はいからさんが通る(4) (講談社漫画文庫)

著者 :
  • 講談社 (1995年6月2日発売)
3.77
  • (47)
  • (39)
  • (83)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 479
感想 : 30
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (401ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062600897

作品紹介・あらすじ

ハイカラ紅緒が繰り広げる恋の大パノラマ!突然現れた婚約者・伊集院少尉に、紅緒のハ-トは一直線。しかし、ジャジャ馬・紅緒の大暴れが原因で、彼は戦場へ。波乱万丈の恋の行方は?ロマコメの決定版!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 講談社漫画文庫の『はいからさんが通る』は、この4巻で最終巻です。

    ど~せ、少女マンガのヒロインはハッピーエンドがお約束されているんだよね?と、思いながら読んでいたので、それほどハラハラせずにラストまでといった感じでした。
    紅緒本人も自分は死なない!!死ぬわけない!!と、作品の中で言ってますもん。

    同性から見ても、お茶目で可愛い紅緒さんは4人の男性から好意を持たれていました。
    少尉とは結ばれましたが、紅緒にふられた3人の男性の、その後のストーリーが本書では“花の番外編”として掲載されています。

    満洲へ行ってしまった狼さんこと鬼島さんの『鷺草物語』、紅緒の幼馴染の歌舞伎役者『蘭丸さま純情詩集』、そして結婚式まで挙げたのに結局は…の編集長 冬星さんの『霧の朝パリで』。

    ストーリー内容は三者三様らしく、『はいからさん~』をラストまで見届けた読者たちを、ホッとさせるのではないでしょうか。めでたしめでたし。

  • ギャグとシリアスの境目が
    くるっくる、くるっくる。
    目まぐるしい高低差がたまらない味に♡

    昔のマンガは感情のふり幅がハンパなく、
    泣いた、笑った、泣いた、笑ったと
    とにかく忙しい。

    なので、感情移入しそうになってもすぐに
    wow!と笑っちゃうところもなんだかツボ♡[笑]

    番外編は更に好き放題の
    はいからさんがスターウォーズ!
    親指スターウォーズってあったけど、
    それと同じぐらいめちゃくちゃで大好き[*´▽`*]w
    楽しい大正浪漫の旅でした。紅緒さんお幸せに!

  • 最終巻。
    関東大震災で結ばれるとことか、結婚式の一ヶ月後くらいに別の人と式挙げるのだったり、モヤッとしたところはあったものの、終わり方は本当に好きでした。
    心のなかにフォーエヴァー!

    番外編。
    実は本編よりこちらのほうが好きだったりして、、
    まず紅緒と少尉の結婚時点でラリサさんと編集長についてモヤモヤしてたものだから、編集長の話は本当に好きで何度も読み返しました。
    いやまぁBLといえばBLではあるんだけど。
    そういう概念超えて惹かれる物語でした。
    それと環と狼さんの一件。この二人の自立した感じとか己が立ってる感じというかそういうのをすごい尊敬してた上二人の関係性も好きで。ということでくっついて頂いたことには拍手でしかないです。パチパチ
    蘭丸は、、、相変わらずですね笑。彼のひたむきなとこ大好きです。

  • 最後は紅緒と少尉は大団円。
    小さい頃は絶対紅緒と少尉!と思ったけど、今だと編集長の立場が辛すぎて…。
    番外編も読めてよかった。
    紅緒のワープの話、少尉、狼さん、編集者が王子様のような格好で三人並ぶ図は圧巻!
    紅緒のドレスとかすごく綺麗で、本当に憧れてたのを思い出した。
    欄外で作者からの逆ファンレターがあるけど、大和和紀先生の絵はうまくないし、面白くないと手紙がきたそうで、それに対して「うるせー!」と返事する作者も笑うし、悪口なのにちゃんと「先生」と書いてきたその子も笑う。
    昔だからできたんだろーなー。

  • 読み終わった!やっぱり最終巻の関東大震災のシーンはいろいろと好き。ある一場面は絵も覚えてたしセリフも覚えていた。読んでいて一番のツボってことでもないように思えるのに、実はそこが自分にとってはポイントだったんだな、と。
    他に、スピンオフ編の子どもが出てくるところはやっぱりよいね、秋星ちゃん。

  • 2017.7.22市立図書館(長女)
    本編完結、後半は番外編4本「はいからさんがこけた」「鷺草物語」「蘭丸さま純情詩集」「霧の朝パリで」
    物語の前半はすごく記憶に残っていたのだけれど、終盤の展開は実は忘れていて、ハッピーエンドだとは思っていたけれど、ずいぶんはらはらさせられた。がさつなヒロインに思いを寄せる美男が4人も、というのはファンタジーすぎるのだけれど、これぐらいのボリュームできれいに完結させてくれるのはやはりいい。

  • 個人的に紅緒と少尉があまり好きじゃないから、本編にはケチつけたいんだけど、紅緒たちから離れた短編3つは面白かった!特に「霧の朝パリで」は傑作!冬星好きだー!!もう俺のなかでは本編含めて冬星のためのマンガだ!

  • みんなみんな幸せになってねという気持ちになれて、それは素敵なことだと思った。

    なんだかんだ思うことがないわけではないし、この先この本を買うかは分からないけど、でも二日間夢中になって一気読みしました。名作の力!
    リアルタイムで読んだら、紅緒さんのキャラクターとか、もっと色々な感動があったのだろうなぁ。

    番外編、 救いがあって良かったけど、こういう楽しい作品だし救いがあったと思うことにしますけど、取りようによっては救いのない話だけど…。でもまぁみんな幸せになるみたいで良かった。

  • 年を重ねて昔の漫画を読むとこうも感じ方が変わるものなのだろうか。

    泣いた!大泣き!
    それぞれの人生。それぞれの想いがわかり過ぎる!
    昔は登場人物がかっこいいやかわいいで終わってたのに。

    もう何年も前の漫画なのに伝わるものは未だ色あせず。

    買って読み返して良かった。

  • え?もう関東大震災??
    と思ったら番外編も収録されていてうれしい!
    鬼島軍曹の子どもの頃の話が悲しげで好きでした。ちょっと「天城越え」っぽいね。

    ちなみにこのマンガのおかげで小学生の頃、関東大震災のことが勉強できました。知った時は「地震ってこんなに怖いんだ」と思いました。

全30件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

3月13日生まれ、札幌市出身の魚座。O型。1966年、「週刊少女フレンド」より『どろぼう天使』でデビュー。『はいからさんが通る』で第1回講談社漫画賞を受賞。「源氏物語」を基に描いた『あさきゆめみし』は、少女漫画の枠を超えて高い評価を得ている。他に『ヨコハマ物語』『N.Y.小町』『ベビーシッター・ギン!』『紅匂ふ』など人気作多数。

「2001年 『漫画文庫あさきゆめみし全7冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

大和和紀の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×