あしたのジョー(3) (講談社漫画文庫)

  • 講談社コミッククリエイト (2000年7月4日発売)
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感想 : 10
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062607667

作品紹介・あらすじ

プロのリングはジョーには無縁の処なのか!力石の後を追って少年院を退院したジョー。泪橋の下の丹下拳闘クラブから、プロボクサーへの道を歩き始めたジョーと西。だが段平の過去が2人に重くのしかかる。

感想・レビュー・書評

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  • 青山とジョーの一戦。
    なんとも残酷な試合を見せられている。実戦でピンチを迎えることで、ボクシング技術の大切さをジョーに教えること。その当て馬として、青山の純粋な向上心を利用してリングにあげる。丹下のおやっさん、それは酷だ。ジョーが試合中に成長してしまい、太刀打ちできなくなってしまった青山の心中たるや。

    力石を追いかけるジョー。互いに出所して、リング上で今度こそ決着をつけたいジョーの前に立ちはだかったのは、丹下のおやっさんの過去。
    正攻法では力石どころか、ボクシングをすることすらできないとなってしまったジョー。彼が考えた逆転の一手とは。

    うん、実力を見せつけて矢吹丈というボクサーを無視できなくする、という強引なアレですね。修羅の門で見たやつだ。というか、こちらが先で、九十九が真似したんだよな。というか、コータローでも見た気がする。
    影響力の大きさです。

  • 青山との試合から、泪橋ジム、ウルフ金串にケンカを売るところまで

  • 初期のボクシングはグローブも嵌めずベア・ナックル(素手)時代と呼ばれ防御を無視したただガンガン殴り合う不死身比べであった 平凡なコーチでも十人のファイター(攻撃型選手)はつくれるが余程有能なコーチでなければ一人のテクニシャン(防御型選手)はつくれない 仲代達矢か高倉健か 泪橋を逆に渡る 朝の乾物屋は忙しい タケカワユキヒデ

  • 少年院を出所したジョーですが、プロボクサーとしてデビューする見通しが立ちません。段平がジムを設立するも、過去の悪行からボクシング協会に認められず、プロテストを受けることができないのです。
    片やプロとして新人戦に出場し頭角を現す力石。
    ライバルに大きく水を開けられ、焦るジョーは強引な手段によって自らのプロ入りを実現させようと新人王決定戦の場に乗り込みます。

  • プロのリングはジョーには無縁の処なのか! 力石の後を追うように、少年院を退院したジョー。泪橋の下に作られた丹下拳闘クラブから、プロボクサーへの道を歩き始めたジョーと西。だが、二人の行く手を阻むように、ボクシング界から追放された、段平の過去が重くのしかかる。プロのライセンスすら手にできないジョーたちには、永遠に"あした"はこないのか…!?

  • 何故か家にこの巻だけあった。
    少年院での力石や青山との闘い、おっつぁんのキラキラした瞳といい、この泥臭さが堪らない!

  • 力石もジョーも出所。
    しかしプロへの道は甘くないなあ。丹下のおっちゃんがかわいそうだ。
    そしてこの巻の終わり方は・・・次の巻も見ざるをえないではないか!

  • ボクシング業界と段平のおっちゃんとの確執などで、あんまりボクシング試合の描写がないが読ませてくれる。
    それぞれのキャラクターの熱意が伝わるからだろうか。

  • 対青山戦→少年院退院→段平の過去のためプロのライセンスが得られない→ウルフ金串に挑むところまで。ボクシングのシーンが少ない巻。伏線と言うほどじゃないけど、パンチドランカーがどうのって話はこの時点で出てるんだなあ。あと乾物屋の紀子が葉子に似てるなんて設定があったとは記憶に無かった。忘れてるもんだ。

  • チャンピオンへの道のはじまり。

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著者プロフィール

ちばてつや(本名:千葉徹弥)1939年(昭和14年)1月11日、東京築地の聖路加病院で生まれる。 同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。 1945年終戦。翌年中国より引揚げる。 1950年、友人の作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年、単行本作品でプロデビュー。1958年「ママのバイオリン」で雑誌連載を始め、1961年「ちかいの魔球」で週刊少年誌にデビュー。 主な作品に「1・2・3と4・5・ロク」、「ユキの太陽」、「紫電改のタカ」、「ハリスの旋風」、「みそっかす」、「あしたのジョー」、「おれは鉄兵」、「あした天気になあれ」、「のたり松太郎」など。 公益社団法人日本漫画家協会会長。 東京都練馬区在住。

「2022年 『わたしの金子みすゞ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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