- Amazon.co.jp ・本 (559ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062604468
感想・レビュー・書評
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魑魅魍魎が蠢めく地で、神の使い柳生十兵衛と魔界転生の剣豪たちが一騎打ち。魔に憑かれた剣豪たちは、倒されても滅ぼされても蘇生して十兵衛に戦いを挑むが…。
山田風太郎の忍法小説を、石川賢が漫画化。
最初のうちは原作通りだが、ダークマターなどが生まれてくるブラックホールと忍法魔界転生で繋がり闇の生き物が合体して転生するという設定や太古からマイナスとプラスの空間のぶつかり合いの戦争があるという設定を加えることで、「エイリアン」などのハードSF要素がより多めになっている。
柳生十兵衛も刀だけでなくガトリングガンやスレッジハンマーまで使い、宮本武蔵や宝蔵院胤舜などの転生衆と戦うなんでもありの展開は、「虚無戦史MIROCU」のオリジン的な位置に石川賢の作品ではあるので、その意味でも楽しい忍法アクション漫画。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「魔界」の石川イズム溢れる解釈がクール
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最後の終わり方は納得できないけど、話としては綺麗にまとまってた。
ちょっと妖怪がグロかったけど。 -
これはもう山風の原作とは完全に別物だよね。原作ファンからすると無理のある展開を圧倒的な熱量で強引に押し切る、もうひとつの「魔界転生」。恐るべし石川賢……
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伝奇好きにはたまらない漫画。
見所は多いものの、最終的には「柳生十兵衛のカッコ良さ」に尽きる。 -
迫力があるから、もっと大きい本で読みたい。終わり方、興奮。
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もうね、漫画全体のパワーに飲み込まれていく感じ。否応なく引き込まれていきます。実は読んだことがありませんが、小説版とは全く別のすごさがあると思うんです。
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こっちを読むだけで、多分原作とは全然違うんだろうなーと言うことが解る、ある意味凄い作品。でも、綺麗ーに纏まってて面白い。
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みんな大好きケン・イシカワ(そうか?)を一冊入れとこうと思いまして、、やっぱこれかなあと。<br>
・触手<br>
・いんちき忍法<br>
・グルグル目<br>
・「俺たちの戦いはこれからだ!」<br>
もう、全部入っています。一部山田先生成分とカブっとりますが。<br>永井豪先生のアシを長いことしてましたので、作風も似てるのですけど、この人のバイオレンスはまだマシですw。カタルタシス、とか笑いとかが混じるんですよね。豪先生はなんというか、、底しれぬ深遠を覗いてるような。。 -
角川初期版の装丁が「わかってる」デザインですてきです