへ——子どもの精神疾患』(監修、東海教育研究所、2000年)、『現代児童青年精神医学』(共編、永井書店、2002年)、『子どもと暴力』(編著、金剛出版、1999年)、『発達障害児の精神療法』(編著、金剛出版、1995年)など。

「2008年 『総説 アスペルガー症候群』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山崎晃資の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×