石の花(1)侵攻編 (講談社漫画文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 41
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  • Amazon.co.jp ・本 (294ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062602440

感想・レビュー・書評

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  • 第二次世界大戦、ナチスに攻め込まれ虐殺され収容所に送られたユダヤ人。そんな旧ユーゴスラビアのある村の少年が、故郷を破壊されゲリラになり、そして戦後を迎えるまでの物語です。
    間違いなくマンガ史に残る美しいアートワーク、行き交う幻想的な心情風景、そして現実に残酷さの中でもがく主人公たちの葛藤。すべてが洗練された、非常に完成度の高いマンガだと思います。
    他にも「VERSION」や「あかんべぇ一休」など、同作者の作品もオススメです。
    星を4にしたのは、かなり抽象的で一読では難解な作品と感じたためです。一般的なマンガを普通の絵画とするなら、坂口さんの作品はピカソや岡本太郎のようなアバンギャルドな作品に位置するのかもしれません。

  • 全巻読了
    歴史の勉強漫画とするなら、十分面白い

  • 20年も前の漫画なのに色褪せてない

  • 花に見ているのはぼくたちのまなざしなんだよ!

  • この本を最初に読んだ中学生の私はストーリー、絵の技術の両面から衝撃を受けました。私の中ではこれを超える漫画はおそらく今後存在しないと思います。作者の坂口氏があまりにも早くに逝かれてしまったのが残念でなりません。

  • 手塚治と働いていた坂口氏の作品。第二次世界大戦下のユーゴスラビアを描いたかなり濃い内容。生きるとは何か。戦争が意味するところ等、かなり大人向けの漫画である。
     ユーゴスラビアから賞をもらったとのこと。

  • 戦争

  • 漫画ですが、とても素晴らしいです。
    さすが虫プロ。

  • 日本ではあまり詳細が知られることのない第二次世界大戦下のユーゴスラビア独立をテーマにした全5巻の漫画。現代にも連なる民族対立の理解の一助となるかも。kz(強制収容所)の描写が圧巻だった。

  • 全5巻

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著者プロフィール

坂口尚(さかぐち ひさし)
1946年5月5日生まれ。高校在学中の1963年に虫プロダクションへ入社。アニメーション作品『鉄腕アトム』『ジャングル大帝』『リボンの騎士』等で動画、原画、演出を担当。その後フリーとなり、1969年、漫画雑誌「COM」誌に『おさらばしろ!』で漫画家としてデビュー。以後多くの短編作品を発表。アニメーションの制作にも断続的に携わり、24時間テレビのスペシャルアニメ「100万年地球の旅 バンダーブック」「フウムーン」等で、作画監督、設定デザイン、演出を担当。1980~82年、代表作の一つとなる『12色物語』を執筆。1983~95年にわたって、長編3部作となる『石の花』『VERSION』『あっかんべェ一休』を発表。1995年12月22日逝去。1996年、日本漫画家協会賞 優秀賞を受賞。

「2019年 『坂口尚 トム=ソーヤーの冒険』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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