うつ病の人に言っていいこと・いけないこと (健康ライブラリーイラスト版)

  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・本 (102ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062597814

作品紹介・あらすじ

ひと目でわかるイラスト図解
《講談社 健康ライブラリーイラスト版》

【家庭や職場での場面別対応例が満載】
うつ病の人に「がんばって」は本当に禁句なのでしょうか?
タブーな言葉から、回復を後押しする励まし方まで、
家庭や職場での場面に応じた対応例が満載。
うつ病の長期化、再発を防ぐ接し方を徹底解説します。

(まえがきより)
私はうつ病患者さんの復職支援に10年以上とりくんできました。患者さんを支える家族への対応にも、力を入れてきました。また、企業の産業医として職場の健康管理にも携わっています。
そのような活動のなかで痛感してきたのが、うつ病患者さんを治す(単に病気が癒えるだけでなく、社会的機能も回復させ、再発を防ぐ)ためには、本人への治療に加えて、家族や職場の人々など、関係者へのアドバイスや働きかけが重要だということです。
患者さんへの対応だけでは、患者さん自身はよくなっても、その人を支える家族や職場の人々が疲弊し、共倒れしてしまうことがよくあります。関係者を支えることも必要なのです。そうした周囲の支援が、患者さんの回復に必要であることも、言うまでもありません。
本書は絶対的な正解を示すものではありません。むしろ、本書を引き合いにして、患者さんと家族、職場の人々が話し合いの機会をもってもらえれば幸いです。(監修者 有馬秀晃)

【家族が言っていいこと・いけないこと】(一例紹介)
●自殺をほのめかされたらなんて言えばいい?
●経済的な不安を本人にどう話す?
●職場とのやりとりは本人に任せたほうがいい?
●気晴らしに遊びや会食に誘ってもいい?

【職場で言っていいこと・いけないこと】(一例紹介)
●うつ病の同僚から仕事上の相談をされたらどうする?
●生産性の低下が目立ってきたらどう切り出せばいい?
●法的に問題となる言い回しは?
●休職中の社員の状況を家族に聞いていい?

感想・レビュー・書評

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  • イラスト図解はとても解りやすく、見易いです。
    間違った知識があったのでとても勉強になりました。良かれと思っていた事が真逆だったりと…目から鱗です。
    後半は職に就いている方、雇用している側に特化した内容になっています。
    各相談窓口等の案内もあるのでおすすめです。

  • イラスト付きでわかりやすい。
    うつ病の状態を段階ごとにわけ対処法を説く。家族の対応のしかたや心の持ち方にまで触れる。家族、とくに稼ぎ手が発病すると、なにより経済的負担が重く、家族がいちばん重荷に感じてしまう。

    復職はちゃんと労働できるようになるという心得てから、また職場での理解、仕事の分担など上司や同僚はこう振る舞うべき、という対策も盛り込まれている。うつ病のみならず、日常の傷病での欠員対応にも使えるが、実際、日本の企業のマンパワーにそこまで余裕があるのか。

    うつ病になってからの対策も大事だが、社員や家族が発病すると大きな損失になることを理解し、未然に防ぐ手だても考案されるべきだろう。

    単に怠け癖があるのに、うつ病だと騒ぐ厄介者への対処法や見分け方もあるとよいのだが…。

  • 有馬秀晃/監修
    ひと目でわかるイラスト図解
    《講談社 健康ライブラリーイラスト版》

    【家庭や職場での場面別対応例が満載】
    うつ病の人に「がんばって」は本当に禁句なのでしょうか?
    タブーな言葉から、回復を後押しする励まし方まで、
    家庭や職場での場面に応じた対応例が満載。
    うつ病の長期化、再発を防ぐ接し方を徹底解説します。

    (まえがきより)
    私はうつ病患者さんの復職支援に10年以上とりくんできました。患者さんを支える家族への対応にも、力を入れてきました。また、企業の産業医として職場の健康管理にも携わっています。
    そのような活動のなかで痛感してきたのが、うつ病患者さんを治す(単に病気が癒えるだけでなく、社会的機能も回復させ、再発を防ぐ)ためには、本人への治療に加えて、家族や職場の人々など、関係者へのアドバイスや働きかけが重要だということです。
    患者さんへの対応だけでは、患者さん自身はよくなっても、その人を支える家族や職場の人々が疲弊し、共倒れしてしまうことがよくあります。関係者を支えることも必要なのです。そうした周囲の支援が、患者さんの回復に必要であることも、言うまでもありません。
    本書は絶対的な正解を示すものではありません。むしろ、本書を引き合いにして、患者さんと家族、職場の人々が話し合いの機会をもってもらえれば幸いです。(監修者 有馬秀晃)

    【家族が言っていいこと・いけないこと】(一例紹介)
    ●自殺をほのめかされたらなんて言えばいい?
    ●経済的な不安を本人にどう話す?
    ●職場とのやりとりは本人に任せたほうがいい?
    ●気晴らしに遊びや会食に誘ってもいい?

    【職場で言っていいこと・いけないこと】(一例紹介)
    ●うつ病の同僚から仕事上の相談をされたらどうする?
    ●生産性の低下が目立ってきたらどう切り出せばいい?
    ●法的に問題となる言い回しは?
    ●休職中の社員の状況を家族に聞いていい?

  • うつ病患者への対応だけでは、患者本人がよくなっても、本人を支える家族や職場が疲弊し、結局、共倒れしてしまうということがある。関係者を支えることも治療の大切な一環。うつ病患者の回復を多面的立体的に解説する。家族が本人に言っていいこと・いけないこと。職場で言っていいこと・いけないこと。ケースごとに明快に書かれている。クイズ形式で読み解いていくのも飽きさせない趣向である。ひと目で分かるイラスト図解も大いに理解を助けてくれる。たくさんの発見があった。

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著者プロフィール

監修・執筆 深田晶恵
個人のお金の相談を受けるファイナンシャルプランナー。(株)生活設計塾クルー取締役。
金融商品や保険商品の販売をせずに、中立的な立場で退職後の生活設計などの相談を受けている。高齢の夫の両親と同居の経験もあり、高齢者へのアドバイスに定評がある。著書は『知識ゼロの私でも! 日本一わかりやすいお金の教科書』(講談社)など多数。

巻頭料理特集 『かんたん! おいしい! 手間いらず 冷凍うどんのすすめ』(上田淳子)
兵庫県神戸市生まれ。辻学園調理技術専門学校の西洋料理研究所職員を経て、渡欧。帰国後は東京のサロン・ド・テでシェフパティシエとして勤務したのち、料理研究家として活動。作りやすい家庭料理レシピが好評。『冷凍お届けごはん』『ひとりでできる 子どもキッチン』(以上、講談社)など著書多数。

週末コラム 『健康になる食生活』東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部 濱裕宣・赤石定典
健康と栄養のバランスを大事に、日常生活の中で活かせる食事のノウハウの普及を目指している。栄養のプロの知識と科学に基づいたわかりやすい解説に定評がある。

「2022年 『かんたん年金家計ノート 2023』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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