発達障害と生きる どうしても「うまくいかない」人たち (こころライブラリー)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・本 (210ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062597142

作品紹介・あらすじ

「発達障害のイメージ」には、大きな誤解がひそんでいる!
――発達障害の正しい知識をわかりやすく解説

この数年、「発達障害」は非常にポピュラーになり、一般の人にも知られるようになってきたが、
その一方で、メディアで取り上げられたり、一般の人が思い浮かべる「発達障害」のイメージと、
実際の疾患との間には大きなズレが生じている。
一般に考えられている「どこか変わったところのある人」「奇妙なクセがあり、集団に溶け込めない人」という
発達障害のイメージは、あくまで「軽症例」であって、実は発達障害の一部でしかない。
多くの発達障害を抱える人たちをみてきた経験豊富な精神科医が描き出す、「ほんとうの発達障害」の姿。


臨床の現場にいると、正しく診断されていないASDやADHDの患者が数多く存在していることに驚かされる。
彼らは、うつ病や躁うつ病、あるいはパーソナリティ障害などと診断され、長年に渡って適切とは言えない治療を継続していることも多い。
患者本人が自分自身の状態を知ることなしに、長く辛い日々を送らなければならないことは不幸なことである。
――「おわりに」より


《本書の内容》
第1章 発達障害とは何か
第2章 大人のアスペルガー症候群
第3章 発達障害の多発家族
第4章 発達障害の子供と家庭環境

感想・レビュー・書評

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  • 再読

    岩波先生の本は、実例が充実しておりイメージがわくため、理解が深まる。
    統合失調型パーソナリティ障害と、自閉症スペクトラム障害ASDの類似点は多いが、原因は異なる。鑑別困難と。悩ましい。

  • 岩波 明 (著)
    自閉症、アスペルガー症候群、学習障害、ADHD…。終わらない「生きづらさ」はどこから来るのか。誤解されがちな発達障害の「ほんとうの姿」に精神科医が迫る。発達障害に関連する医療的、社会的な問題も紹介。

  • ☆信州大学附属図書館の所蔵はこちらです☆
    http://www-lib.shinshu-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB15919999

  • 発達障害の症例および障害、疾患についての説明。ケース一つ一つがしんどかった。2014年発行から約6年、医療や支援は進んだのだろうか。

    ・彼らにはロジカルな興奮がみられる
    ・衝動を伴いやすい短絡的な思考は特徴の一つ
    ・本人の無垢さ純粋さ、もしくは幼さが家族の結びつきを強くしてきたのかもしれない

  • 岩波先生の発達障害関連本は3冊目。

    歴史上の偉人やフィクションの話と犯罪者の話が多い。しかも犯罪者は結局発達障害ではなかった例?
    タイトルから離れすぎているように思う。

  • 古市良太郎、が似てる。

  • 勉強用

  • 知るところから始めなきゃ、、、

    講談社のPR
    http://bookclub.kodansha.co.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2597144

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著者プロフィール

昭和大学医学部精神医学講座主任教授

「2023年 『これ一冊で大人の発達障害がわかる本』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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