- Amazon.co.jp ・本 (378ページ)
- / ISBN・EAN: 9784062606875
作品紹介・あらすじ
里中満智子のライフワーク「持統天皇物語」舞台は古代大和。人々は真の国づくりに情熱を燃やし続ける。そして、その激動の歴史をあざやかに生きぬいた気高く美しい女性がいた!
感想・レビュー・書評
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これまでほとんど漫画の長編シリーズものは読んだことがなかった。日経新聞の「私の履歴書」に里中満智子氏が登場したのをきっかけに、このシリーズを「大人買い」して一気に読んだ。歴史ものの小説は登場人物が多く、本作は古代の天皇をめぐる物語なので親子関係や夫婦関係が入り組んでいて、登場人物の関係性を頭に入れることだけで大変だ。本作はマンガという手法を使うことによって顔だちや服装の雰囲気で人物が特定しやすく、また各巻のはじめには人物相関図が絵入りでついているので助かる。
時代や国がどこであろうと、権力を手に入れたものが自分の寿命に限りがあることを意識したとき、後継者として愛する子供を選ぶのか、指導者として優秀なものを選ぶのかという葛藤は、永遠のテーマだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
壬申の乱、そういう物語だったか〜
いやもちろん相当脚色はしてるだろうけど
天智天皇は今更だけど、かなりの統治者だったような感じ
また、蘇我氏の台頭(専横)を防ぎ、大化改新を開始?した点も偉業なんだろう
里中満智子はやっぱり、世代のせいもあるけど「トキワ荘系」な感じする -
持統、誕生
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大海の亡くなった後、後継するものとして大海から期待されていた大津皇子
その能力は草壁皇子を凌ぐもの。
そして大津は追い落とされる。
心優しい草壁は気持ちも病む
草壁が自ら死を選んでしまう
讃良は、天皇の座に就く -
32 崩御
33 殯
34 二上山
35 陵
36 螢
37 櫻
大海人の死、大津の謀反、讚良の独断専行(を助け暗躍する不比等)、苦しむ草壁、その死まで。持統天皇前夜のここまでで第一部完。讚良も苦しんだ末の苦渋の決断だと理解はしても共感は難しく読んでてしんどい。それにしても顔も人間関係もぜんぜん覚えられない。栞型の系図がほしい。 -
これ…まだ続くのね…
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第6巻では、遂に大海人皇子(天武天皇)が崩御し、讃良皇女たちは長い喪に服す。その間に、息子の草壁皇子も亡くなってしまい、失意の讃良皇女は、亡き夫の遺志を継ぐため女帝になることを決意する。草壁があまりにひ弱で、ちょっと可哀そうだった。
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持統天皇即位
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大海人さま。。ホロリ