あしたのジョー(4) (講談社漫画文庫)

  • 講談社コミッククリエイト (2000年7月4日発売)
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062607674

作品紹介・あらすじ

プロ第1戦も必殺のクロスでジョー初勝利!過去の因縁を断ち切り、ついにジョーがプロのリングへ上がった。力石と葉子の目の前でジョーはノーガードから、クロス・カウンターを放ち見事KO勝ちした!!

感想・レビュー・書評

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  • ジョーのプロ入りから力石の減量開始まで

  • 玉木正之 自分の子供ですら、自分の子供と実感することの困難な「男」という生き物は、子供を体内に宿して創造する「女」とは異なり、人生に架空の対象物を見い出し、それに熱中する中でしか人生に「意義」を見い出すことが出来ない。そこで男達は、政治、経済、宗教、音楽、絵画、詩、小説、料理…等々、様々な対象物を見い出し、そこに自分の人生を見い出してきた。それが、男の世界、だった。『あしたのジョー』は、男が、男の世界を奔放に生きることを許された最後のぎりぎりの時代の大傑作といえよう。ボクシング(スポーツ)は人生の一部ではない。ボクシング(スポーツ)の中にこそ、(男の)人生はあるのだ。今も、その真理は、変わらないはずだが…

  • プロ入りしたジョーはデビュー戦をKOで飾り、その後も快進撃を続けます。
    ライバルの力石は、ジョーとプロのリングで戦うために無理な原料を開始し、それまでの「スマート」な青年から飢えた闘争者へと次第に変化してゆきます。

    試合の描写が多くなるにつけ、その試合の描かれ方に「非現実的」な印象を抱く部分も少なくありませんが、登場人物の葛藤を描いた心理描写などは読みごたえがあります。

    特に、ジョーとの戦いにこだわる力石の執着を理解できずにいら立つ葉子と、彼女の「わからず屋っぷりにいらつく力石」という構図は、青年読者にとって、「他人(異性)からは理解されない男のプライド」がわかりやすく示されており、そういった面もこの作品の魅力なのかもしれません。

  • 過去の因縁を断ち切り、ついにジョーがプロのリングへ上がった。力石と葉子の見つめる前で、ジョーはノーガードから、必殺のクロス・カウンターを放ち、見事プロ初勝利をKOで飾った!! 破竹の連勝を続けるジョーに、因縁の相手・ウルフ金串がクロス・カウンター破りの秘策を胸に挑戦してきた。相手の手の内が読めない段平とジョーは、イライラを募らせたが……。

  • いやー、ウルフ金串、強敵だった。敵ながらあっぱれ。
    しかし再起不能ってのは切ないのう。

  • 力石くんの減量にかける覚悟にはただただ恐れ入る。
    その覚悟をさせたジョーの試合にも燃えた。

  • 段平にライセンス交付→プロテスト合格→プロデビュー→対ウルフ金串戦→力石、減量開始まで。アニメの記憶だとさくっと倒した印象があったウルフ金串だけど、結構もつれたのね。

  • ジョーだって落ち込むときもあるのだなと。

  • 全12巻 力石が好きなんです

  • サークルの後輩が、引退時に全12巻を一人ずつにプレゼントしてくれたもの。…最終巻でなくて良かった…

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著者プロフィール

ちばてつや(本名:千葉徹弥)1939年(昭和14年)1月11日、東京築地の聖路加病院で生まれる。 同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。 1945年終戦。翌年中国より引揚げる。 1950年、友人の作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年、単行本作品でプロデビュー。1958年「ママのバイオリン」で雑誌連載を始め、1961年「ちかいの魔球」で週刊少年誌にデビュー。 主な作品に「1・2・3と4・5・ロク」、「ユキの太陽」、「紫電改のタカ」、「ハリスの旋風」、「みそっかす」、「あしたのジョー」、「おれは鉄兵」、「あした天気になあれ」、「のたり松太郎」など。 公益社団法人日本漫画家協会会長。 東京都練馬区在住。

「2022年 『わたしの金子みすゞ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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