あなたは人生に感謝ができますか? エリクソンの心理学に教えられた「幸せな生き方の道すじ」 (こころライブラリー)

著者 :
  • 講談社
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レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062597098

作品紹介・あらすじ

人生とはなにか。幸せとはなにか。そして、死とはなにか。人生は、乳児期での母親の無償の愛からはじまり、老年期の人生への感謝でしめくくられます。その道すじを、著者が自身の経験と思い出をまじえて、本書で解説しました。

感想・レビュー・書評

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  • 職員の感動が伝わるカウンセリング研修の報告を読んでいて、中に出てきた「エリクソンの発達段階」をあらためて掘り下げてみたくて、辿り着いたのがこちらの本。
    発達心理学の授業で学んで以来でしたが、佐々木先生の人生を振り返りながら、関わってきたお子さんや家族の様子を踏まえながら、日本に今起こってきている人とのかかわりの薄さが生み出す病理のようなものをひも解きながら展開されていく8つの段階が、心に深く沁みてきます。
    発達課題のひずみは置いてきた部分を丁寧にやり直すことが大切であり、それは大人になっても言えること。
    自分自身も、職員の育成をしていても感じること。
    「人間の本当の幸福というのは、人間関係の中にしかない」「人間関係の中でくつろぐ努力」「親しさの中で癒されること」納得。そして、道のりは続く。

  • 僕の狭隘な心のせいなのですが、筆者のプチ自慢が鬱陶しかったです。勿論、そんな彼女が説く哲学への興味は皆無でした。

  • 『あなたは人生に感謝ができますか?』
    佐々木正美 先生。

    佐々木先生の書籍はこれが初めてです。
    購読動機は、不惑の年代の半ばをすぎて、
    果たして僕の人生、生きるとは?そして、僕自身の心とは?を考えることのゆえでした。

    エリクソンのいうライフサイクルモデル。
    それぞれの年代で為す宿題なるものがあるということ。
    それをひとつずつ乗り越えて、心理的に安定した人生を送る可能性があることがわかります。

    一方で、小学生以前の記憶、ましてや家族との記憶となれば、なかなかたどることもできず、ライフサイクルとの対比が困難なのが現実でした。

    自身を客観視するために、ライフサイクルと対比する考え方はひとつの考証として有効だとは考えます。
    ただし、では改善、変化はどうする?となったとき、
    結論は本人の考え方、行動のみに帰結するという当たり前のことです。
    佐々木先生は「遅きはなし、ただし、困難ではある」の表現をされています。
    おそらくその通りでしょう。
    性格、行動様式ともに年齢とともに固定化するようにも思えますから、、、。
    でも、もし、もし、そのままがよろしくないときづけたならば、やはりその時が変化する機会なのかもしれません。



  • これから子育てをする方、渦中の方には
    一読をおすすめしたい本。

    気が楽になったり、少し余裕が持てたり、
    何かしら子育てを楽しめるような
    知識が得られると思います。

    ひと通り終えつつある私には
    もっと早く知ってたら全然違った!と思える
    内容が満載でした。

    マザーテレサも、日本の事を
    「豊かなのに心が貧しい国」だと
    言っていたけれど

    佐々木さんの言葉から、その原因が、
    日本人が自分の幸せだけを考えるようになった
    からだと、、ちょっとズキッとしました。

    コミュニケーションが大事、
    特に「人の中でくつろぐこと」
    この言葉が印象的でした。

  • エリクソンのライフサイクルモデル理論を元にしてる

    乳児から老年期まで道筋を描き出した幸せな生き方を説明してくれてる

    乳児期は母に愛され信頼をきづく
    2-4才は自律性を身につける
    子どもをいじめっこにしないために
    親子で喜び悲しみを分かち合いコミュニケーションとること
    育ちを信じて待つ
    子どもが親を信じる自律性が育つ

    児童4-7才
    遊んで見いだして納得理解する
    探求
    遊ぶ子は将来努力や工夫できるようになる

    大事なのはコミュニケーション
    勉強の知識でない
    勤勉性を獲得する

    今未婚か晩婚かがあるが、
    結局人間は、孤独のまま幸せにはなれない
    お金があって高価な美味しいもの食べるにも、
    相手がいなければ楽しくない
    お金より健康なこころ
    人間関係が大事、それが幸せを決める

  • 前に読んだことあるはずだがいつ読んだかは忘れた。宗教的なタイトルだが内容はエリクソンのライフサイクル論をわかりやすく記述したもの。文体に温かみがある。

  • 妻が「考え方変えなきゃ」とか言っていたので読んでみる。私も佐々木正美さんの事が好きでその師に当たる人の事と言うことで興味深く読む。

    【心に刺さる】
    自分の自由を求めた、自分勝手に生きようとしてきた結果が世界一孤独な国になってしまった。
    友人との付き合い
    同僚との付き合い
    社会的グループとの付き合い

    【驚き】
    生後六ヶ月から一年半の間で見守ってくれる人

  • 良書。
    生後半年〜1歳半までの育児の重要さが分かる。
    「基本的信頼」を獲得できるよう、

    ◎望みを叶え
    ◎ともに喜び
    ◎見守って

    あげたいと思う。

  • エリクソンの発達心理学をより詳しく理解したくて読む。しかしエリクソンの理論の解説ではないので、詳しく知ることはできない。ただ、自身の子育てにはとても参考になる。
    自分の子どもには、勉強も大事だが、友達との遊びも大事であること、コミュニケーションや人間関係に苦手意識を抱かないように導きたい、と思う。友達との遊びを通して自主性、積極性、想像力、創造力が育つし、コミュニケーション力や人と適切に関係を構築する力が身についていく。

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著者プロフィール

佐々木 正美(ささき まさみ)
1935年8月25日 - 2017年6月28日
群馬県前橋市生まれの児童精神科医で、専門は児童青年精神医学。川崎医療福祉大学特任教授、ノースカロライナ大学医学部精神科非常勤教授。
新潟大学医学部を卒業後、ブリティッシュ・コロンビア大学、小児療育相談センターなどを歴任。自閉症治療教育プログラム「TEACCH」を米国から日本に紹介し、研究を続けてきた。
代表作に『子どもへのまなざし』シリーズがある。主な受賞歴として、糸賀一雄記念賞、保健文化賞、朝日社会福祉賞、エリック・ショプラー生涯業績賞などを受賞。

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