あしたのジョー(8) (講談社漫画文庫)

  • 講談社コミッククリエイト
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (392ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784062607711

作品紹介・あらすじ

ジョー対カーロス、野獣同士がついに激突!後楽園球場を埋め尽くした、3万7千の熱狂的なファンの前でジョーとカーロスは、野性の闘士そのもののファイトを繰り広げ、見るもの全てを魅了し尽くした。

感想・レビュー・書評

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  • カーロス・リベラとの3戦、のりちゃんとの対話まで。

    のりちゃんと対話の印象がアニメとは全く違った。アニメののりちゃんはいきなりジョーを全否定した感じだった。
    でも、マンガののりちゃんはジョーの言うことをちゃんと聞いて、それに対応した質問を投げかけてた。
    ジョーもきちんとのりちゃんに説明しようとしてるの感じた。

    p382
    そこいらのれんじゅうみたいにブスブスとくすぐりながら不完全燃焼しているんじゃない
    ほんのしゅんかんにせよまぶしいほどまっかに燃え上がるんだ
    そしてあとにはまっ白な灰だけがのこる…
    燃えかすなんかのこりやしない…
    まっ白な灰だけだ
    そんな充実感を拳闘やるまえにはなかったよ
    ……
    負い目や義理だけで拳闘やっているわけじゃんない
    拳闘がすきなんだ
    死にものぐるいでかみあいっこする充実感がわりとおれすきなんだ

    矢吹くんの言ってること……なんとなくわかるような気がするけど
    わたしついていけそうにない…
    さてと…そろそろ帰らなくちゃ

  • ベネズエラの戦慄 南米の黒豹 原始への郷愁 逆襲の布石 首謀者 自殺幇助 チャンピオンの前に立った時既にカーロス・リベラは廃人と化していた…っていうんだ 闘鶏や闘犬みたいに血だらけになって 燃えているような充実感 そこいらの連中みたいにブスブスと燻りながら不完全燃焼しているんじゃない 真っ白な灰だけだ 死物狂いで噛み合いっこする充実感がわりと俺好きなんだ 北原照久(ブリキの玩具コレクター) 東京の京橋で生まれ育った僕にとっても 「あ、これいいな」と思ったものはどうしても手に入れたいから、その為に一生懸命働く。そしてその働いたお金でモノを手に入れたら、また次のモノが欲しくなる。当然、自分が汗水流して得たモノだから愛着も深いし、大事にもする。その繰り返しでここまでやってきた。

  • カーロスと出会ってジョーは野生のパワーを蘇らせ、眩いばかりの証明に照らされた四角いリングに帰ってきた。そして、二人が本当の勝負をつけるための舞台が幕を開ける。3万7千の大観衆を後楽園球場に集め、"野生対野生"の戦いは、戦術も、テクニックも、審判すらも無視する。勝ち負けとは違う次元の、果てしない戦いが始まった!!

  • カーロスとの2戦。うーん、2戦目はあれでよかったのか?なんか納得いかんなあ。
    そしてこの巻のラストは切ない。実に切ない。

  • 戦術も、テクニックも審判すらも無視した闘いには息をのむほど。
    それだけにカーロスの再起不能が悲しい。

  • カーロスとのエキジビジョン4回戦→スパーリングとロープぎわ作戦破り予告→対カーロス戦→カーロスの帰国と敗北まで。早くもカーロスが廃人に。そしてホセ・メンドーサの名前が登場。カーロス戦の最後を忘れちゃってたんだけど、ルールも審判も無視した殴り合いになってたのか。ちょっとガッカリ。

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著者プロフィール

ちばてつや(本名:千葉徹弥)1939年(昭和14年)1月11日、東京築地の聖路加病院で生まれる。 同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。 1945年終戦。翌年中国より引揚げる。 1950年、友人の作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年、単行本作品でプロデビュー。1958年「ママのバイオリン」で雑誌連載を始め、1961年「ちかいの魔球」で週刊少年誌にデビュー。 主な作品に「1・2・3と4・5・ロク」、「ユキの太陽」、「紫電改のタカ」、「ハリスの旋風」、「みそっかす」、「あしたのジョー」、「おれは鉄兵」、「あした天気になあれ」、「のたり松太郎」など。 公益社団法人日本漫画家協会会長。 東京都練馬区在住。

「2022年 『わたしの金子みすゞ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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