ダンテ神曲(文庫版) (上) (講談社漫画文庫)

  • 講談社 (1998年1月1日発売)
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Amazon.co.jp ・マンガ (364ページ) / ISBN・EAN: 9784062604147

感想・レビュー・書評

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  • まさか永井豪がコミカライズしていたとは。今の時代SNSやYoutubeなどで簡単に地獄に行くような人が見つかるし、評価されているように見える。ダンテ新曲が書かれた当時はどうだったんだろうか。

  • ダンテの『神曲』をデビルマンで有名な永井豪がマンガ化したもの。上下巻どちらも読んだのでまとめて。いかんせん原作はいろいろと読みにくい作品なので、適度にコンパクト化(それでも分厚い文庫上下巻だが)しながら視覚的に読めるのは非常にありがたい。絵柄は非常に癖が強いし、地獄編ではやたら女性の裸体が出てきたりするので好みが分かれるかもしれないが、おもしろかった。個人的に思ったのは、悪魔よりもドスを利かせた天使のほうが怖い……ということ。

  • ダンテの神曲というより、ドレの神曲挿絵に強くインスパイアされている漫画。
    ドレの原画を模したページと、それ以外の漫画部分がうまく融合している。
    ドレの緻密な描写は、「ドン・キホーテ」の挿絵で好きになったが、永井豪もまったく負けていないと感じた。
    ダンテの入門編というつもりで読んだだけだったが、予想以上に作者の情熱が伝わってきた。

    「デビルマン」しか読んでいないが、「バイオレンスジャック」「魔王ダンテ」なども読んでみたい。

    本家ダンテの「神曲」も、いずれきちんと読みたい。

  • 聖書やギリシア神話の漫画はあれど、まさかあるまいと思っていた文学作品の漫画。
    しかも永井豪。

    本家は地獄篇しか読んだことないのでなんともいえないけれど、煉獄篇と天国篇のペースは早め。
    FF好きにはピンとくる固有名詞多し。
    ドレをモティーフにした絵も美しい。

  • 暑苦しい永井豪の絵が、不思議と世界観にあっていた。
    地獄や天国を渡り歩くにふさわしいテンションの高さが面白い。

    最近流行りの「名作を漫画で簡単に読もう」というのとは一線を画す作品。

  • 5/6 神曲は、やはり地獄巡りか。

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著者プロフィール

永井豪……マンガ家。1945(昭和20)年、石川県輪島市生まれ。石ノ森章太郎のアシスタントを経て、1968年〈ぼくら〉(講談社)にて「目明しポリ吉」でデビュー。同年〈少年ジャンプ〉(集英社)にて「ハレンチ学園」の連載を開始。社会現象にまで発展した。1969年にダイナミックプロダクションを設立。以降、アニメの企画、原作にも携わるようになる。1972年にはマンガ連載と並行して「デビルマン」がアニメ化。後世の漫画家たちにも大きな影響を与えた。その後も「マジンガーZ」「ドロロンえん魔くん」「キューティーハニー」「バイオレンスジャック」などヒットを連発。1980年「凄ノ王」で第4回講談社漫画賞を受賞。2019年、フランス政府から芸術文化勲章シュヴァリエを贈られる。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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