ハートカクテル 5 (講談社漫画文庫 わ 1-5)

著者 : わたせせいぞう

• 講談社 (1996年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[mr.moonnightさんの感想 · 2006年10月26日]

◆1980年代初め、週間モーニングを買って、何気に開くと真ん中に織り込んであるのが、このハートカクテルでした。◆最初は不思議な漫画だなぁなどと思いつ、暫くしてすっかりはまっていました。◆非現実的な色使い、日本のようで日本じゃなくて、ニューヨークやホノルルのようでも、やっぱり日本というスタイルに次第になれていきます。◆そして、多分に男性的なやや行き過ぎた思い込みが、男心をそそります。多分、駄目な人は駄目なんでしょうけど、僕はストレートに殆ど入ります。◆もともと単行本は大きくって見やすかったんですが、この文庫本では小さいけど、２巻分収められています。◆このvol5では、作品NO196のGoodMorning。片思いの女性に片思いの男性という設定乍ら、なんだかすっかりやさしい気分にさせられるお話で、小さな勇気を貰えるような気がします。いくつになっても、片思いくらい、しましょ。

著者プロフィール

1945年兵庫県神戸市生まれ、北九州小倉育ち。早稲田大学法学部卒業後、サラリーマン生活の傍ら漫画制作を始める。74年『ビッグコミック』第13回コミック賞入賞を契機にプロ活動を始め、83年に「ハートカクテル」の連載を開始、大人気となる。以後、大人の恋愛の機微を描いた漫画作品の他、音楽ジャケットや企業広告、雑誌等のイラストを多数手がける。白金台、武庫之荘、門司港に常設ギャラリーを開設、百貨店等での展覧会も精力的に行う。

「2023年 『COLORFUL わたせせいぞうミュージック・コレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」